このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 川俣桧枝岐林道/ Kawamatahinoemata林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
川俣桧枝岐林道  [1] [2] [3] [4]
面に積もり始めた降雪はまだ路面全体を覆うほどではありませんでしたが、積もり始めという状態であるため、部分的にシャーベット化していました。泥とは一味異なった尻振り現象を引き起こすため、この程度でも気は抜けません。
述の先行していたオフバイクグループですが、その後に途中で一服停止していたのを追い越したため、再びこの地点にて追い抜かれました。軽く尻振りしつつジャジャーと行きを掻き分けてXRの脇を通過。ほどなく視界から消えていきました。まさか、かような雪中探索行となろうとは、お互いご苦労様なことですね。ちなみに、積雪は進むにつれて徐々に厚さを増していきましたが、路面が白銀化する様子は以降の画像を順次見比べていくとよく分かります。
れれ、路面の土がほとんど見えなくなってきましたよ。画像中央には黒茶っぽく地面らしき部分がありますが、正確には泥にまみれたシャーベット状になっているのであって、地面の土そのものが露出しているわけではありません。こうなってくると、尻振りはもちろんですが、それ以上にスリップによる転倒が恐いので、かなりの集中力が必要とされてきます。
地点の手前にあるゲート地点に到達しました。ここのゲートは探索時にはオープン状態にありましたが、これは死んでいるゲート(廃ゲート)ではないので、冬季閉鎖期間以外でも運が悪いと閉じられていることがあるかもしれませんね。ちなみにゲート脇には「帝釈山保安林管理道」と記されたグリーンの看板が設置されており、当林道を紹介する林道系サイトなどでもこの地点だけは、必ずといってよいほど紹介されています。
ートを越えると県境の峠に向けてのラストスパート区間といったところですが、その前後共に相変わらずの急な登り勾配が連続しています。しかもここまで来ると路面は完全に積雪に覆われてしまい、加えて四輪がすでにここを通過したらしく、ワダチ部分は危険な圧縮状態に・・・。かなりゆっくり走行しないとスリップ転倒は必死であり、カーブでのブレーキ操作にもかなりの神経を遣いました。そんな状態なので先述のオフバイクグループもスピードは出せないらしく、団子状態でトロトロと先行する後ろ姿もチラホラと。お互いに頑張っているなと思わず苦笑です。
雪は予想外でしたが、積雪走行は初体験ではないので、ここまで進んで来るうちにもう慣れてしまいました。確かに気は抜けませんが、周囲の景観を楽しむ余裕も出てきたようです。そうしてみると、1本で紅葉観賞と共に積雪走行まで楽しめる最高の機会に恵まれたことを感謝する気持ちに。当初は「なんてつれない仕打ちを・・・」と思ってしまいましたが、やはり山の女神様はそこまで見越していたのですね。あはは!
った! ついにというか無事に県境の峠地点にたどり着きましたよ! 峠の広場には先行していた4台のオフバイクと2台のマウンテンバイクが集結しており、それぞれ思い思いに休憩しているようです。これで川俣桧枝岐林道における第2区間は終了。残すはここから下りとなる終点までの第3区間ですが、まあ、それもどうにかなるでしょう。ここまで来れたんだし! 一時は積雪による峠越え不可もあり得るかと危ぶまれましたが、どうにかなっちゃいましたよ。ま、いつもこううまく事が進むとは限りませんけど。
地点の上空には鉛色の雪雲が勢い良く流れており、じっとたたずんでいるとジワジワと冷えを感じてしまいますが、急いで出発することもないでしょう。時間はたっぷりあります。それに雪もいつの間にか止んだようなので、「まさか雪が降るとは・・・」などとオフバイクグループの方と会話を交わしつつ、しばし周囲を眺めて一服休憩しておきました。ちなみにマウンテンバイクの2人連れは黙々とタイヤをいじって何か作業をしていたようです。
→広場の隅(向かって右手)に行ってみる!
→広場の隅(向かって左手)に行ってみる!
→峠からの景色を眺める!
にてしばらく何となくブラブラしていると、どうやら皆さん出発するようです。最後のオフバイクが峠を下って視界から消えたのを確認してから、こちらもそろそろ出発することに。これで川俣桧枝岐林道の探索も残るは福島県側の降路となる終点までの第3区間のみ。最も標高の高い峠地点はこのように積雪まみれでしたが、おそらく山を降りて行くにつれてそれも消えていくことでしょう。なので、以降はスリップ転倒にのみ注意を払っていけばよいので、案外気が楽でした。
を出発すると下り坂が始まりますが、一気に駆け下りるのではなく、しばらくはダラダラとした緩い感じの降路となっていました。もしもこの積雪状態でここが急な下りであったらややピンチでしたが、そうでもなかったので助かりました。超トロトロではありましたが、路面への足付きを強いられることなく走行することが出来ましたよ。
の冬季における積雪はこんな程度ではないでしょうが、しかしこの光景はまさに冬ですね。こうして画像を眺めてみると上空は雪雲に、地面は雪にに覆われていて常緑樹の木々が無かったら、どこが天と地の境目であるのか分からないような感じです。なお、下り坂の傾斜は緩いですが、路肩は落ち込むような急斜面となっているので、万が一スリップしてもコースアウトしないようにキープレフトをことさら意識して走行します。
々に下って行くにつれて路面の積雪は薄い状態にになっていきました。そういえば、どの地点まで雪が降っていたのか失念してしまいましたが、確かこの地点ではそれもすでに止んでいたと思います。積雪量は確実に減ってきていますが、それにつれてぐちゃぐちゃと半溶けしたしたシャーベット化した箇所が現れるので、スリップにだけはまだ気が抜けません。
だらかな下り坂となった路面に薄く積もった雪をしゃしゃーっと踏み付けつつ進みます。ちなみに峠付近では雪は降り止んでいたものの、標高が少し下がれば再びチラつき始めるかもとも思いましたが、福島県側では結局降雪は見られませんでした。ちょっとしたタイミングの差といったところでしょうか。寒さは相変わらずでしたけど。
ラダラとかつ慎重に下って行くと180度切り返すようなヘアピンカーブが現れました。見下ろす行く手の道筋が白く縁取られていますが、ここまで来ると積雪も路肩にのみ見られる程度でほんの僅かです。積雪の影響がほぼ無くなったことで、先行したオフバイクグループとは完全に引き離されてしまったらしく、その後、追いつくことはありませんでした。
を挟んだ福島県側のゲート地点です。設置されている看板も栃木県側と同様であり、栃木県側が解放されていたので当然ながら、こちら側もオープンされていました。積雪区間も終わり、もう何の心配もありません。ここでようやく峠を越えたという実感が湧いてきます。
→探索中止・・・
→さらに川俣桧枝岐林道を進む!
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