〜　雪月花　新撰組異聞　編　〜


〜　京小町と黒椿　見とも飽かめや植ゑてける君　〜


〜　改訂版　〜


登場人物

土方歳三、沖田総司、斉藤一、少女［美鈴・鈴］




「万葉集　第二十巻　四四一八番」より

「あしひきの　八峯の椿　つらつらに　見とも飽かめや　植ゑてける君」

作者：大伴家持（おおとものやかもち）




今は春。



ここは、京の町。



暖かい日が続いたと思えば、寒い日になる。

天気も気温も、落ち着かない日々が続いている。



今日は、晴れになる。

今日は、少し肌寒いと感じる時がある。



綺麗な春の花が咲き乱れている。



ここは、沖田総司と少女が良く訪れる寺。



境内。



季節の花がたくさん咲いている。



沖田総司は微笑んで来た。

少女も微笑んで来た。



少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。椿の花が綺麗に咲いています。」

沖田総司は少女に微笑んで頷いた。

少女は椿を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。見たい椿があるよね。」

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少女に恥ずかしく話し出す。

「鈴ちゃんは花について詳しいよね。何時も勉強になるんだ。変わった椿が見られると思って質問したんだ。」

少女は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「私は詳しくないです。総司さんに勉強になると言われると恥ずかしいです。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。本当に勉強になっているよ。照れないで。」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司も少女を微笑んで見た。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さんと一緒に黒椿が見たいです。」

沖田総司は少女を不思議な様子で見た。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「黒色のように見える椿です。花びらは艶々としています。」

沖田総司は椿を見ると、僅かに不機嫌な様子で呟いた。

「黒色の椿。」

少女は沖田総司を心配な様子で見た。

沖田総司は椿を僅かに不機嫌な様子で見た。

少女は沖田総司に申し訳なく話し出す。

「すいません。」

沖田総司は少女を慌てて見た。

少女は沖田総司に申し訳なく話し出す。

「総司さんは、お武家様です。お武家様は、椿は、縁起が良くないので、好まない方が多いと聞いた時があります。私は、聞いた話を忘れてしまって、黒椿が見たいと話しました。」

沖田総司は少女に焦って話し出す。

「私は椿が縁起の悪い花だと気にしないよ！　鈴ちゃんは椿を見たいよね！　私は、鈴ちゃんの見たい花を、見たいよ！　私は、鈴ちゃんの見たい花を、一緒に見たいよ！」

少女は沖田総司を申し訳なく見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。黒色の椿。変わっているね。私も見たいな。」

少女は沖田総司に申し訳なく話し出す。

「総司さん。私は、黒椿ではなくて、他の花が見たいです。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。先程の私の話は気にしないで。私は黒椿を見たいな。」

少女は沖田総司を申し訳なく見た。

沖田総司は少女を心配して見た。



季節が冬に戻ったかのような寒い風が吹いた。



少女は沖田総司を見ながら、寒い様子の仕草を見せた。

沖田総司は少女に心配して話し出す。

「鈴ちゃん。寒い？　大丈夫？」

少女は沖田総司に申し訳なく小さい声で話し出す。

「大丈夫です。」

沖田総司は少女に心配して話し出す。

「鈴ちゃん。本堂の中に入って少し休もう。」

少女は沖田総司に申し訳なく小さい声で話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を心配して見た。



僅かに後の事。



ここは、沖田総司と少女が良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は本堂に心配な様子で入った。

少女は本堂に不安な様子で入った。



沖田総司は少女を心配な様子で抱き寄せた。

少女は沖田総司を少し驚いた様子で見た。

沖田総司は少女を抱いて、少女に微笑んで話し出す。

「近付くと暖かくなるよね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を抱いて、少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。悲しい思いをさせてしまった。ご免ね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「大丈夫です。」

沖田総司は少女を抱いて、少女を微笑んで見た。

少女は沖田総司に心配して話し出す。

「総司さん。寒くないですか？」

沖田総司は少女を抱いて、少女に微笑んで話し出す。

「私は大丈夫だよ。鈴ちゃんが一緒に居てくれるから寒くないよ。」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女を抱いて、少女を微笑んで見た。



少し後の事。



ここは、沖田総司と少女が良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は少女を抱いて、微笑んで居る。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は少女を抱いて、少女に寂しく話し出す。

「鈴ちゃん。帰る時間が近付いている。家まで送るよ。」

少女は沖田総司に寂しく話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を抱いて、少女に寂しく話し出す。

「鈴ちゃん。何時も短い時間しか会ってあげられない。ご免ね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さんは、忙しいのに、私にたくさん逢ってくださいます。嬉しいです。」

沖田総司は少女を微笑んで少し強く抱いた。

少女は沖田総司を少し驚いた表情で見た。

沖田総司は少女を慌てて離すと、少女を心配して見た。

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少女に心配して話し出す。

「鈴ちゃん。抱く時に力が入ってしまった。痛かったよね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「大丈夫です。」

沖田総司は少女を安心した表情で見た。

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。帰ろう。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。



沖田総司は本堂を微笑んで出て行った。

少女も本堂を微笑んで出て行った。



暫く後の事。



夜になる。



ここは、京の町。



月の光が辺りを淡く照らしている。



ここは、屯所。



月の光が辺りを淡く照らしている。



斉藤一の部屋。



斉藤一は普通に居る。



沖田総司は部屋を考えながら訪れた。



斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に寂しく話し出す。

「今日。鈴ちゃんと椿を見ました。鈴ちゃんに見たい椿を質問しました。鈴ちゃんは黒椿を見たいと話しました。理由は分かりませんが、急に椿を見たくない気持ちになりました。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見ている。

沖田総司は斉藤一に寂しく話し出す。

「鈴ちゃんは、私を見る間に、気が利かないと思って、落ち込んでしまいました。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見ている。

沖田総司は斉藤一に寂しく話し出す。

「私は、鈴ちゃんの見たい花を一緒に見たいです。武士は椿を嫌がりますが、私は椿を気にしません。理由は分かりませんが、今日は椿が気になってしまいました。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司の機嫌が悪くなった理由。美鈴さんは気が利かないからだと思ったから。美鈴さんは、総司の気持ちに気付いたから、落ち込んだ。」

沖田総司は斉藤一に寂しく話し出す。

「鈴ちゃんは気の利く良い子です。斉藤さんの話は該当しません。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「疲れている。体調が悪くなる。以上の状態になると、俺の話す内容に該当する時がある。総司は、普段は気にならない内容が、気になった。疲れを感じているだろ。」

沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見た。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一を不安な様子で見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「美鈴さんは、総司の体調を気付いていないと思う。美鈴さんは、細かい内容を気付く。美鈴さんは、総司が自分の話す内容で機嫌が悪くなったと分かったから、落ち込んだ。」

沖田総司は斉藤一に心配して話し出す。

「私は疲れていません。私は鈴ちゃんに逢う時間が楽しいです。いろいろと考えると、最近は忙しい時間が多かったです。私は気持ちが落ち着いていなかったのかも知れません。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司が不機嫌になった理由。更に一つある。」

沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司が不機嫌になった更に一つの理由。総司は武士だから、になる。」

沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見ている。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「美鈴さんの笑顔が見たいから、武士ならば嫌がる椿が気にならない。普段は気にならない椿なのに、体調が悪いから、武士が嫌がる椿が気になる。共に本心になる。」

沖田総司は斉藤一を考えながら見た。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に寂しく話し出す。

「斉藤さんの話す内容が正しいか分かりせん。鈴ちゃんが悲しい思いをするのは嫌です。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。悩むな。美鈴さんが心配する。笑顔で過ごせ。」

沖田総司は斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。黒椿の花の咲く場所。知りませんか？」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「私を黒椿の花の咲く場所に、連れて行ってくれませんか？」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。ありがとうございます。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「俺に感謝する前に、美鈴さんに感謝しろ。」

沖田総司は斉藤一に微笑んで頷いた。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。



数日後の事。



ここは、町中。



沖田総司は微笑んで歩いている。

少女も微笑んで歩いている。



沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。数日前の黒椿を見る約束。覚えている？」

少女は沖田総司を申し訳なく見た。

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は沖田総司に申し訳なく話し出す。

「数日前のお約束。忘れてください。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「勿論。忘れたよ。」

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「私が鈴ちゃんと一緒に黒椿を見たいんだ。」

少女は沖田総司を心配して見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。私と一緒に黒椿を楽しく見て欲しいな。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女も沖田総司を微笑んで見た。



少し後の事。



ここは、椿の花のたくさん咲く場所。



黒椿の花の咲く場所。



沖田総司は微笑んで来た。

少女も微笑んで来た。



少女は黒椿の花を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。黒椿の花が綺麗に咲いているね。」

少女は沖田総司を見ると、沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「黒椿。名前のとおり、黒色に光っているみたいだね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は黒椿の花を微笑んで見た。

沖田総司は少女と黒椿の花を微笑んで見た。

少女は黒椿の花を微笑んで見ている。

沖田総司は少女を恥ずかしく見た。

少女は黒椿の花を微笑んで見ている。

沖田総司は少女に恥ずかしく話し出す。

「鈴ちゃん。実は、更に一つ見て欲しい椿の花があるんだ。」

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少し離れた椿を恥ずかしく指した。

少女は沖田総司の指す方向を不思議な様子で見た。

沖田総司は差すのを止めると、少女に恥ずかしく話し出す。

「鈴ちゃんと同じ椿だよ。」

少女は沖田総司を恥ずかしく見た。

沖田総司は少女に赤面して話し出す。

「鈴ちゃん。私の指した椿の名前。知っている？」

少女は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女に赤面して話し出す。

「鈴ちゃん。二つの椿。分けてもらって帰えろう。」

少女は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を赤面して見た。



暫く後の事。



ここは、屯所。



縁。



斉藤一は普通に歩いている。



沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、微笑んで来た。



斉藤一は普通に止まった。



斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。ありがとうございました。鈴ちゃんが喜んでいました。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。椿を分けてもらいました。」

斉藤一は白色に桃色の混じる椿の花を普通の表情で見た。

沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、斉藤一に微笑んで話し出す。

「白色に桃色が混じる椿の花です。鈴ちゃん同様に可愛いですよね。」

斉藤一は沖田総司を見ると、沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、斉藤一を微笑んで見た。



沖田総司は白色に桃色の混じる椿の花を持ち、微笑んで居なくなった。



土方歳三が普通に来た。



斉藤一は土方歳三に普通の表情で軽く礼をした。

土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。

「斉藤。総司は花を良く分けてもらっている。手入れは大丈夫なのか？」

斉藤一は土方歳三に普通に話し出す。

「総司には手入れの方法などを説明しています。総司なりに、かなり気を配っています。総司の元々の性格の関係だと思いますが、丁寧とは言えない部分があります。」

土方歳三は斉藤一に苦笑して話し出す。

「今回も面倒を頼む。」

斉藤一は土方歳三に普通の表情で軽く礼をした。

土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。

「今回の総司が分けてもらった花。何だ？」

斉藤一は土方歳三に普通に話し出す。

「椿です。」

土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。

「椿の名前は？」

斉藤一は土方歳三に普通に話し出す。

「京小町。」

土方歳三は斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は土方歳三を普通の表情で見た。

土方歳三は斉藤一に微笑んで話し出す。

「“あしひきの　八峯の椿　つらつらに　見とも飽かめや　植ゑてける君”。」

斉藤一は土方歳三を普通の表情で見た。

土方歳三は斉藤一に微笑んで話し出す。

「歌の内容と少し違うが、総司とあの子を表すには、良い歌だと思わないか？」

斉藤一は土方歳三に普通の表情で軽く礼をした。

土方歳三は斉藤一を微笑んで見た。



同じ頃。



ここは、少女の家。



少女の部屋。



机には、沖田総司と一緒に出掛けた時に分けてもらった椿の黒椿の花と椿の京小町の花が、花瓶の中で綺麗に咲いている。



少女は黒椿と京小町を微笑んで見ている。



少女は黒椿と京小町を恥ずかしく見た。

少女は黒椿と京小町を見ながら、恥ずかしく呟いた。

「総司さんに京小町みたいと言われたの。」

少女は黒椿と京小町を見ながら、恥ずかしく呟いた。

「“あしひきの　八峯の椿　つらつらに　見とも飽かめや　植ゑてける君”。」

少女は黒椿と京小町を微笑んで見た。

少女は黒椿と京小町を見ながら、微笑んで呟いた。

「総司さんが今のお歌を詠んでも相応しいと思う女性になりたいな。」

少女は黒椿と京小町を見ながら、微笑んで呟いた。

「私は総司さんをずっと見ていても飽きないの。私は、お歌の内容と少し違うけど、ずっと一緒に居たいの。」

少女は黒椿と京小町を恥ずかしく見た。

少女は赤面して少し慌てた様子で部屋の外を見た。



部屋の外には、誰かが居る気配を感じない。



少女は安心した様子で呟いた。

「誰も聞いていないみたい。良かった。」

少女は黒椿と京小町を見ると、微笑んで呟いた。

「今の話は秘密ね。」

少女は黒椿と京小町を微笑んで見た。



京の町には、綺麗な花が咲いている。

沖田総司の居る屯所にも、綺麗な花が咲いている。

少女の家にも、綺麗な花が咲いている。

春の季節は、更に続く気配を見せている。




＊　　　　　　＊　　　　　　＊　　　　　　＊　　　　　　＊　　　　　　＊




ここからは後書きになります。

この物語は既に掲載している物語の改訂版です。

改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。

改訂前の物語を掲載するのは止めました。

以上、ご了承願います。

ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。

この物語に登場する歌は「万葉集　第二十巻　四四一八番」

「あしひきの　八峯の椿　つらつらに　見とも飽かめや　植ゑてける君」

ひらがなの読み方は「あしひきの　やつをのつばき　つらつらに　みともあかめや　うゑてけるきみ」

作者は「大伴家持（おおとものやかもち）」

歌の意味は、「つくづく見ても見飽きることがあるでしょうか、この椿を植えたあなたを。」となるそうです。

原文は「安之比奇能　夜都乎乃都婆吉　都良々々尓　美等母安可米也　宇恵弖家流伎美」

椿は古くからある花です。

古くから神聖な樹木として扱われていたようです。

「黒椿（くろつばき）」についてです。

椿の一種類です。

黒色に近い赤色の花です。

艶のある花びらです。

名前は違う可能性はありますが、江戸時代の書物に記録のある椿です。

黒色のような赤色の椿が、江戸時代にはあったようです。

「京小町（きょうこまち）」についてです。

椿の一種類です。

白色の花びらが一部ピンク色になります。

江戸時代からある椿なのかの確認はとっていません。

この物語の補足です。

この物語には、武士は椿を好まない内容の話が出てきます。

武士の人達は、椿が花ごと落ちるため、忌み嫌っていたそうです。

沖田総司さんの場合は、元来の性格と、鈴ちゃんが花の好きな事から、あまり気にしていないと思ってください。

実際の沖田総司さんは、細かい事を気にしない性格に思える部分があるので、好きな人が椿の花が好きと言ったら、喜んで椿を一緒に見たり、相手の人の好きな椿を探したり、などをしたように思いました。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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