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 川俣桧枝岐林道/ Kawamatahinoemata林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
川俣桧枝岐林道  [1] [2] [3]
るで、それが一つの奇岩のようなウネウネとした切り通しを抜けて進みます。今でこそ、このように道が通っていますが、元々はほぼ垂直に近いような切り立った山肌であったのでしょう。かつての林道開設工事の規模がうかがい知れますね。
や、通行止めですか? こんな地点に立て看板とバリケードがありましたが、それは道を塞いでいるのではなく、その時に備えて今はただ路肩に配置してあるだけのようです。バリケードも単管パイプをプラスチックバリに組み合わせただけの単純なものになっていました。ということで、ここは全く躊躇することなく前進することに。
→紅葉を眺める!
のように規模の巨大な切り通しというか断崖もあり。こんな所が崩れてきたら完璧に道筋は埋もれてしまうことでしょう。幸いにして、まだその兆候は見受けられませんでした。
しい切り通し区間を抜けていくと所々でこのように開けた地点が現れます。しかも路面がやや平坦になっているので、そのつど「ひょっとしたらここが峠?」と一瞬思ってしまいますが、さにあらず。ここまでそれなりに標高も稼いでいるため、上空も開けて峠っぽい雰囲気も漂いますが、コース的にはまだまだ登り坂がこの先にも控えています。
坦に開けて峠かと思ってしまった地点を過ぎると、その先にはこのような感じで前方には見上げるようにそびえ立つ山肌が現れます。すでにこの地点でもそれなりの高度があるのですが、コース的には前方に見えている山肌をさらに登っていくこととなり、県境の峰越えをする川俣桧枝岐林道の最高地点の標高をまざまざと感じてしまう瞬間です。「いよいよか!」と、自然とテンションも上がってくることでしょう。
マザサに両脇を囲まれて荒涼としたダートを進むと、ここまで降り続いていた霧雨がようやく止みました。「お山の天候は変わりやすい」とはよく言ったもので、きっと山の女神様が前途を祝福してくれたのでしょう。あはは、こうでなくちゃね! これでやる気も倍増というものです。
「おお、こんな場所に分岐ダートが!」シトシトとした霧雨も止み、気分良くダートを進むと右手の山肌を登坂していく分岐ダートがありました。ただし、状況的にはやや荒廃した感じであり、おそらくというか間違いなくピストン系だと思われます。なお、ここには裏返った逆オムスビ形の標識があったので、「すわ林道標か?!」と反対側に回り込んでみましたが、残念ながらこれは合流の注意を促すただの標識だったと思います。付近を探ってみたものの、藪にでも埋もれてしまったのか林道標は見当たらず、名無し林道になっているようでした。
→分岐ダートの様子をうかがう!
無し分岐を過ぎて少し進むと路肩左手にトタン張りの廃小屋がありました。こんな場所に民家があるはずもなく、おそらくは林業系の資材置き場か休憩小屋であったのでしょう。すでにその役目を終えたのか、周囲はクマザサの藪にびっちりと囲まれて近づくことはできませんでしたけど。
人の廃小屋をチラっと眺めてさらに前進するとコンクリ橋が現れました。これは地図上ではすぐそばを流れているものの、道すがらにはその流れをあまり眺めることの出来ない先述の馬坂沢だと思われます。橋上には水溜まりと泥が堆積していたっけ。
→沢の流れを覗き込む!
「おい、ウソだろ・・・」コンクリ橋を渡ってその際に延びるストレートがかった坂道をジリジリ登っていくと、上空から白いものがチラホラと。せっかく雨は止んだのに、なんと今度はみぞれっぽい雪がちらつき始めてしまいました! 防寒対策もそれなりにしているのですが、気温も急激に低下してきたようで、空気と直に接する顔面が冷たさで痛いくらいです!
はりこの現象は標高のせいでしょうか。山の中腹辺りでは霧雨でしたが、さらに高度の上がった山頂付近は雪というわけですね。でもここまで来て引き返すことなど考えられません。雪が降ってきたのはもう仕方がないので、この先、せめて積雪がないことを山の女神様に祈りつつ前進することにします。うぅ、寒い・・・。
あるカーブ地点にて。前方に白く霞んでいる辺りが福島県との検挙の峠付近ですが、あの霞の正体は雪雲です。これからあそこへ突っ込んでいくのかと思うと、なんとなくヤバそうな雰囲気が漂いますが、こんな機会もあまりないと思われるので、それはそれで良しとしておきましょう。まったく味な真似を・・・。
うやら、この辺りから峠に向けての登坂ラッシュが始まるようで、180度切り返しては直進で進み、また180度切り返して直進が現れるといった具合に山肌を徐々に登り詰めていきます。周囲の樹相も徐々に変化してきたようで、ここまで登ってくると紅葉はすでにその姿を消して、辺りは冬枯れした木々やクマザサだらけになってきました。
肌を切り返しつつ登り詰めていきます。そういえば、この少し手前地点で後方よりやって来た4台連れのオフバイクに抜かれ、あっという間においてゆかれてしまいましたが、この先でもしも路面的に何かあれば引き返してくるはずなので、そういう意味では気が楽ですね。
→山の景色を眺める!
してついに積雪が! どうやら山の女神様への祈りは通じなかったようです・・・。
→探索中止・・・
→さらに川俣桧枝岐林道を進む!
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