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広平林道/ Hirodaora | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2013.04.28 / No.F-186 |
[ 所在地 ]いわき市 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ] 大沢林道 ・ 長草林道 [ 分岐林道 ] 高森林道 ・ 永久保林道 |
入線直後は林道らしくないけれど豊富な支線林道分岐で楽しめる半ダートの完抜け林道 |
いわき市三和町中寺の「山下」地区にある広平林道の起点とおぼしき地点です。いわき市三和町界隈といえば、超高密度な林道網が展開していることで林道ライダーにはよく知られていますが、その迷宮じみた林道網の中にあって基幹的存在となる全線鋪装の大沢林道に平行する形で山中に分け入るのが広平林道なんですね。R49号線と県20号線に挟まれたこの林道網を単純に横断するだけなら大沢林道経由が分かりやすくて所要時間も早いのですが、それに対して広平林道経由だと数本の林道を乗り継ぐ必要があり、途中での現在地の把握およびルートがとても分かり難くなっています。さらに朽ち果てたのか、起点には林道標が設置されていないため、入口にたどり着くまでがすでに分かり難い状態でした。ちなみに起点の位置するこの地点ですが、実は大沢林道の途中であったりもします。付近にポツンと立っている大沢林道の終点を示す古ぼけた林道標を見つけることができたならば、そのことに気がつきます。 → 振り返る! | |
山下地区の民家が点在する一般生活道路にしかみえない舗装路を半信半疑でたどって進んでいくと、起点から200mほどの地点で右折する高森林道の分岐がありました。文字の磨滅が著しい鉄杭タイプの林道標が立っており、薄暗い植林の奥へとダートが開始しています。当然ながら未舗装な高森林道へとに進みたくなりますが、高森林道はピストンなので、ちょっくら行きがけの駄賃で立ち寄りピストンしてみてもいいと思います。 → 高森林道の様子をうかがう! → 高森林道に突入! | |
またしても支線林道発見! 高森林道分岐を過ぎて100mほど進むと、立て続けに右折分岐する永久保林道の入口がありました。木杭タイプの林道標が設置されているので通りがかれば見落とすことはあり得ません。未知なる支線林道のザクザク発見に嬉しくなってしまいますが、同時にそれに合わせるかのように広平林道もここからお待ちかねのダートが開始しています。ちなみに永久保林道もピストンなので、立ち寄りピストンしてみてもいいでしょう。 → 永久保林道の様子をうかがう! → 永久保林道に突入! | |
2本目の支線林道発見と相成った永久保林道分岐を過ぎると、路面はダート化してその先に控えていた植林の森へと進んでいきます。それと同時に連続した勾配区間がスタート。スギやヒノキの樹林でやや薄暗い雰囲気の漂う植林斜面を一気に駆け登ります。 | |
右に左へと細かく蛇行することで高度を稼ぎながら広平林道のダートが続きます。路面は目の細かな小砂利系。アクセルを開き過ぎるとズルっとしがちな路面でしたが、それでも荒れているとか、ガレた様子はありません。普通に走りやすかったです。 | |
簡易舗装路だ! 入線直後の鋪装区間は仕方ないにしても、まさか途中でアスファルト区間があったとは・・・。気分よくイイ感じで勾配を駆け登っていた最中の残念な展開ですが、これは勾配の傾斜角度がキツいので四輪への坂道対策でしょう。 | |
幸いなことに鋪装区間は極短ですぐにダートが復活しますが、その代わり、その後も虫食い鋪装区間がちょこまかと現れてしまいます。しかし、広平林道は最悪な全線鋪装でなかったのでまあいいか。全体的な割合ではダート区間の方が長かったしね。 | |
ダート開始の直後に始まる連続勾配を登りきると、それまでの傾斜角度がぐっと緩くなりました。一気に斜面を駆け登って標高を上げてしまったようです。鬱蒼と樹木の茂った植林なので雰囲気はあまり明るくもないですが、それでも穏やかさが感じられてきます。 | |
ほとんど登り坂を感じさせないような僅かな勾配がその後も続きますが、前半区間のクネった急カーブは鳴りをひそめてストレート主体の区間がしばらく続きます。道すがらに眺望などは全く望めませんが、見通しが良いため、それだけでここはちょっと爽快でした。 | |
タイヤが踏みしめる小砂利の感触も気持ち良く、エンジン音も軽やかにXRを進めます。森の深さは感じられても山の険しさは皆無な穏やかさが続きましたが、それでもここは山の中を行く林道です。途中では斜面の崩れた痕なんかも見かけたんだっけ。 | |
そんな感じでマッタリとダートを楽しみながら進んでいくと、左手より駆け上がってきた長草林道のダートに突き当たって広平林道は終点となっています。すなわち、ダート接続地点に「林道広平線終点」と記された木杭の林道標が設置されていたんですね。しかし、ここで一つ疑問が発生。林道標がダート側を示しているように見えることで、ここまでのルートが本当に広平林道なのかと半信半疑に陥りますが、それは長草林道を左折もしくは右折してみることで解消されます。間違いなくここまでが広平林道の終点なので安心して下さい。というわけで長草林道へと乗り継ぐ展開となることで広平林道の探索は終了! → 探索終了! → 振り返る! → 長草林道の様子(左折側)をうかがう! → 長草林道に突入! |
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