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〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 春宵の夢物語 春の野に すみれ摘みにと 〜


登場人物

沖田総司、斉藤一、少女[鈴・美鈴]

夜の国の住人、夢



「春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける」

「万葉集 第八巻 一四二四番」より

作者:山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)



今は春。



ここは、京の町。



暖かさを感じる日が増えてきた。



今は夜。



月と星が綺麗な輝きで夜空を彩っている。



ここは、屯所。



沖田総司の部屋。



沖田総司は床の中で静かに寝ている。



部屋の中が心地良い空気に包まれた。



沖田総司は床に横になったまま、ゆっくりと目を開けた。



少女が沖田総司の顔を覆うように笑顔で見ている。



沖田総司は、少女と同じ顔の夜の国の住人の“夢”という名前の少女だと直ぐに分かった。



沖田総司は床に横になったまま、夢に微笑んで話し出す。

「夢ちゃん。こんばんは。」

夢は沖田総司から笑顔で離れた。

沖田総司は床の上に微笑んで体を起した。

夢は沖田総司に微笑んで抱き付いた。

沖田総司は床の上に体を起したまま、顔を赤くして動きを止めた。



沖田総司と夢は、不思議な空気に包まれた。



それから一瞬の後の事。



ここは、夜の国。



落ち着いた雰囲気の部屋。



沖田総司と夢は、抱き合いながら静かに現れた。



夢は沖田総司に笑顔で抱き付いている。

沖田総司は顔を赤くして動きが止まっている。



夢は沖田総司に抱き付きながら、微笑んで話し出す。

「総司さん。ご存知だと思いますが、私の家に在る部屋です。」

沖田総司は夢に顔を赤くしながら話し出す。

「なぜ今回の最初に来た場所は、草原や花がたくさん咲く場所ではないの?」

夢は沖田総司に抱き付きながら、微笑んで話し出す。

「今回は事前の準備があるので、私の部屋に来ました。」

沖田総司は顔を赤くしながら夢を見た。

夢は沖田総司から微笑んで離れた。



斉藤一が普通の表情のまま、部屋の中に静かに現れた。



夢は斉藤一を微笑んで見た。

沖田総司は顔を赤くしながら斉藤一を見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。顔が赤いぞ。」

沖田総司は斉藤一に顔を赤くしながら話し出す。

「斉藤さん。今の様子を見ましたか?」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「今の様子とは何だ?」

沖田総司は斉藤一に顔を赤くしながら話し出す。

「今の様子は、今の様子です。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に顔を赤くしながら話し出す。

「今の様子は見ていないのですね。安心しました。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「美鈴さんには言わないから安心しろ。」

沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一に動揺した様子で話し出す。

「斉藤さん。何かを見ましたね。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一に動揺した様子で話し出す。

「斉藤さん。何を見たのか教えてください。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。どうでも良い話で盛り上がっていたら、美鈴さんに逢う時間が遅くなるぞ。」

沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一を拗ねた様子で見た。

夢は斉藤一に微笑んで話し出す。

「総司さんを見ていると明るい気持ちになります。」

斉藤一は夢を見ると、普通の表情で頷いた。

沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一と夢に拗ねた様子で話し出す。

「斉藤さんも夢ちゃんも酷いです。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。これから美鈴さんのために覚える内容がたくさんあるぞ。早く落ち着け。」

沖田総司は斉藤一に顔を赤くしながら頷いた。

夢は沖田総司にお茶を差し出すと、微笑んで話し出す。

「総司さん。お茶です。」

沖田総司は顔を赤くしながら、夢からお茶を受け取った。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は顔を赤くしながらお茶を飲んだ。

夢は沖田総司を微笑んで見た。



沖田総司は微笑んでお茶を飲み終わった。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。顔が赤くありません。」

沖田総司は夢に微笑んで話し出す。

「お茶を飲んだら気持ちが落ち着いた。」

夢は沖田総司を微笑んで見た。

斉藤一は紙を差し出すと、沖田総司に普通に話し出す。

「総司。歌を覚えるぞ。」

沖田総司は斉藤一から微笑んで紙を受け取った。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「“春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける”。万葉集 第八巻 一四一二番。作者は“山部宿禰赤人”。」

沖田総司は紙を見ながら、真剣な表情で呟いた。

「“春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける”。万葉集 第八巻 一四一二番。作者は“山部宿禰赤人”。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で話し出す。

「歌の意味は“春の野にすみれを摘もうと思ってやってきたのに、懐かしくて一晩寝てしまいました。”となるそうだ。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一を見ると、微笑んで話し出す。

「鈴ちゃんと斉藤さんと菫の花がたくさん咲く場所に出掛けてから、歌を贈るのですね。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に苦笑しながら話し出す。

「“野を懐かしみ”は、今回は馴染みの場所に似ていると解釈するのですね。“一夜寝にける”は、“一夜”ほど長く寝ないにしても、寝て良いのでしょうか?」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に苦笑しながら話し出す。

「緊張して寝られない時は、どのようにしたら良いでしょうか?」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「京の町での総司は美鈴さんと一緒の時には寝ないが、夜の国での総司は美鈴さんと一緒の時には何度も寝ているぞ。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。

「私が夜の国で寝てしまうのは、夜の国は安全で、斉藤さんが傍に居るから更に安全で、鈴ちゃんが傍に居るから落ち着けるという、安心できる状況が揃っているからです。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「今夜も夜の国で俺が傍に居て美鈴さんも傍に居る。安全で安心できるな。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に微笑んで頷いた。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。もし眠れなかったら、俺が総司を眠らせてやる。安心しろ。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一を不安そうに見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。なぜ不安そうにしているんだ?」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に不安そうに話し出す。

「本当に安心して良いのですか?」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司は俺を信じていないのか?」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に苦笑しながら話し出す。

「もちろん信じています。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は紙を持ちながら、部屋の中を不思議そうに見回した。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見ている。

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一を見ると、不思議そうに話し出す。

「夢ちゃんが居ませんね。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「少し前に部屋から居なくなった。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。

「夜の国に居ると、突然に現れたり突然に居なくなったりするので慣れませんね。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司は、総司と美鈴さんのために菫の咲く場所を探してくれた思いも受けて、歌や菫に関して覚えるんだ。早く覚えて美鈴さんに逢うぞ。」

沖田総司は紙を持ちながら、斉藤一に真剣な表情で頷いた。

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。



それから少し後の事。



ここは、夢の家。



一室。



沖田総司と斉藤一が居る。



沖田総司は真剣な表情で机に向かっている。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見ている。

沖田総司は斉藤一を見ると、微笑んで話し出す。

「歌や菫に関する説明を覚えられたと思います。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一を微笑んで見た。



少女が微笑みながら、部屋の中に静かに現れた。



斉藤一は少女を普通の表情で見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。こんばんは。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。こんばんは。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「夜の国は菫の見頃なんだって。私と鈴ちゃんと斉藤さんの三人で菫を見に出掛けよう。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

斉藤一は沖田総司と少女に普通に話し出す。

「菫を長く見られるように、酒やお茶や食べ物を用意してくれた。荷物を取ってくるから待っていろ。」

沖田総司は斉藤一に微笑んで頷いた。

少女も斉藤一に微笑んで頷いた。



斉藤一は普通の表情のまま、静かに居なくなった。



沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。長く菫が見られるよ。楽しみだね。」

少女は沖田総司に微笑んで頷いた。

沖田総司は少女を微笑んで見た。



斉藤一は荷物を普通の表情で持ちながら、静かに現れた。



沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。早いですね。」

斉藤一は荷物を持ちながら、沖田総司に普通に話し出す。

「用意が出来た荷物を取ってきただけだ。しかもこれから出掛けるんだ。時間を掛ける必要はないだろ。」

沖田総司は斉藤一を微笑んで見た。

少女も斉藤一を微笑んで見た。



斉藤一は荷物を普通の表情で持ちながら、静かに居なくなった。

少女は微笑んだ表情のまま、静かに居なくなった。

沖田総司も微笑んだ表情のまま、静かに居なくなった。



それから一瞬の後の事。



ここは、たくさんの黄色い菫が咲く場所。



月と満天の星の輝きが、夜空と辺りを照らしている。



斉藤一は荷物を普通の表情で持ちながら、静かに現れた。

少女は微笑んで、静かに現れた。

沖田総司も微笑んで、静かに現れた。



斉藤一は荷物を置くと、辺りを普通の表情で見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。黄色い菫が綺麗に咲いているね。月の光と満天の星の光と黄色い菫が、辺りを明るくしているね。」

少女は黄色い菫を見ながら、沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。

沖田総司は微笑みながら、黄色い菫を一輪だけ手折った。

少女は沖田総司を微笑んで見ている。

沖田総司は一輪の黄色い菫を、微笑んで少女の髪に挿した。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「ありがとうございます。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃんは、紫色の菫の花だけでなく、黄色の菫の花も似合うよ。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「ありがとうございます。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「小さくて可愛くて辺りを明るくする。鈴ちゃんは菫のようだよ。」

少女は沖田総司に恥ずかしそうに話し出す。

「ありがとうございます。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃんの着物は菫のようだね。似合っているよ。」

少女は沖田総司に恥ずかしそうに話し出す。

「今日の着物は菫の襲です。褒めて頂いてありがとうございます。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は沖田総司を恥ずかしそうに見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。菫の別名は“相撲取草”なんだって。」

少女は沖田総司を不思議そうに見た。

沖田総司は少女に慌てた様子で話し出す。

「鈴ちゃんは菫のようだけど、相撲取草ではないよ! 説明の順番を間違えた! ごめんね!」

少女は沖田総司を不思議そうに見ている。

沖田総司は少女に慌てた様子で話し出す。

「説明の順番を間違えたと言っても、覚えたままで話している訳ではないよ!」

少女は沖田総司を不思議そうに見ている。

沖田総司は少女を慌てた様子で見た。

斉藤一は少女に普通に話し出す。

「美鈴さん。話は変わるが、総司が美鈴さんに歌を贈りたいと話していた。受け取って欲しい。」

少女は沖田総司と斉藤一に微笑んで頷いた。

沖田総司は懐から紙を取り出すと、少女に微笑んで差し出した。

少女は沖田総司から微笑んで紙を受け取った。

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は紙を微笑んで見た。

斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。

少女は紙を持ちながら、沖田総司を見ると、微笑んで話し出す。

「素敵なお歌をありがとうございます。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は紙を懐に微笑んで仕舞った。

斉藤一は沖田総司と少女に普通に話し出す。

「準備が出来たぞ。」

沖田総司は斉藤一を僅かに慌てた様子で見た。

少女は斉藤一を不思議そうに見た。



敷物が敷いてあり、お酒やお茶や食べ物が広げてある。



沖田総司は斉藤一に不思議そうに話し出す。

「いつの間に準備をしていたのですか?」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司と美鈴さんが話している間に準備した。」

少女は斉藤一に申し訳なさそうに話し出す。

「お手伝いしないで申し訳ありません。」

斉藤一は少女に普通に話し出す。

「せっかくの落ち着いた時間の中で楽しんでいるんだ。気にするな。」

少女は斉藤一を微笑んで見た。



斉藤一は敷物に普通に座った。

沖田総司は敷物に微笑んで座った。

少女も敷物に微笑んで座った。



斉藤一は杯に酒を注ぐと、普通の表情で飲み始めた。

少女はお茶を微笑んで注いだ。

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女はお菓子の入った包みを微笑んで広げた。

沖田総司はお茶とお菓子を笑顔で取った。

少女はお茶とお菓子を微笑んで取った。

沖田総司はお茶とお菓子を持ちながら、斉藤一と少女に笑顔で話し出す。

「いただきます!」

少女はお茶とお菓子を持ちながら、沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「いただきます。」

斉藤一は杯の酒を持ちながら、沖田総司と少女に普通の表情で頷いた。

沖田総司はお茶とお菓子を美味しそうに味わい始めた。

少女はお茶とお菓子を微笑んで味わい始めた。



それから少し後の事。



ここは、沖田総司、斉藤一、少女の居る黄色い菫のたくさん咲く場所。



夜空には月と満天の星が輝いている。



辺りは心地良い空気に包まれている。



沖田総司、斉藤一、少女が居る。



斉藤一は杯の酒を普通の表情で飲んでいる。



沖田総司と少女の話し声が聞こえなくなった。



斉藤一は杯の酒を飲み終わると、沖田総司と少女を普通の表情で見た。



沖田総司は気持ち良さそうに横になって眠っている。

少女は沖田総司に寄り添うように、安心した様子で横になって眠っている。



斉藤一は沖田総司と少女に布を普通の表情で掛けた。

沖田総司は気持ち良さそうに横になって眠っている。

少女は沖田総司に寄り添うように、安心した様子で横になって眠っている。

斉藤一は沖田総司に普通の表情で呟いた。

「“春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける”。総司。しっかりと寝ているぞ。良かったな。」



辺りが暖かい空気に包まれた。



斉藤一は杯の酒を注ぐと、普通の表情で飲み始めた。

沖田総司は気持ち良さそうに横になって眠っている。

少女は沖田総司に寄り添うように、安心した様子で横になって眠っている。



「春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける」

綺麗な月の輝き、満天の星の輝き、たくさんの黄色の菫の花、穏やかな空気、穏やかな時間の中での眠り。

夜の国は、春の季節も穏やかに静かに時が過ぎていく。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

今回の物語に登場する歌は、「万葉集 第八巻 一四二四番」です。

「春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける」

ひらがなの読み方は、「はるののに すみれつみにと きしわれそ のをなつかしみ ひとよねにける」です。

作者は「山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)」です。

意味は「春の野にすみれを摘もうと思ってやってきたのに、懐かしくて一晩寝てしまいました。」となるそうです。

原文は「春野尓 須美礼採尓等 来師吾曽 野乎奈都可之美 一夜宿二来」です。

「菫(すみれ)」についてです。

スミレ科スミレ属の多年草、または、スミレ科スミレ属の植物の総称を言います。

「菫」の名前の由来は、花の形が墨入れ(“墨壷[すみつぼ]”とも言う)に似ているところから付いた名前だそうです。

春の季語です。

日本には万葉集にも登場するほど古くからある花です。

3月から5月頃に掛けて咲きます。

別名は「相撲取草(すもうとりぐさ)」です。

黄色い菫は実在します。

スミレ科スミレ属の植物の総称として見ると、世界にはたくさんの種類があります。

着物関係で「菫」というと、襲の色目の一つをいいます。

菫の襲は、「表は、紫色。裏は、薄紫色。」になるそうです。

「春宵(しゅんしょう)」は、「春の夜。春の宵。」という意味です。

「夢物語(ゆめものがたり)」は、「見た夢の話し。夢語り。」という意味です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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