このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.10.11
No.G-013

霧峠線■みなかみ町(旧新治村)・中之条町  ■半ダート ■接続→赤沢線・秋鹿線・秋鹿大影線
■秋鹿大影線から工事用道路寺社平線とを結ぶ

 稜線付近に沿って穏やかな平坦路が延びる走りやすいワダチダート! 

 ↓全線に渡ってこのような落ち着いた雰囲気の区間が続きます。道すがらの展
 望などは望めませんが、それでも十分に気持ちの良い1本といえるでしょう。


……こんな感じ……
■みなかみ町と中之条町の境にある霧峠から両町の境界線でもある尾根伝いに延びる半ダート林道。稜線の等高線をなぞるようにコースがとられているため、山岳林道でありながら勾配はほとんどなく、また、全線ほぼ平坦路の路面は雑草でうっすらとワダチの形成された穏やかな砂利質であり、いたって走りやすくなっている。このように路面的には申し分ないのだが、惜しむらくは道すがらの展望などがほとんど望めないことか。ただし、ダートの雰囲気の良さはそれを補って余りあるので、それはそれで納得。ここでは沿道に漂う落ち着いた静寂さを味わいつつ、ダートランそのものを楽しみたい。ちなみに当林道は終点にて1本道状態で工事用道路寺社平線に接続。

■左右に延びる秋鹿大影線に対して林道十字路(手前は赤沢線)を形成するように分岐している霧峠線の起点です。ただし、正確には十字路地点から10メートルほど進んだ地点に霧峠線の林道標が立っており、加えてその場所は同時に直進分岐している秋鹿線の起点にもなっているため、十字路地点から林道標設置地点まではそのどちらに属しているのかはよく分かりません。ま、そこまで細かく気にする必要もないですが、とにかくこの十字路が霧峠線の入口になっています。
■そして林道十字路地点から林道標設置地点までの僅かな間には遮断バー式のゲートが設置されています。ここは基本的には閉じられているという情報もありますが、探索時には嬉しいことにオープン状態にありました。とはいってもゲートそのものはきちんと機能しているようであり、また、情報通り閉じられていることもあるらしく、その証拠に秘密の抜け道(?)が自然発生している模様。ちなみに、ゲート地点の右側には板状の林道標が設置されていますが、文字がかすれ消えてすでに判読不可能状態になっていました。
→ゲート脇を調べる!
■そしてゲート地点から数メートル先にあるこの二股地点の左手が霧峠線の入口になっており、 ここよりダートが開始しています。ちなみに右手に分かれている秋鹿線は、ここからしばらく舗装路状態が続くので、霧峠線と比較すると規格の高い林道のようにも見えますが、実は行き止まりのショートなピストンになっています。
→振り返る!
■霧峠線のダートに突入します。目の細かな砂利質の路面には雑草が侵入してワダチが形成されており、心なしか草深さが感じられる状態でした。同じダートでも四輪の通行などでガッチガチに踏み固められた路面よりも、この程度の状態の方が気持ちいいですけどね。
■両脇の木々が邪魔をして展望などは望めないのであまり実感できませんが、ダートは標高の高い山の稜線付近に沿って延びています。路肩の草木をなぎ払えば見晴らしがききそうな気もしますが、こればっかしは仕方ありません。でも暗い雰囲気はなし。
■そういえばここまでの途中で2箇所ほど虫食いで舗装区間がありました。それぞれ僅かな長さなのでほとんど気になりませんが、特に坂道でもないこのような場所を舗装しなくても…ね。
■適度に草むした気持ちのよいダートが続きます。このような山深い山中にありながら、勾配がほとんどなく平坦コースが連続するのでとても走りやすくてイイ感じですよ。車両の通行も滅多にないようで、シンと静まりかえった静寂な雰囲気もなかなかです。
■山肌の等高線に沿ってなぞるように適度なカーブとストレートが交互に現れます。これは、その先はどのようになっているのだろう、と期待に胸を躍らせながら走れる至福の瞬間でもあり、ダートにはいたって穏やかなのんびりとした雰囲気が漂います。
■ダートには緩いカーブが時折現れますが、基本的にはこのように見通しが良いので、マイペースで走れるまったくのストレス知らず状態でした。山の雰囲気を楽しみつつのんびりと走ること、これもオフの醍醐味のひとつでしょう。いいなぁ、ここは。
■その後またしても短い舗装区間がありましたが、周囲の森の良い雰囲気がそれを忘れさせるようにうち消してくれるので、ほとんど気になりません。標高の高い稜線付近を進んでいるので眺望こそほとんど望めませんが、上空が大きく開けているので開放的もそれなりにあるようです。
→景色を眺める!
■山の稜線に沿って平坦コースが続きますが、とはいってもここは山の林道。アップダウン程度の緩い勾配くらいはやはりあるようで、こうして眺めてみると前方に峠でもあるかのように見えてしまいますが、これはただの起伏です。
■路面状態は基本的には走りやすく安定しているようですが、その後の区間ではこのような小規模なクレバスができつつありました。ただし、深さは大したことないので脅威はほとんどありません。なので、もしもこの程度で転倒してしまうようならば、もうオフバイクは永遠に降りた方がいいかも。ま、それは冗談ですが、参考までにこのような区間もあったということで。
■そしてたどり着くのが右カーブ地点にある路肩の広がったこの広場地点です。実はここが霧峠線の終点になっており、一見すると特になんでもないようですが、広場の片隅にはサビの回った終点を示す林道標がポツンと設置されていました。同時にそこには「工事用道路寺社平線起点」と記された木杭が並んで設置されており、ダート自体もここでエンドになっているわけではなく、そのまま1本道でさらに続いています。
→付近を調べる!
■で、これが広場の先へとさらに延びている「工事用道路寺社平線」のダートです。ここまで来て引き返すという手もないでしょうが、霧峠線の終点を示す林道標があったので、とりあえず霧峠線の探索はここまでに。
→引き返して秋鹿大影線に向かう!
→引き返して赤沢線に向かう!
→引き返して秋鹿線に向かう!
→振り返る!
→探索終了!

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