汐間海岸
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の見所スポット林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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 [1] 末吉エリア
 [2]末吉エリアの見所スポット
     1 名古の展望
     2 洞輪沢港
     3汐間海岸
     4 八丈島灯台
     5 尾越の水汲場
     6 丹娜婆の墓
     7 ポットホール

汐間海岸は名古の展望台からの眺めが素晴らしいです

洞輪沢港から続く道をさらに進むとゲートがありますが、その先が汐間海岸です。八丈島唯一のサーフポイントでサーファーの聖地として人気のある海岸ですが、同時に洞輪沢から汐間海岸にかけては清水が豊富な場所としても知られています。

右手のそびえ立つ崖には無数の小さな滝が無数に流れ落ち、クレソンや水芋が自生しているとの話も。付近にある名古の滝の水量はとくに豊富で、洞輪沢の簡易水道にも利用されています。また、海岸には夏の干潮時にしか入れない玉石の間から温泉が湧出する箇所があって汐間温泉と呼ばれ、自分で玉石をどけて浸かるそうです。さらに今も残っているのかは不明ですが、かつて野生のバナナが自生していたのもこの辺り。

美しい海岸風景と流れ落ちる滝や温泉などで魅力的なスポットですが、汐間海岸〜洞輪沢にかけての地域は背後に迫る断崖による危険地帯でもあり、 大正6 (1917) 年12月13日には大規模な崩壊が起きて死者17名、 昭和48 (1973)9月19日には人的被害はなかったものの土砂が民家に流入しています。 平成10 (1998) 年9月7日には前夜より降り続いた雨によって土石流が発生、洞輪沢の漁港施設に流入しました。

そのように地形的に危険な場所でもある汐間海岸ですが、とにかくサーファーがよく訪れるスポットで、訪れた時には何台ものバンが横付けされていました。以前、汐間海岸立入禁止の噂が立った時には、サーファーが「抗議文を送ろう!」と大騒ぎしたとかしないとか。ちなみに海岸はパトカーの島内巡回コースにもなっています。

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