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〜 雪月花 新撰組異聞編 〜 


〜 睦月 白妙の雪は降りつつ 〜



〜 改訂版 〜


登場人物

土方歳三、沖田総司、斉藤一、子供達、少女[美鈴・鈴]



「田子の浦に うち出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」

「小倉百人一首 四番」、及び、「新古今集」

作者:山部赤人(やまべのあかひと)



今は初春。



ここは、京の町。



寒い日が続いている。



ここは、沖田総司と子供達が良く遊ぶ寺。



本堂。



沖田総司は笑顔で居る。

子供達も笑顔で居る。



沖田総司は子供達に微笑んで話し出す。

「みんな。次回は何をして遊びたい?」

子供達が沖田総司に笑顔で話し出す。

「かるた取りで遊びたい!」

「小倉百人一首のかるた取りで遊びたい!」

「僕も小倉百人一首かるた取りで遊びたい!」

沖田総司は子供達に微笑んで話し出す。

「みんな。小倉百人一首の歌を知っているの?」

子供達は沖田総司に笑顔で話し出す。

「知らないから、小倉百人一首の歌を覚えるよ!」

「少しだけ知っている! 小倉百人一首の歌を更に覚えるよ!」

沖田総司は子供達に微笑んで話し出す。

「小倉百人一首を覚えるために日数が必要だよね。小倉百人一首のかるたを取りで遊ぶ日は、改めて決めよう。」

子供達は沖田総司に笑顔で話し出す。

「総司お兄ちゃんは小倉百人一首をたくさん覚えているんだ! 凄いね! お姉ちゃんは総司お兄ちゃんがかるたをたくさん取る姿を見たら喜ぶよ!」

沖田総司は子供達を苦笑して見た。

子供達は沖田総司に微笑んで話し出す。

「小倉百人一首のかるたを取る日は、はじめお兄ちゃんとお姉ちゃんも誘おうよ。」

沖田総司は子供達に苦笑して話し出す。

「斉藤さんと鈴ちゃんには、私から話すね。」

子供達は沖田総司に不思議な様子で話し出す。

「総司お兄ちゃん大丈夫?」

沖田総司は子供達に苦笑して話し出す。

「大丈夫だよ。」

子供達は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は子供達を苦笑して見た。



暫く後の事。



ここは、屯所。



斉藤一の部屋。



斉藤一は普通に居る。



沖田総司が苦笑して訪れた。



斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。

「近い内に、子供達と小倉百人一首のかるた取りで遊びます。子供達が、斉藤さんと鈴ちゃんも小倉百人一首のかるた取りに誘いたいと話しました。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。

「小倉百人一首のかるた取りの日付が決まったら、直ぐに伝えます。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。



沖田総司は部屋を微笑んで出て行った。



僅かに後の事。



ここは、屯所。



土方歳三の部屋。



土方歳三は普通に居る。



沖田総司は苦笑して訪れた。



土方歳三は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は土方歳三に苦笑して様子で話し出す。

「土方さん。私と斉藤さんと仲の良い子と子供達で、小倉百人一首のかるた取りで遊ぶ予定があります。私は小倉百人一首の中で、覚えていない歌があります。土方さんに頼みに来ました。」

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「斉藤から小倉百人一首を教えてもらう考えはないのか?」

沖田総司は土方歳三に苦笑して話し出す。

「今回は斉藤さんに頼み難いです。」

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「分かった。俺が総司に小倉百人一首の歌を教える。」

沖田総司は土方歳三に微笑んで話し出す。

「ありがとうございます。」

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司。今回は、小倉百人一首のかるたをたくさん取るために、小倉百人一首の歌をたくさん覚えたいのだろ。今回は、小倉百人一首の歌の上の句と下の句を全て覚える必要がない。覚える部分が少なくて良かったな。」

沖田総司は土方歳三を不思議な様子で見た。



土方歳三は小倉百人一首のかるたを押入れから微笑んで取り出した。



土方歳三は小倉百人一首のかるたを沖田総司の前に置くと、沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司。俺の所有する小倉百人一首のかるたを貸す。予習と復習をしっかりとするように。」

沖田総司は小倉百人一首のかるたを不思議な様子で見た。

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「新しい小倉百人一首のかるたを購入した知り合いから、古い小倉百人一首のかるたを譲り受けた。俺は近い内に小倉百人一首のかるたを使用する予定がない。俺は小倉百人一首の歌を全て覚えている。暫くは安心してかるたを使用できる。」

沖田総司は小倉百人一首のかるたを持つと、土方歳三に微笑んで話し出す。

「ありがとうございます!」

土方歳三は沖田総司を微笑んで見た。



沖田総司は小倉百人一首のかるたを持ち、部屋を笑顔で出て行った。



直後の事。



ここは、屯所。



縁。



沖田総司は小倉百人一首のかるたを持ち、部屋から笑顔で出てきた。



沖田総司は小倉百人一首のかるたを持ち、空を笑顔で見た。



綺麗な青空が広がっている。



沖田総司は小倉百人一首のかるたを持ち、空を見て、笑顔で声を出す。

「小倉百人一首を全て覚えるぞ!」



沖田総司は小倉百人一首のかるたを持ち、笑顔で歩き出した。



数日後の事。



ここは、屯所。



土方歳三の部屋。



土方歳三は微笑んで居る。

沖田総司は小倉百人一首のかるたを真剣な表情で見ている。



土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司。念のために確認をする。小倉百人一首のかるたをたくさん取りたいのか? 小倉百人一首の歌をたくさん覚えたいのか?」

沖田総司は小倉百人一首のかるたを見ながら、土方歳三に真剣な表情で話し出す。

「両方です。」

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司と斉藤と仲の良い子と子供達と、小倉百人一首のかるた取りで遊ぶのだろ。小倉百人一首を全て覚えても、小倉百人一首のかるたをたくさん取れるとは限らない。」

沖田総司は土方歳三を不思議な様子で見た。

土方歳三は沖田総司に微笑んで話し出す。

「一部の子供が小倉百人一首を全て覚えている可能性があるが、多数の子供は小倉百人一首の歌をたくさん覚えていない可能性が高い。総司と良く遊ぶ子供達は、気遣いの出来る子供が多いらしいな。斉藤は、総司が煽って本気にさせない限りは大丈夫だ。良く考えると、問題ないな。」

沖田総司は土方歳三に僅かに不機嫌に話し出す。

「土方さん。私は土方さんから小倉百人一首の歌を教わるために部屋を訪ねています。私は小倉百人一首の歌を覚えるのに忙しいです。雑談はしないでください。分かりやすく的確な説明をしてください。」

土方歳三は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は小倉百人一首のかるたを真剣な表情で見た。

土方歳三は沖田総司を微笑んで見ている。



数日後の事。



沖田総司、斉藤一、子供達、少女が、小倉百人一首のかるた取りで遊ぶ日になる。



ここは、沖田総司、斉藤一、子供達、少女が、良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は微笑んで居る。

斉藤一は普通の表情で居る。

子供達は笑顔で居る。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は、斉藤一、子供達、少女に、笑顔で話し出す。

「小倉百人一首のかるた取りを始めます!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

子供達は沖田総司に笑顔で話し出す。

「はい!」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。小倉百人一首のかるた取りで遊ぶには既に大人数だ。俺は小倉百人一首のかるた取りに参加せずに、みんなの様子を見る。」

沖田総司は斉藤一を残念な様子で見た。

子供達も斉藤一を残念な様子で見た。

少女も斉藤一を残念な様子で見た。

斉藤一は、沖田総司、子供達、少女を、普通の表情で見た。

子供達は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はじめお兄ちゃんに小倉百人一首のかるたを詠んでもらおうよ。」

斉藤一は子供達に普通に話し出す。

「遠慮する。」

沖田総司は子供達に微笑んで話し出す。

「みんな。今回は、斉藤さんの気持ちを尊重して諦めよう。」

斉藤一は沖田総司と子供達に普通の表情で頷いた。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「差し支えなければ、私が小倉百人一首のかるたを詠みましょうか?」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。ありがとう。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

子供達は少女に微笑んで話し出す。

「お姉ちゃん。よろしくお願いします。」

斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。

少女は斉藤一と子供達に微笑んで頷いた。



少し後の事。



ここは、沖田総司、斉藤一、子供達、少女が、良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は真剣な表情で居る。

斉藤一は普通の表情で居る。

子供達は笑顔で居る。

少女は微笑んで居る。

沖田総司の前と子供達の前に、小倉百人一首のかるたが置いてある。



少女が小倉百人一首のかるたの歌を微笑んで詠む。

「小野小町。花の色は〜♪」

沖田総司が小倉百人一首のかるたを真剣な表情で取った。

「はい!」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女を真剣な表情で見た。

少女は小倉百人一首のかるたの歌を微笑んで詠む。

「天智天皇。秋の田の〜♪ かりほの庵の〜♪」

子供が小倉百人一首のかるたを笑顔で取った。

「はい!」

少女は子供を微笑んで見た。

子供は少女を笑顔で見た。

少女は小倉百人一首のかるたの歌を微笑んで詠む。

「入道前太政大臣。花さそふ〜♪ 嵐の庭の〜♪」

沖田総司が小倉百人一首のかるたを真剣な表情で取った。

「はい!」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女を笑顔で見た。

子供達は沖田総司と少女を微笑んで見た。

斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。

沖田総司は小倉百人一首のかるたを真剣な表情で見た。

子供達は斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は子供達に普通の表情で頷いた。

子供達は小倉百人一首のかるたを微笑んで見た。



暫く後の事。



ここは、沖田総司、斉藤一、子供達、少女が、良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は前に置いた小倉百人一首のかるたを笑顔で数えている。

斉藤一は普通に居る。

子供達は前に置いた小倉百人一首のかるたを笑顔で数えている。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は小倉百人一首のかるたを笑顔で数え終わった。

子供達も小倉百人一首のかるたを笑顔で数え終わった。

斉藤一は、沖田総司、子供達、少女に、普通に話し出す。

「今回の小倉百人一首のかるたを一番に多く取った人物は、総司だ。」

沖田総司は笑顔で声を出す。

「やった〜!」

少女が沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。おめでとうございます。」

沖田総司は少女を照れて見た。

少女は沖田総司を微笑んで見た。

子供達は沖田総司と少女を微笑んで見た。

斉藤一は、沖田総司、子供達、少女を、普通の表情で見た。

子供達は斉藤一に小さい声で話し出す。

「はじめお兄ちゃん。僕達は帰ります。総司お兄ちゃんに、次の逢う予定の日は、総司お兄ちゃんの都合の良い日で決めてください、と伝えてください。」

斉藤一は子供達に普通の表情で頷いた。



子供達は本堂の外に静かに出て行った。



僅かに後の事。



ここは、京の町。



子供達は微笑んで歩いている。



子供は残念な様子で話し出す。

「小倉百人一首のかるたをたくさん取りたかったな。」

子供は微笑んで話し出す。

「今日の総司お兄ちゃんの小倉百人一首のかるたを取る様子を見ていたら、短期間で小倉百人一首の歌を覚えて、短期間で小倉百人一首のかるたを早く取る方法を覚えた、と思うんだ。」

「総司お兄ちゃんはお姉ちゃんのために小倉百人一首を真剣に覚えたんだね。」

「今回は諦めようよ。」

「総司お兄ちゃんは小倉百人一首のかるたを取った時は、嬉しい様子だったね。総司お兄ちゃんは小倉百人一首のかるたを取ると、お姉ちゃんを笑顔で見たね。」

「お姉ちゃんは、僕達が小倉百人一首のかるたを取った時に笑顔になるけれど、総司お兄ちゃんが小倉百人一首のかるたを取った時は更に笑顔になったね。」

子供が不思議な様子で話し出す。

「総司お兄ちゃんとお姉ちゃんは、今も友達なの?」

「総司お兄ちゃんとお姉ちゃんは、友達より親密な関係に見えるよね。総司お兄ちゃんは、お姉ちゃんを物凄く大切な友達だと話すよね。」

「総司お兄ちゃんは、友達の意味を分かっているのかな?」

「謎だよね。」

子供達は不思議な様子で考え込んだ。



直後の事。



ここは、沖田総司、斉藤一、子供達、少女が、良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は微笑んで居る。

斉藤一は普通の表情で居る。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は本堂の中を不思議な様子で見た。

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「子供達は先に帰った。子供達から総司への伝言を頼まれた。次に逢う日は、総司の都合に合わせて決めて良いそうだ。次に逢う日が決まったら、声を掛けて欲しいそうだ。」

沖田総司は斉藤一を見ると、斉藤一に微笑んで頷いた。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。



少女は障子を微笑んで開けた。



雪が降っている。



少女は雪の降る様子を微笑んで見た。



沖田総司は微笑んで来た。



沖田総司は境内を微笑んで見た。

少女は沖田総司を見ると、沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。雪が降ってきましたね。」

沖田総司は少女を見ると、少女に微笑んで頷いた。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。百人一首のかるたをたくさん取りました。凄いです。」

沖田総司は少女に苦笑して話し出す。

「子供達は小倉百人一首の歌を想像以上に覚えていた。かるたを取る時は本気になってしまった。」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女を苦笑して見た。

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃんの詠む歌は聞き取りやすいよ。鈴ちゃんは歌を詠むのが上手だね。」

少女は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「お世辞でも褒めて頂けると嬉しいです。」

沖田総司は少女に慌てて話し出す。

「お世辞ではないよ! 本当だよ! 私の言い方が悪くてごめんね!」

少女は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「ありがとうございます。」

沖田総司は少女を安心して見た。

少女は雪の降る様子を恥ずかしく見た。

沖田総司は少女と雪の降る様子を微笑んで見た。

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。小倉百人一首の歌の中に、雪が登場する歌があるよね。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「“田子の浦に うち出て見れば 白妙の”」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「“富士の高嶺に 雪は降りつつ”」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女も沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。再び小倉百人一首のかるた取りをしようね。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女も沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に心配して話し出す。

「鈴ちゃん。寒い?」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「大丈夫です。」

沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。寒いですか?」



斉藤一は沖田総司を見ながら、普通の表情で首を横に振った。



沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「雪が止まないけれど帰ろう。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。



沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。帰りましょう。」



斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。



沖田総司は本堂の外に微笑んで出て行った。

斉藤一は本堂の外に普通に出て行った。

少女は本堂の外に微笑んで出て行った。



少し後の事。



ここは、京の町。



雪が僅かに降っている。



沖田総司は微笑んで歩いている。

斉藤一は普通に歩いている。

少女は微笑んで歩いている。



少し後の事。



ここは、京の町。



雪が僅かだが降っている。



斉藤一は普通に歩いている。



斉藤一は雪の降る様子を見ながら、普通の表情で呟いた。

「“田子の浦に うち出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ”」

斉藤一は雪を掌で普通の表情で受け止めた。



雪はゆっくりと解けた。



斉藤一は普通に歩き出した。



「田子の浦に うち出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」

京の町に雪が降った。

京の町と様々な想いを、雪が綺麗に包み込んだ。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語に登場する歌は「小倉百人一首 四番」、及び、「新古今集」

「田子の浦に うち出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」

ひらがなの読み方は「たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ」

作者は「山部赤人(やまべのあかひと)」

歌の意味は「田子の浦に出てみると、真っ白な富士の高嶺に、雪がしきりに降って居るようです。」となるそうです。

読み方は少し変わりますが、「万葉集 第三巻 三一八番」の歌でもあります。

沖田総司さんは鈴ちゃんのために、土方歳三さんから小倉百人一首を教わって覚えます。

土方歳三さんと斉藤一さんと子供達のさり気ない気配りの中で、小倉百人一首のかるた取りは終了します。

「睦月(むつき)」は「陰暦正月の異称」です。

「睦(むつ)」は、一文字のみでは使われず、他の言葉と一緒になって使われる言葉です。

「親しい」の意味で使われています。

「睦まじい」もこの字を使います。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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