宿泊「長戸路旅館」編
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の宿林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
 [3]宿泊「長戸路旅館」編  もどる  


大賀郷の長戸路旅館には連泊で2泊しました

場所的には島の中心部にあって便利な立地の旅館
 [1] 八丈島での宿泊
 [2] 八丈島の宿「民宿そこど荘」
 [3]八丈島の宿「長戸路旅館」
 [4] 八丈島での宿の探し方
八丈島2泊目は大賀郷の「長戸路旅館」に泊まりました。底土港から樫立へと向かう通りに面して、すぐそばにハイオクも給油できるガソリンスタンドとスーパーマーケット「中村商店」があります。港からは離れていますが、バイク的には好位置にあります。

旅館らしからぬ建物で「ここが?!」と驚いてしまいますが、ちなみに「長戸路」とは地名ではありません。 永正12 (1515) 年に北条早雲が八丈島を支配するようになって以来、 代官として島を統治した豪族の長戸路氏のこと。 旅館のご主人は長戸路さんといって、八丈島でサーフィンのできる海岸を整備したことで島のサーファー界では名の知られたアニキ的存在の方らしいです。

その日の行動を終えてさっそく訪れますが、玄関で声をかけても誰も出ません。「◯◯様、客室は◯◯です」との置き手紙が玄関に置いてありました。八丈島らしいおおらかさですが、田舎の宿ではたまにあることなので別に気にしません。指定されていた2階の客室にあがって勝手にくつろぎます。






他はともかく浴衣くらいはあって欲しかった・・・

長戸路旅館の6畳間の客室です。エアコンにテレビとテーブル、座布団と灰皿がありました。ベッドタイプの洋室もあるようですが、しかし、旅館とはいっても実質は民宿ですね。お風呂は一般家庭の家族風呂で、アメニティ関係は皆無で浴衣すら無かったのはさすがに驚きました。夏の暑い日に鞄一つでやって来た宿泊客はどうやって寝るのだろうと考えてしまいます。なお、有料エアコンについては宿のホームページに「冷暖房6時間300円」との記載がされています。

客室にはお茶のポットもないので、持参していた缶コーヒーをのみながら座布団でゴロゴロしていたら、宿の奥さんが戻ってきて顔を出しますが、無口で愛想はまったくありません。そのままスタスタと下に降りて夕食の準備を始めます。

2泊目は民宿ではなくて「旅館」をということで、1ヶ月以上前に予約していたのですが、浴衣すらない質素過ぎる設備対応と素っ気ない対応に「あちゃ〜、また失敗?」との予感が募ってしまいます。夏がかき入れ時のサーファー宿なのでしょう。観光シーズンなのに当日の宿泊客は他にいませんでした。






あぁ、季節のお魚のお刺身・・・がっくし

そして1階の食堂で出された長戸路旅館の夕食です。宿のホームページにあった「夕食にはカンパチ、メダイ、メジナ、アオダイ、チビキ、オナガ、ウメイロなどの中から季節の魚のお刺身が付きます。また夕食時に島寿司と島魚の盛り合わせも予約にて可能となっております。」の売り込み文句も空しいメニューとなりました。

一人客のためにそこまで対応できないのが実情でしょうが、それにしても八丈島らしさがまったくありませんね。ガッカリし過ぎてタメ息の連発しかありません。

魚の切り身の煮付けと刺身がありますが、おそらくスーパー経由で島外から運ばれてきたものだと思われます。しかし、八丈島の旅館の夕食でシューマイとニラ玉を食べるとは思いませんでした。もちろんアシタバもなーし!






ならばワンカップでやけ酒しかあるまい!

となれば、夕食には隠し持っていたこいつを登場させるしかないでしょう。シューマイとニラ玉を肴にグビグビと飲むしかなかったです。あはは・・・。






おやじ、お代わり!

ワンカップ1本では足りないので島酒を頼みます。ロックで「情け嶋」と「八重椿」を1杯づつ飲みました。八丈島での旅館や民宿での夕食メニューの内容はともかく、焼酎だけはどこでも必ず置いてあるんですね。価格は1杯400円でした。






酔い覚ましに外に出てみると真っ暗でした

夕食後、イイ感じに酔いが回ってきたので外に出て夜風に当たります。八丈島の中心部大賀郷ですが、さすがに夜は通る車もほとんどなくて本当に静か。歩いて3、4分の場所にあるスーパー中村商店で部屋で飲む缶コーヒーを買い、ついでに酔い覚ましにアイスをということでモナ王を買って食べちゃいました。その美味しかったこと! こうして八丈島2泊目の長戸路旅館の夜がゆっくりと更けていきます。






なにはともあれお早うございます!

長戸路旅館での八丈島2泊目の朝が来ました。昨夜はすぐに寝てしまい、おかげで早く目が覚めたので、宿のサンダルで近所をぶらぶらと散策します。宿そのものは残念ですが、それでも旅館は島内観光をするにはちょうどいい場所にありました。

歩いていける範囲に宇喜多秀家住居跡や八丈島歴史民俗資料館があって、他にも大里の玉石垣や八丈島甘藷由来碑などがありました。犬の散歩のおばあちゃんとすれ違ったりしながら、それらをのんびり見て回って宿に戻ったら朝食です。






質よりも量でお腹いっぱい詰め込みます

朝の散策後にいただいた長戸路旅館の朝ごはん。塩ジャケにガンモドキの煮物と納豆、味噌汁でした。あっという間に食べ終わる安い民宿の定番メニューですが、まあ、こんなものでしょうね。今日一日に備えてお米だけはお腹一杯に詰め込みました。

朝食後、必要の無い荷物は部屋に置いてそのままWRで出発しますが、実は八丈島滞在3泊目も長戸路旅館を予約していました。というわけで長戸路旅館2泊目はとある対策をしたのですが、それが吉と出るか凶となるかについては後ほどに・・・。






2泊目の夕食にはまさかの御馳走が!

昨夜とは打って変わったまさかの展開!
八丈島滞在3日目の予定を終えて宿に戻り、長戸路旅館で2泊目の夕食です。しかし、前日と打って変わっていきなり豪華になっていました。島魚の兜煮に潮汁、刺身、アシタバ料理に島寿司まで揃っています。もしかして宿のご主人が釣ってきたとか?!

予想外であった夕食メニューに「これは一体?」と思ってしまいますが、理由は簡単です。2泊目となったこの日は宿の常連さんとおぼしき家族連れが宿泊していたためでした。ということは、今夜も一人であったならば、またあのメニューだったのかと勘ぐってしまいましたが、結果オーライということで、全ておいしくいただきました。






八丈島ではメダイやキンメの漁が盛んなので!

島魚の兜煮でしょうか。アシタバの葉が添えてありますが、ちびりちびりと身をむしって煮汁に浸して食べましたが、目玉の回りのプルプルなコラーゲンが美味!






ほのかなピンク色を感じさせるお刺身

新鮮なので身が透き通るようにきれいなお刺身2種。白身魚で味はやや淡白ですが、つやつやな旨味があってワサビ醤油で食べるとなお一層おいしかったです。う〜ん、これぞ季節のお刺身というやつだな!






潮の香りがほのかに漂ういいダシの出た潮汁

長戸路旅館で出た潮汁。潮汁とは魚のダシを塩で味付けした汁物のことですが、下手な潮汁は生臭いので嫌う人もけっこういます。アラを使うのはもちろん良いダシが出るからで、鮮度抜群なアラを使って臭みを出さないのが潮汁の最大ポイント。なお、子供に生臭い潮汁を食べさせると魚嫌いになってしまいます。






サクサクの後に口に広がるアシタバの美味しい風味!

八丈島名物アシタバの天ぷらです。ツユではなくて塩でいただきましたが、衣のサクサク感と、アシタバのしゃきっとした歯ごたえが美味かったです。






ほんのりと香る苦みと甘みの風味が絶品なおひたし

アシタバとシメジのおひたし。絶妙に甘みと苦みが混じり合った、セリに似たようなアシタバならではの独特の味と食感が楽しめました。お子様には分からない大人の味というやつで、ちびりちびりと箸でつまむとなかなかイケます! 






ま、まさか八丈牛だったりして?!

牛肉とゴボウのささ煮です。八丈島の酪農は以前は乳牛飼育が主体でしたが、現在は肉牛飼育がメインとなっているそうです。そんな八丈島の牛肉を使っているかどうかは分かりませんが、これは普通に美味しかったです。






シメの島寿司をいただく頃にはすでにお腹いっぱい!

八丈島滞在中に宿で唯一出された島寿司4カン。メダイにトビウオとあと一カンはなんだったかな。岩ノリもありました。食堂にいた家族連れの娘さんが「うわーッ、島寿司だぁ、すごーい!!」と、大げさ過ぎるほどはしゃいでいました。カラシの利いた甘辛いたれが美味しかったです。島酒をちびりちびりと舐めつつ食べ終わる頃にはすっかりお腹いっぱいになりました。

といわけで八丈島滞在最後の夜、宿の夕食でようやく島らしい食事ができてちょっと満足。宿の奥さんの愛想の無さは相変わらずですが、旅館のことは全て奥さんに任せ切りなご主人と、島のダートやバイクについて話し込んでから部屋に戻って布団に寝転びながらテレビを眺めて就寝。長戸路旅館2泊目の夜はそんな感じで更けていきました。






朝食にはムロアジのクサヤではなくて干物が!

長戸路旅館で迎えた八丈島滞在最後の日の朝食です。ムロアジの開きに温泉玉子と厚揚げの煮物、味噌汁にキュリのキューちゃんと大根おろしが出されました。塩ジャケがムロアジの干物にグレードアップしていたのが印象的で、ごはんを3杯もお代わりしてしまいました。やはり八丈島の宿の朝食に干物が出なければ、それはもうウソですよ。






とりあえずお世話になりました!

八丈島滞在最終日の朝
朝食を終えて宿の支払いを済ませて長戸路旅館を出発します。しかしこの日の朝はあいにくの小雨模様。東海汽船の東京行きの橘丸の底土港出航時刻は9時40分で、バイクの積込みのため港に8時までに到着しないといけませんが、別に慌てません。宿から港まではものの10数分で着いてしまうので、雨具を着ることもなくのんびりと宿を引き払って長戸路旅館の滞在はこれで終了。

ちなみに長戸路旅館滞在中の2泊目には、キャリーバック持参の一人旅風な女性が素泊まりで宿泊していました。その日の行動を終えて宿に戻って来てみると、到着したけど宿が留守で誰もいなくて困っているとのこと。携帯で宿に電話をかけると誰もいない食堂の奥からぷるるる・・・ぷるるる・・・と、着信音が聞こえてきたのには苦笑でした。

さらに女性に宿には浴衣の備えつけがないことを伝えると、宿の奥さんに「浴衣はありませんか?」と尋ねていましたが、ぴしゃりと「ありません!」の一言でした。困惑すると同時にさぞかし困ったことと思いますが、結局どうされたのでしょうか?

女将さんの愛想のなさや料理などのことはともかくとして、旅館なのに浴衣を出さないというのは致命的。これまでに各地で泊まったボロくてやる気のない旅館や民宿でもさすがに浴衣だけは用意してありました。せっかくホームページがあるのだから、浴衣を出さないのならばその旨記載しておけばいいのにそれをしないから困ってしまいます。

旅慣れている方ならばこの手の宿にも対応できますが、一般観光客がこれをやられたら再訪はまずあり得ないと思います。まあ、安いからと言われればそれまでですが・・・。






密かに買っておいた島寿司でしたが・・・

「とある対策」も裏目に出てしまい・・・
あ、そうそう、長戸路旅館滞在2日目に「とある対策をした」と述べましたが、実は2日目も残念な夕食となることを予測して、実は三根地区にある八丈ストアーで密かに夜食用に島寿司を買っていたんですね。

宿で出されるシューマイやニラ玉での晩酌もいいですが、やはり八丈島最後の夜は島寿司で一杯やりたいじゃないですか。なのに、2日目の夕食は予想外の豪華さだったため満腹となってしまい、その夜こいつを食べきるのに苦労してしまいました。いくら美味しい島寿司でもお腹一杯状態で無理やり詰め込むのではうまいはずありません。そうと分かっていれば買わなかったのに。トホホ・・・。






締めて合計金額 18380 円なり!
宿泊代15700円(1名1泊7850円)・ビール2本1080円(1本540円)
島酒1600円(1杯400円)
2泊合計18380円

 [ 八丈島での宿の探し方 ]へ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください