このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 雪の降る頃 ふたり見ませばいくばくか 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは、後書きになります。

雪が降った日とその後の物語です。

鈴ちゃんが部屋の中で歌集を見ていたら、ある歌を見つけます。

その歌を見ながらいろいろと考えている鈴ちゃんです。

沖田総司はさんは勘違いをしてしまい、斉藤一さんと鈴ちゃんの前で、いろいろと言ってしまいます。

この物語に登場する歌は、「万葉集 第八巻 一六五八番」からの歌です。

「我が背子と ふたり見ませば いくばくか この降る雪の 嬉しくあらまし」

ひらがなの読み方にすると、「わがせこと、ふたりみませば、いくばくか、このふるゆきの、うれしくあらまし」となります。

作者は、「光明皇后(こうみょうこうごう)」です。

意味は、「あなた(聖武天皇のこと)といっしょに二人で見れば、どれだけこの降る雪が嬉しく思われるのでしょうか。」

原文は、「吾背兒与 二有見麻世波 幾許香 此零雪之 懽有麻思」です。

「光明皇后(こうみょうこうごう)」が、「聖武天皇(しょうむてんのう)」に贈った歌です。

光明皇后は、聖武天皇の奥さんです。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       前編       後編  

目次


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