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銀座線 01系 |
1983年デビュー。車体の帯はオレンジ色・黒・白の3色。日本最古の地下鉄路線を疾走する車両。 車両の屋根の上にはパンタグラフが無く、台車横に付いている集電装置でレール外にある供給レール(第三軌条)から電気をとっているため、他社路線との相互直通運転されずに今日まで残った。 1両の大きさが、東京メトロ車両の中で最も小さい全長16000mm、全幅2600mmである。(長さ:丸ノ内・日比谷=18000mm、他5路線=20000mm、幅:他7路線=2800mm前後) |
路線記号:G 路線番号:3号線 地下鉄線運行区間:銀座線(渋谷〜浅草) |
撮影日:2005年05月18日 | 撮影場所:表参道駅 | 第1編成 | 渋谷行き |
丸の内線 02系 |
0番台は1988年デビュー。車体の帯はスカーレット。500形などの老朽取替目的で導入された。 01系 をベースに製造されたため、車体がアルミ製、3扉車といった点などの外観や、車両の屋根の上にはパンタグラフが無く、台車横に付いている集電装置でレール外にある供給レール(第三軌条)から電気をとっている点が似ている所である。 第19編成まではチョッパ制御方式、第20編成以降はVVVFインバータ制御方式である。 80番台編成は1996年デビュー。車体の帯はスカーレット・白・黒の3色。誤乗防止に黒帯が入っている。 |
(0番台)路線記号:M 路線番号:4号線 地下鉄線運行区間:丸ノ内線(池袋〜荻窪) (80番台)路線記号:m 路線番号:4号線 地下鉄線運行区間:丸ノ内支線(中野坂上〜方南町) |
(左)撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:荻窪駅 | 第27編成 | 池袋行き |
(右)撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:中野坂上駅 | 第85編成 | 方南町行き |
日比谷線 03系 |
1988年デビュー。車体の帯はシルバー・ダークブラウン・アイボリーの3色。 3000系の老朽取替目的・輸送力増強・冷房機搭載更新車として導入した車両で、ラッシュ時対応として前後各2両は5枚扉となっている編成もある。 東急東横線と東武伊勢崎線と相互直通運転してはいるが、3社直通運転はしていない。北千住から先の東武伊勢崎線内では半蔵門線 08系 や 8000系 と共に走行する姿も見られる。 |
路線記号:H 路線番号:2号線 地下鉄線運行区間:日比谷線(中目黒〜北千住) 乗り入れ路線:東急東横線(中目黒〜菊名)・東武伊勢崎線(北千住〜東武動物公園) |
(左)撮影日:2005年05月23日 | 撮影場所:日比谷駅 | 第35編成 | 菊名行き |
(右)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:中目黒駅 | 第20編成 | 回 送 |
東西線・千代田支線5000系 |
1964年デビュー。東西線と千代田線綾瀬〜北綾瀬間で活躍している通勤型車両。 旧国鉄総武緩行線との相互直通運転を行うため、旧営団では初めての20m4扉車となった。外板のみステンレス鋼を使用した車体と、一部アルミニウムを試験的に採用した車体がある。 元々は東西線用に設計されたが、1969年の千代田線開業に際し、 6000系 の製造が間に合わなかった事もあり、千代田線用に製造された5+5の編成を組んだグループがあったが、全線開通後に小田急線乗り入れが出来ないため、1981年に北綾瀬支線用6両を残し、東西線へ転出して東西線の10両化を推進した。現在、北綾瀬支線ではワンマン化改造を受けたアルミ車が活躍している。 現在、東西線に残っている車両は全車老朽化しており、2007年度実施予定の東西線CS‐ATC化対応はさせず、有楽町線から転属する 07系 と入れ替わりで運行を終了する予定である。 なお、05系投入により廃車となった120両は東葉高速線に譲渡され、メトロ車両で改造・整備の上、 1000系 として導入されたが、こちらも 2000系 に置き換えられる予定である。 |
路線記号:C 路線番号:9号線 地下鉄線運行区間:千代田線(綾瀬〜北綾瀬) 路線記号:T 路線番号:5号線 地下鉄線運行区間:東西線(中野〜西船橋) |
(左)撮影日:2006年05月15日 | 撮影場所:浦安駅 | 第66編成 | 各駅停車 妙典行き |
(右)撮影日:2005年08月02日 | 撮影場所:大手町駅 | 第90編成 | 各駅停車 中野行き |
撮影日:2005年06月26日 | 撮影場所:綾瀬駅 | 5951F | ワンマン 北綾瀬行き |
東西線 05系 |
1988年デビュー。車体の帯はスカイブルー・白・ダークブルーの3色。 東西線 5000系 の置換え目的で製造された。第24編成までを単に05系と呼ぶ事がある。 車内LEDは、大きな■(四角)と小さな●(丸)の2パターンがある。5編成が通勤時間帯乗降時間短縮目的にワイドドア車として製造されたが、思ったほどの効果が出なかったために、この5編成だけでワイドドア車は製造中止された。 第24編成は、廃車となった5000系アルミ車両をリサイクルしたアルミ・リサイクル車両である。 第25編成以降は05系ファミリーだが違う車種に見える。 06系 ・ 07系 と比較してもデザインが異なる。 車内座席は赤いバケットシート。第42編成は東京メトロ1周年記念HMを付けて運行した。 東葉高速線2000系 は第25編成以降の05系をベースに作られたため、第41編成以降と共通の設計となっている。 |
路線記号:T 路線番号:5号線 地下鉄線運行区間:東西線(中野〜西船橋) 乗り入れ路線:JR総武緩行線(中野〜三鷹・西船橋〜津田沼)・東葉高速線(西船橋〜東葉勝田台) |
(左)撮影日:2005年05月13日 | 撮影場所:西船橋駅 | 第24編成 | 各駅停車 三鷹行き |
(右)撮影日:2006年05月19日 | 撮影場所:妙典駅 | 第36編成 | 各駅停車 中野行き |
千代田線 6000系・6000‐系 |
1968年デビュー。車体の帯は緑色。3両編成のアルミ合金製車両として登場した。 世界初のサイリスタチョッパの実用化を図るために登場し、2社のチョッパ制御と抵抗制御、合わせて3台の制御装置を切り替えながら比較していた。製造当初は車体裾部に防音用カバーを設置していたが、後に正面スカートのみに変更され、最終的には取り外された。また、帯は前照灯の間で途切れていた。東西線で走行試験をして千代田線に転属、1978年にはVVVFインバータ制御試験も行った。1979年の北綾瀬支線開業に合わせ、 5000系 同様の抵抗制御に改造され、その後も冷房改造やリニューアル工事、ワンマン運転対応改造なども行われた。現在は、6000-系として北綾瀬支線で活躍している。 量産車は1971年にデビュー。第1編成は車体側面の裾が長い事や両運転台が制御電動車となっている事から小田急の建築限界に触れ、小田急線への乗り入れが出来ない。第2編成以降は小田急線・JR線共に乗り入れが出来るため運行区間が幅広く、小田急線唐木田駅から千代田線を経てJR常磐緩行線取手駅まで走っている。小田急線内は多摩急行として、千代田線・常磐線内は各駅停車として活躍している。 6000系のスタイルは 7000系 や 8000系 に受け継がれた。 |
路線記号:C 路線番号:9号線 地下鉄線運行区間:千代田線(代々木上原〜綾瀬〜北綾瀬) 乗り入れ路線:JR常磐緩行線(綾瀬〜取手)・小田急線(代々木上原〜唐木田) |
(左)撮影日:2006年09月20日 | 撮影場所:金町駅 | 第1編成 | 我孫子行き |
(右)撮影日:2006年09月20日 | 撮影場所:綾瀬駅 | 6000-系 | ワンマン 北綾瀬行き |
千代田線 06系 |
1992年デビュー。車体の帯はエメラルドグリーン・白・青紫の3色。
6000系
の後継車である。 こちらも6000系同様、運行区間は小田急線唐木田〜千代田線〜常磐線取手駅となっている。その上、1編成しか存在しない為に出会う機会が非常に少ない、言わば希少価値のある車両であるが、ひっそりと小田急多摩線唐木田駅の先にある唐木田車庫に止まっている事もある。 デザインは 9000系 をベースとしている。客室の窓は大型1枚窓で、視界を広げている。この列車から車両の前面にスカートを取り付け、障害物からの保護について考慮されている。 基本性能は同時期に設計・製造された 07系 と共通する。もし、1つのモーターが故障しても、性能の低下を防ぐことが出来るようになっており、制御装置は日本国内初採用のIGBT素子のVVVF制御装置となっている。 |
路線記号:C 路線番号:9号線 地下鉄線運行区間:千代田線(代々木上原〜綾瀬) 乗り入れ路線:JR常磐緩行線(綾瀬〜取手)・小田急線(代々木上原〜唐木田) |
撮影日:2005年05月23日 | 撮影場所:代々木上原駅 | 第1編成 | 柏行き |
有楽町線 7000系 |
1974年デビュー。車体の帯は黄色。ベースは
6000系
である。 6000系との違いは、前面に西武線乗り入れ用の列車種別窓があり、車両番号が非常扉に付いている事、側面幕表示器が車端部にある事が挙げられる。 しかし、西武線乗り入れ開始前に行き先表示器がLED化されてしまったため、列車種別窓は1度も使用された事がない。 第20編成までは5両編成で製造されたが、営団成増(現:地下鉄成増)開業時に10両編成化された。 |
路線記号:Y 路線番号:8・13号線 地下鉄線運行区間:有楽町・有楽町新線(和光市〜新木場) 乗り入れ路線:西武有楽町線・池袋線(小竹向原〜飯能)・東武東上線(和光市〜川越市) |
撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:新木場駅 | 第6編成 | 和光市行き |
有楽町線 07系 |
1992年デビュー。車体の帯は色。スタイルは
06系
と同じである。 制御装置はIGBT素子VVVFインバータ、編成中に205kwモーターを16個装備している。雨天時には空転・滑走する。 設計最高速度は110km/hで、名目上の加速度は3.3km/h/s、常用減速は3.5km/h/s、非常減速は4.5km/h/sである。常用減速と非常減速の加速度は06系と異なっている。 座席は車端部から4・6・7・6・4人掛けバケットシートであり、片持ち式の座席ではない。側窓は大型1枚ガラスで、6人掛けの箇所のみ開けられる。各ドア上部にはLED式案内表示機が設置されており、直通先の西武線・東武線内でも表示されるが、直通先でも東京メトロからの案内が表示される。 10000系 投入に伴い、6編成中4編成が東西線 5000系 を置き換えるべく転属する事が予定されている。 |
路線記号:Y 路線番号:8・13号線 地下鉄線運行区間:有楽町・有楽町新線(和光市〜新木場) 乗り入れ路線:西武有楽町線・池袋線(小竹向原〜飯能)・東武東上線(和光市〜川越市) |
撮影日:2005年11月19日 | 撮影場所:池袋駅 | 第4編成 | 新木場行き |
半蔵門線 8000系 |
1981年デビュー。車体の帯は紫色。
6000系
に準ずる所が多い。 試験車を除いて、日本で始めてボルスタレス台車を採用した。ただ、台車の設計上100km/hまでしか速度が出せず、100km/h以上はリミッターが働き力行が出来ない。しかも、相互直通先の東急田園都市線の運転最高速度が110km/hであるため、ダイヤ上のネックとなっている。 過去には3編成が 05系 の登場まで東西線で活躍していた。 |
路線記号:Z 路線番号:11号線 地下鉄線運行区間:半蔵門線(渋谷〜押上) 乗り入れ路線:東急田園都市線(渋谷〜中央林間)・東武伊勢崎線・日光線(押上〜久喜・南栗橋) |
撮影日:2005年10月15日 | 撮影場所:清澄白河駅 | 第18編成 | 回送 |
半蔵門線 08系 |
2003年デビュー。車体の帯は紫・白・薄紫の3色。 水天宮前〜押上間延伸開業に伴う輸送力増強の為に導入された。設計の基本ベースは 05系 としている。座席はラインカラーの紫色を基調としたバケットシートで、7人掛けシートを4:3に分割するスタンションポールがある。車内LEDは2段になっており、上段は行き先、下段は次の停車駅・乗り換え案内が表示される。 東急田園都市線中央林間駅から半蔵門線を経て、東武伊勢崎線経由で東武日光線南栗橋駅まで相互直通運転を行なっている。その距離、首都圏相互直通運転で最も長い約100kmの道のりである。 |
路線記号:Z 路線番号:11号線 地下鉄線運行区間:半蔵門線(渋谷〜押上) 乗り入れ路線:東急田園都市線(渋谷〜中央林間)・東武伊勢崎線・日光線(押上〜久喜・南栗橋) |
撮影日:2005年05月18日 | 撮影場所:表参道駅 | 第2編成 | 各駅停車 中央林間行き |
南北線 9000系 |
1991年デビュー。車体の帯はエメラルドグリーン・白の2色。登場時は4両編成だった。 現在は6両編成でワンマン運転されている。ワンマン運転用としてATO装置やホームドアなどに対応している。 運転台はワンハンドルマスコンを採用しており、東急など乗り入れ先に合わせた使用となっている。 |
路線記号:N 路線番号:7号線 地下鉄線運行区間:南北線(目黒〜赤羽岩淵) 乗り入れ路線:東急目黒線(目黒〜武蔵小杉)・埼玉高速鉄道(赤羽岩淵〜浦和美園) |
撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:綾瀬駅 | 不 明 | 回 送 |
有楽町線 10000系 |
2006年デビュー。東京メトロ初の新系列で、13号線開業用車両であるため0系シリーズではない。 日立製の車両であり、東西線 05系 第40編成以降や東葉高速線 2000系 と同様でアルミ合金ダブルステンレス構造車体、いわゆるA‐trainであるが、従来より軽くなっている。 デザインは、同じく日立製の福岡市交通局3000系に類似している。先頭車貫通扉は 5000系 以来、久々に中央に設置され、また前面の前照灯・尾灯は営団300形などのイメージを踏襲した鍵穴形をしている。鍵穴形の投下類に並んで、警笛も銀座線の旧型車に採用されていたトロンボーン笛が再現されている。 前面行先表示機はフルカラーではないものの、ローマ字併記であり、また側面表示機では号車表示も行う。室内の案内表示機は東京メトロ車初のLCD方式であり、ドア1箇所に2台搭載されている。しかし左側のLCDは東急東横線やみなとみらい線への直通運転の際に使用されるものである事が予想され、実際に営業運転開始時は設置準備扱いとなっている。 基本的性能は05系第34編成以降と同じであるが、簡易運転台付き車両が1編成当り4両ある。また、東武線・西武線に直通運転するため、両線用のATSが搭載されている。 |
路線記号:Y 路線番号:8・13号線 地下鉄線運行区間:有楽町・有楽町新線(和光市〜新木場) 乗り入れ路線:東武東上線(和光市〜川越市)・直通運転予定:西武有楽町線・池袋線(小竹向原〜飯能) |
(左)撮影日:2006年06月05日 | 撮影場所:綾瀬検車区 | 第1編成 | 回 送 |
(右)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:新木場駅 | 第3編成 | 回 送 |
浅草線 5200形 |
5000形が1960年デビュー。車体の帯は赤。浅草線開業の際に製造された車両。 路線延長時に編成が2両から4両、1968年の浅草線全通時に6両、1991年からは8両が登場し、1995年からは8両に統一された。 1981年より車体更新を行なうと共に、約10年かけて車体塗装変更が行なわれ、開業時のクリームとオレンジにシルバー帯の3色から、クリームと赤帯の2色となった。 1991年より 5300形 に置き換えが始まり、1995年に全車引退となったが、最終増備車は5200形として6両2編成を8両1編成に組み直し、主に泉岳寺〜西馬込間で使用されていた。 5200形は抵抗制御である事や110㎞/h運転に対応出来ない事、老朽化が進んでいる事から廃車が決定し、2006年11月3日にさよなら運転が行われたのを最後に運用を外れた。 |
路線記号:A 路線番号:1号線 地下鉄線運行区間:浅草線(西馬込〜押上) 過去に乗り入れた路線:京成押上線(押上〜青砥) |
撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:西馬込駅 | 5206F | 普通 泉岳寺行き |
浅草線 5300形 |
1991年デビュー。車体の帯は赤と茶。サービス向上と
5000形
置き換えを目的に製造された。 前面は大きく傾斜した流線型で、プラグドアの非常ドアを採用、左右非対称である。 2000年頃から修繕工事により内装が改善されたり、外のLED方向幕を新品に交換するなどの工事を行なった更新車も登場している。また、修繕工事実施時に再塗装を行なっているが、塗装は新幹線のものより高価なフッ素樹脂系塗装に変わっている。 2003年頃からドアチャイムの使用を開始した。また、前期車と後期車ではスカート形状が異なっている。 |
路線記号:A 路線番号:1号線 地下鉄線運行区間:浅草線(西馬込〜押上) 乗り入れ路線:京急線(泉岳寺〜羽田空港・三崎口)・京成押上線・本線(押上〜成田空港) 北総鉄道(京成高砂〜印旛日本医大) |
(左)撮影日:2005年10月15日 | 撮影場所:日本橋駅 | 5307F | 急行 羽田空港行き |
(右)撮影日:2006年07月31日 | 撮影場所:八つ山橋 | 5327F | 普通 印旛日本医大行き |
三田線 6300形 |
1993年デビュー。車体の帯は青と赤。6000形を置き換える目的で製造された。 当初、1次車・2次車はATSのみを搭載していたが、1999年からのATC化と東京メトロ南北線・東急目黒線との乗り入れ開始に伴いATCとATOが設置され、3次車は最初からATCとATOを搭載している。 全車、三田線のホームドア連動機能およびホームの監視用ビデオカメラからの映像受信・表示装置を装備している。 1・2次車は車端部にボックスシートを備えているが、3次車では廃止されている。 |
路線記号:I 路線番号:6号線 地下鉄線運行区間:三田線(目黒〜西高島平) 乗り入れ路線:東急目黒線(目黒〜武蔵小杉) |
撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:神保町駅 | 6317F | 白金高輪行き |
新宿線 10‐000形 |
1971年デビュー。試作車は三田線に登場した後、新宿線に台車を交換して転属した。 試作車にあたる10‐010Fは、新宿線開業前の1971年に登場したため、狭軌対応の台車を装着して全電動車の4両編成で登場した。旧営団有楽町線 7000系 に準じた黄色の帯で三田線内において試運転を行った。その当時には新技術であったATOや冷房装置、自動放送、世界初の試みであった地図式車内案内を導入していた。更新工事の際にライトケースを撤去され、新宿線転属の際には台車の交換や屋根機器の移設、冷房装置の撤去、一部車両の改番を行い、量産車で製造された2次車の中間車2両を組み込んで営業を開始した。 1・2次車は6両編成で1978年(1次車)、1980年(2次車)に登場した。車体は試作車と同じセミステンレス製であるが、前面形状は貫通扉以外の部分にFRPを採用したため、外見が大きく変わった。また、側面の種別・行き先表示機が車端部に移動し、冷房装置は準備工事がなされていた。8両編成化の際、2次車には3次車と5次車の中間車が組み込まれた。 1986年には船堀〜篠崎間開通に備えて量産された3次車が登場した。ここから8両編成として登場している。10-190Fはトンネル内の視認性向上のために、種別表示機の幕に京王6000系・7000系と同様の白地に青または赤の文字を使用している。 4〜6次車は1988年から登場し、同年製造の10-220Fから冷房装置を搭載した。この後から既存編成にも搭載された。また、5次車は10-010F〜10-110Fの末尾が7・8の車両である。 7次車は1992年に製造された。ここから、自動放送装置とドア上部に車内案内表示機を設置した。外観は5・6次車とさほど変わらないが、種別・行き先表示機・運用番号表示機がLED式になっている。また、先頭車前面にスカートが装着された。 8次車は1997年に製造され、側面コルゲートが少なくなったために側面がすっきりし、先頭部前面の形状や配色も変更された。車内ドア上部には、LED式の2段表示式案内表示機が千鳥配置で設置された。この頃はVVVFインバータ制御車が主流となっていたが、新宿線ではATCに誘導障害を起こすために採用されなかった。 2005年のデジタルATC導入を機に、試作車〜2次車は車齢の若い中間車を残して先頭車を新造し、他の中間車と編成を組んで 10−300R形 が登場した。また、廃車による車両不足を全て新造の10−300形で補った。 |
路線記号:S 路線番号:10号線 地下鉄線運行区間:新宿線(新宿〜本八幡) 乗り入れ路線:京王新線・本線・相模原線(新宿〜橋本) |
(左)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:東大島駅 | 10-030F | 各駅停車 本八幡行き |
(右)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:船堀駅 | 10-270F | 各駅停車 新宿行き |
新宿線 10‐300形 |
2004年デビュー。10‐000形初期車両の老朽取替目的に製造された。 2005年に行なわれたATCや列車無線の更新に対応するためでもある。車体の基本設計やTIMSの採用など、JR東日本の E231系 で採用された設計技術を採用している。先頭部と車両限界に合わせた狭い車体幅以外は類似した印象を持つ。 1編成全てが新造の10‐300形と、先頭車のみ新造の10‐300R形が存在している。 10‐300形の編成は第7編成以降の編成である。これらの編成は2005年にデビューした。車体の帯は黄緑の太い帯と紺の細帯である。この編成にはTIMSが搭載されている。 10‐300R形は中間車が10‐000形第1編成〜第18編成の流用車両と新造した先頭車からなる編成。車体の帯は10‐000形に合わせた黄緑の細帯である。この編成にTIMSは搭載されていない。徐々に正規編成化されており、2006年9月現在で10-350Fまで正規編成となった。 |
路線記号:S 路線番号:10号線 地下鉄線運行区間:新宿線(新宿〜本八幡) 乗り入れ路線:京王新線・本線・相模原線(新宿〜橋本) |
(左)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:東大島駅 | 10-430F | 各駅停車 笹塚行き |
(右)撮影日:2006年09月15日 | 撮影場所:東大島駅 | 10-470F | 各駅停車 新宿行き |
大江戸線 12‐000形 |
1991年デビュー。車体の帯はレッドバイオレッド。リニアモーター駆動である。 1次車は練馬駅〜光が丘駅開業用である。車体全体が白に塗装されているのも特徴。 2次車は1995年デビュー。基本的に1次車と同じだが、貫通路形状の変更や蛍光灯カバーの一部撤去、運転台の形状などの細かな変更が見られる。英語放送もこの編成から導入が開始された。 3次車は1997年に練馬駅〜新宿駅開業用として増備された。9編成と1次車・2次車の中間車2両が投入された。3次車のみで組まれた車輌はVVVFがIGBT素子に、車体がスキンレスアルミ車体非塗装に変わった。またマスクの形状も変わり、全面の傾斜角度が緩くなった。 なお、1次車・2次車への組み込み車輌は1次車・2次車に仕様を合わせて登場している。 4次車38編成が環状部開業用として増備された。3次車とスタイルは変わらないが、細かな変更点としてはドア上の路線図を収納する枠が1次車同様、白に戻された。うち第19・33編成は新宿駅〜国立競技場駅開業用に先行導入された。 |
路線記号:E 路線番号:12号線 地下鉄線運行区間:大江戸線(光が丘〜六本木〜両国〜都庁前) |
(左)撮影日:2005年06月18日 | 撮影場所:中野坂上駅 | 12-491F | 光が丘行き |
(右)撮影日:2006年05月02日 | 撮影場所:六本木駅 | 12-061F | 光が丘行き |
都電荒川線 7000形 |
1954年デビュー。1次グループ(7001〜7030)は1954年に製造された。 尚、7020は直角カルダン駆動を採用した高性能試作車として製作され、間接制御車で台車は東芝の試作台車TT‐101形である。また、7021〜7030は1000形、1100形の更新で元車の台車を採用しており、そのグループは正面2枚窓を後に3枚窓に改造されている。 2次グループ(7031〜7050)は1955年に製造された。間接制御車で窓が少し小さくなり、車体が丸みを帯びたデザインになった。 3次グループ(7051〜7093)は1955年に製造されたが、東京都電の廃止に伴い1967年より廃車が発生した。 1970年には7032〜7034、7036〜7042の10両が函館市電に移籍し、1000形になった。 |
運行区間:都電荒川線(早稲田〜三ノ輪橋) |
撮影日:2006年05月30日 | 撮影場所:大塚駅前駅 | 7023 | 早稲田行き |
都電荒川線 7500形 |
1962年デビュー。8000形は「廃止までもてばいい」的な発想で造られ、使用期間は10年と考えられていたためにすぐに老朽化が始まった。また、一部路線では廃止の延期や存続の可能性もあったため、このまま8000形を増備する事も出来なかったので、新たな車両を造る事になり、7500形が誕生した。 当初は全車が青山営業所に配置された。車体は再び丸みを帯びたものとされ、コストを下げるためにバスの構造を取り入れ、側面の窓に最も顕著に表れている他、前照灯をシールドビーム2灯とされたのもその影響である。 |
運行区間:都電荒川線(早稲田〜三ノ輪橋) |
撮影日:2006年05月30日 | 撮影場所:王子駅前駅前 | 7506 | 三ノ輪橋行き |
都電荒川線 8500形 |
1990年デビュー。老朽車両を置き換えるために製造された28年ぶりの都電新形式である。 従来よりも窓を大きくし、制御装置として都電初のVVVFインバータ制御を採用した。塗装も今までと違い、白地に緑の帯という色合いで登場した。行先表示機は前面が幕式、側面がLED式である。 8501は試作車的要素があったため、車体前面のデザインが少し異なっている。また、都電では珍しく8503〜8505にクロスシートが採用されている。 |
運行区間:都電荒川線(早稲田〜三ノ輪橋) |
撮影日:2006年05月30日 | 撮影場所:町屋駅前駅 | 8502 | 早稲田行き |