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〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜
〜 雪の降る頃 ふたり見ませばいくばくか 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは、後書きになります。
雪が降った日とその後の物語です。
鈴ちゃんが部屋の中で歌集を見ていたら、ある歌を見つけます。
その歌を見ながらいろいろと考えている鈴ちゃんです。
沖田総司はさんは勘違いをしてしまい、斉藤一さんと鈴ちゃんの前で、いろいろと言ってしまいます。
この物語に登場する歌は、「万葉集 第八巻 一六五八番」からの歌です。
「我が背子と ふたり見ませば いくばくか この降る雪の 嬉しくあらまし」
ひらがなの読み方にすると、「わがせこと、ふたりみませば、いくばくか、このふるゆきの、うれしくあらまし」となります。
作者は、「光明皇后(こうみょうこうごう)」です。
意味は、「あなた(聖武天皇のこと)といっしょに二人で見れば、どれだけこの降る雪が嬉しく思われるのでしょうか。」
原文は、「吾背兒与 二有見麻世波 幾許香 此零雪之 懽有麻思」です。
「光明皇后(こうみょうこうごう)」が、「聖武天皇(しょうむてんのう)」に贈った歌です。
光明皇后は、聖武天皇の奥さんです。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
前編
後編
目次
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