このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 名無し作業道/ No name(半対林道右迂回ルート)林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.04.29 / No.N-SA-009 
 [ 所在地 ]伊那市 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ] 半対林道
 標高1650mの別天地! 雰囲気の良いカラマツ林を行く芝生ダートが素晴らしい!

対林道中を道なりに進むと「半対峠」手前で左手に現れるダート分岐ですが、いわゆる半対林道のループ迂回区間の出口となっています。入口は半対林道から分岐する作業道中央線〜作業道中央2号線経由でアプローチでき、地図上ではここに抜けられるはずなんですね。ただし残念ながら、状況は 作業道中央2号線 を探索してみれば分かりますが、絶対に通り抜け不可能なピストン状態となっています。でもそちら側からの調査だけでは片手落ち。というわけで、その出口へと迂回してこちらからもループ迂回区間を探索調査するべくやってきたわけですよ。
対林道から左折してループ区間であるはずの作業道へと入線しますが、標高1600mほどの地点を目指していきなり連続した登り坂が開始します。そしてそこでは右手の斜面を登坂してくる半対林道のダートが見えていたりもします。
→右手を眺める!
して肝心のダートですが、よく言われている通り完璧な芝生状態でした。フカフカとした枯れ草が地面の土が見えないほど全面的に路面を覆い尽くしているんですね。道すがらの雰囲気も悪くはなく、この作業道はまさに明るさに満ち溢れていました。
だし、見た目には美しい芝生ダートですが、それは裏を返せば車両の通行が途絶えているということ。このように沢で軽く分断された状況も・・・。
節は春ということで、雑草の緑の新芽が芽吹き始めていた作業道の芝生ダート。局所的な荒れはあったものの、おおかたはこのように走りやすい状態でした。美しいカラマツ林をゆく悪くない雰囲気です。そして四輪や人力はもちろん、オフバイクでさえも滅多に立ち入ってこないらしく、ここは完全な無人境となっていたんだっけ。
おッ、標高1600mの未知なる芝生ダートを駆け抜ける爽快感、これぞまさしくオフバイクだけの特権だぜぇ!
うひゃぁ〜!」それにしてもなんとも素晴らしい雰囲気であることよ! ここ、いわゆる別天地というやつですな。そしてこのまま半対林道へと通り抜けできれば最高なのですが、まあそれはさておき、今この瞬間はそのダートを存分に味わい尽くすのみ!
→景色を眺める!
高1600mもの高所をゆくフカフカな芝生ダートはまるで天空のおとぎの国の道みたい。そこには可愛らしい倒木なんかもありましたよ。
ういうところでは誰もが優しくなれるんですね。踏みつけることなくそっと退かせてあげます。
まあ、そんな感じで進んでいきますが、メルヘンチックな雰囲気もここまで。決定的に荒廃しているわけではなかったですが、その先でダートには次第に放置の香りが漂ってきます。「迂回ループ区間」とされている作業道の核心部へといよいよ近づいてきたみたい。
の先も穏やかそうに見えますが、実情は放置によってかなり傷んだ状態の路面。半ば土に埋もれて大量の落石がちらばっており、不用意に乗り上げると衝撃が大きかったです。もはや車両の通行の痕跡はこれっぽっちも見当たりません。
えぇッ、行き止まり?!」で、その後しばらく進んでみたところ、このような斜面のなにもない地点でプツリとダートは途切れているじゃないですか! しかも崖崩れや路面崩壊などで途切れているのではなく、道そのものが最初から存在していない状態で。この作業道、確かに地理院地図には完抜けルートとして記されているのですが・・・。というわけで地図上の記載はどうであれ、現実としては「半対林道の迂回ループ区間」は存在していないことが判明しました。う〜ん、その先に道が存在しないのであれば、「通り抜けられた」という報告がないのは当然なんですね。
→探索終了!
→引き返して作業道中央線に向かう!
→その先の状態を眺める!
→振り返る!
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