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初期の気動車に使われたトルクコンバータTC-2(A),DF115はそれぞれ製作2社のオリジナル品 (元になった原型は同じなのだそうだ)だが、以後、JNRと製造各社との共同設計となった。
これらはDWという型式が付けられている。
DWというのはドイツ語のDrehmoment Wandler(ドレーモメント・ヴァンドラー)の頭文字を とったのだという。Drehというのは「回転」、momentとは英語のモーメントと同じで、Drehmoment で回転力、トルクのこと。日本語ではトルク(toruque)のことを回転力といっているので「力」 という概念だが、単位はNm(ニュートンメータ)であって、力とその作用する腕の長さの積だから、 モーメントと表記するドイツ語の方が理屈に合っている。
Wandlerは変圧器(トランス)の意味があり、ここから、「変換機」の意味で使われている。
型式 | ||
DW1 | キハ60 | DMF31HS |
DW2(A) | DD51他 | DML61Z |
DW3 | キハ90 | DMF15HZ |
DW4 | キハ91,65,181系 | DML30HS系 |
DW5 | DD54 | DMP86Z |
DW6 | DE10,11他 | DML61ZA/ZB |
DW7 | DE50 | DMP81Z |
DW8 | DF51 | (DML61ZC) |
DW9 | キハ66,67,182 | DML30HS系 |
DW10 | キハ40,47,48,183,184 | DMF15HS系 |
DW11 | キハ用試作 | |
DW12 | キハ182,183 | DML30HS系 |
DW13 | キハ182,183 | DMF13HS系 |
DW14 | キハ182,183 | DMF13HS系 |
DW7はDE50用として製作された。DE50は試作として1台しか製作されなかった。
機関はDD51の排気量61リットル12気筒を、排気量81リットル16気筒にした。出力2000PS、1台で5軸を駆動する。
DW8は製作されなかった。DD51の機関DML61Z(1100PS)を1500PSまで出力アップしたDML61ZC、 2台で6軸を駆動する計画だったらしい。
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