このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 春待ち月 吉野の里にふれる白雪 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

雪が降った早朝を想像しながら物語を書きました。

ちなみに京都は雪国ではありません。

そのため、新撰組の人達が活動をしている場所は、雪国のように頻繁に雪は降りません。

雪が降ったある一日の物語だと思ってください。

鈴ちゃんが早朝に出掛けています。

黙って出掛けた訳ではなくて、家の人には事前に話しをしてあると考えてください。

土方歳三さんが早朝に沖田総司さんと斉藤一さんに仕事を頼んだという事で、二人を外に出掛けさせています。

もちろん、土方歳三さんも副長という立場があるため、何かを頼んでいます。

ただ、どんな内容かというのは、沖田総司さん、斉藤一さん、山南敬助さんの行動や会話から想像して楽しんでください。

山南さんの事を子供達の何人かが「さんなんさん」と言っています。

山南敬助さんの事を「さんなんさん」言っていた人達がいたそうです。

この物語に登場する歌は「小倉百人一首 三十一番」、及び、「古今集」からの歌です。

「朝ぼらけ 有明の月と みるまでに 吉野の里に ふれる白雪」

ひらがなの読み方にすると、「あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき」となります。

作者は、坂上是則(さかのうえのこれのり)です。

意味は、「夜がほのかに明るくなって、まるで有明の月と見まがうばかりに、吉野の里に降り続く雪のなんて白いことでしょう。」となるそうです。

「春待ち月」ですが、「はるまちつき」と読みます。

「陰暦十二月の異称」です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       前編       後編  

目次


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