このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2006.02.10
No.C-nameless-2

名無し林道線■市原市 ■ピストンダート ■接続→女ヶ倉線・加茂線・朝生原線
■女ケ倉線終点そばのT字路脇のゲートから大福山山腹方面へ向かう

 重厚な鉄門が行く手を塞ぐプレハブ小屋の庭先でダートは唐突にエンド… 

 ↓路面は少々ガレ気味ですが、それでもヌタ道ではないので、
  初心者の林道馴らしにはちょうど良いかもしれません。
……こんな感じ……
■起点ゲートを過ぎると、岩盤むき出しで切り通しになったガタガタ道の登坂カーブでスタートする。すぐに厳重な鉄格子門と素堀隧道が「立入禁止」の看板と共に現れるが、訪れた時には門が開いていたのでそのまま進入。短いながらも路面には亀裂が走り、雨の日にはスリップしそうな感じの隧道を抜けると、杉木立の向こうに小さな滝が出現。さらに滝を尻目に半円を描くような感じで登っていくと、すぐに周囲が開けて広場のような場所に行き着いてしまう。ダートはここが終点かとも思われたが、道はその先に見えているプレハブ民家(?)の庭先までさらに延びており、やはりというか、予感通り、そこであっけなく途切れてエンド。私道のような雰囲気がプンプンと漂っている。

■朝生原線の林道標が入口横に立っているので、その微妙な向きが探索者を瞬間的に迷いに誘い、左折が朝生原線であると勘違いしやすいので注意してください。朝生原線は直進する舗装路で、名無し林道線はここを左折です。何も知らずに、おまけにゲートが開いていたりすると、ここはかなり迷います。
■起点ゲートを正面から眺めてみました。入口にはコンクリが打たれていますが、鉄門を過ぎるとすぐにダートが始まります。道の先が見えない鬱蒼とした雰囲気がなかなかいい感じです。ちなみにこの門、普段は閉まっているのか、それとも訪れた時にたまたま開いていたのかは知りませんが、開いているからには、とりあえず進入するしかありませんよね。
■岩盤がむき出しで少々荒れた急勾配を登っていくと、重厚な鉄格子門と素堀隧道の出現です。しかもこの鉄柵、よく眺めてみると、新旧合わせて二重になっているようです。そこには侵入者を拒絶する強い意志のようなものがプンプン感じられてやみません。ま、その役割からすれば当然ではありますが…。しかし、それとは裏腹に、訪れた時にはまるで訪問者を誘い込むかのように開け放たれていたこの鉄門、侵入する余地のない隧道とのコラボが相成って防御効果は抜群のようです。
→鉄格子門をもっとよく眺める
■素堀隧道内部です。路面の岩盤にはよく見ると亀裂が左右に走っており、実際には写真で確認できる以上にかなりの段差がありました。こんな短い隧道でもハンドルをさらわれる危険性は侮れませんので、慎重にやり過ごします。でもヌタが無いのでその分楽ちんです。
■隧道入口から眺めてみました。隧道というよりは、岩で出来たアーチのような感じですね。急勾配を登り切った地点にあるので、内部の様子がよく分からず、勢い良く突入しがちとなります。ちなみに出口の先の左手にある杉木立の奥には小さな滝がありす。
→せっかくなので滝を眺めたい
■隧道を抜けるとしばらく杉林の中を行きます。道はフラットではありますが、路面の土が洗い流されたのか、所々にツルツルとした岩盤が点在するので、意外と走りにくかったりします。また勾配もきつく、この直後にジェベルが独りでに坂道をズリ落ちそうになって慌ててしまいました。
■さらに進んで勾配を登り切ると、杉林がが少しづつ開けてきました。それに伴って岩盤質だった路面も砂地というか、土質っぽくなってきます。ここは走りやすいです。
■道端に工事現場によくあるブルーシートが無図差に置かれています。緩くカーブしたその先は、何となくどこかの民家の庭先にでもたどり着きそうな雰囲気です。
■道路の頭上には水道ホースが張られ、道端にはビールケースが置かれていたりして、やけに生活臭の漂う雰囲気の場所に行き着きました。道は前方に見えているプレハブ小屋の入口まで延びていましたが、やはりそこで途切れていました。建物は何やら物置小屋か、飯場のような作業小屋といった感じのようです。ちなみにこの地点の写真左手には山中へと続く登山道があったので、ここまでは入っても構わないはず、とも思われたのですが、それでも、もしかして入ってはいけなかった場所だったのかな、と何となく落ち着かない雰囲気です。幸い人の気配はありませんでしたが、番犬なんかが出現したら嫌なので、早々に立ち去ることにしておきました。
→探索終了!
→引き返して女ヶ倉線に向かう!
→引き返して加茂線に向かう!
→引き返して麻生原線に向かう!
→周囲をもっとよく眺める

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