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 高森山林道/ Takamoriyama林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2015.04.30 / No.SHI-038 
 [ 所在地 ]浜松市(天竜区) [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ] 白倉山林道奈良代林道  [ 分岐林道 ]-
 廃村、眺望、適度なガレなど盛り沢山な見所でオフを楽しめる山岳完抜け林道!

線である白倉山林道(前方左手)が残念な状況となっていたため、気を取り直してやって来た白倉山林道から分岐する高森山林道の入口です。そしてこの高森山林道ですが、白倉山林道から奈良代林道とを連絡していると同時に、R152号線から水窪ダムへと向かう場合の一般道を避けるショートカットルートにもなっています。そういう意味では通行価値も高いのですが、林道ライダーにとっては味気ないアスファルトでスタートしている状況がちょっと残念かもしれません。なお、林道標のすぐ先には水窪川を渡る橋があります。
→水窪川(上流)を眺める!
→水窪川(下流)を眺める!
線直後の橋を渡って水窪川左岸伝いに登っていくと、やがて一軒の民家が現れました。林道沿いの最奥の集落「時原」です。民家はいわゆる純和風の古民家でなかなか風格がありましたが、よく眺めてみると雨戸がぴっちりと閉められています。どうやらここは限界集落を通り過ぎて廃村となっていたみたい。う〜ん、ここにも日本の過疎の現実が・・・。
→振り返る!
人状態であった時原集落を過ぎると舗装はここで終了。実はこの高森山林道、もしかしたら全線舗装済なのかと密かに危惧もしていたのですが、杞憂に過ぎなかったようですね。ここまでの舗装は時原という集落が存在するためだったみたい。
いうわけでお待ちかねの高森山林道のダート区間です。小砂利や小石片がまぶされたように散らばる路面は少しザクっとした感じ。オフバイク的にはなんら問題はないですが、スピードの出し過ぎによるとっさの急ブレーキではズってしまうような路面でしょうか。
地良い小砂利の感触を楽しみつつ登坂していきますが、途中で林道標を発見しました。当然ながらそこに「高森山林道」の文字を予想していたのですが、なぜか「時原線」との記載が・・・。少し混乱してしまいますが、よく考えてみればこれ、現在の高森山林道として完抜け状態となる以前のピストン時代であった頃の林道名なんですね。
→林道標を眺める!
原線なる記載の林道標を過ぎて先に進みますが、ちょっとそれっぽくなってきた雰囲気です。すなわち、切り崩しの荒々しい壁面から落ちた大量の岩屑でした。そしてここでは路面を埋めていたと思われるそれらを撤去した痕跡も見受けられたんだっけ。
々に荒々しさを臭わせてきた高森山林道ですが、さらに前進するとなんだか路面が土塊だってきたようです。トラックが泥々にこねくった路面がそのまま固く乾燥したような状況であり、それがボロボロと土ぼこりっぽい感じでした。
こは伐採跡地でしょうか? 風化した木片が大量に堆積した路肩には僅かに土場の面影が認められました。入線直後の舗装区間をたどった先に、このような伐採作業道系くさい区間があったとは想像できなかった高森山林道です。
なみにこの高森山林道ですが、地理院地図には未だ(2015.6月現在も)ピストンとして記されており、完抜けルートである現状が反映されていません。そしてここはかつての時原林道末端から新規に延長開設された区間だと思われますが、すでに崖崩れの嵐が吹きまくってこの始末。路肩のガードレールが見事に埋没していましたよ。
所で土砂崩れの嵐が吹きまくったせいか、その後も土塊だった路面状態が続きます。世間一般的には悪しき路面状況と言えるでしょうが、オフバイクによる林道探索的にはナイスな状況! なんやかんやと言ってみても、やはり林道は適度な荒れのあった方が楽しいに決まっています。
→展望を眺める!
っこりとした土塊ダートには、トラック以外にもブルドーザーのものとおぼしき痕跡も刻み付けられていました。相次ぐ自然災害に対して林道重機の出動回数が多いのかもしれません。この林道、自然災害による緊急時の迂回ルートとされているため路面維持に必死なのでしょう。
こんな所にも舗装が!」オフバイク的にはなかなか楽しい土塊ダートを進んでいくと、予期せぬ舗装区間が出現。「また無駄な舗装を・・・」と思いつつ路肩に目を向けると、そこには「高森山線3工区」と記された林道標が掲げられていました。
→林道標を眺める!
いにしてすぐに舗装は途切れましたが、これは延長開設と同時に施された舗装なのかも。林道の舗装化の波というやつですかねぇ。林道で舗装を喜ぶ者などいないのに・・・。
もその先で再び無用なコンクリ簡易舗装区間。そしてここにも林道標があって、それには「高森山線2工区」と記されています。
にも土砂崩れの発生しそうな険しい崖伝いに下っていきますが、路面はせっかくの荒々しい山岳ダートの趣を損ねるコンクリ簡易舗装のまま・・・。
→さらに高森山林道を進む!
→探索中止!
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