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〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜
〜 春宵の夢物語 椿 夜は燃え昼は消えつつ 〜
登場人物
沖田総司、斉藤一、少女[美鈴・鈴]
夜の国の住人 夢
「みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ」
「小倉百人一首 第四十九番」、及び、「詞歌集」より
作者:大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)
今は春。
ここは、京の町。
寒さを感じる時間が減ってきた。
今夜は綺麗な月が浮かんでいる。
ここは、屯所。
沖田総司の部屋。
沖田総司の床の中で静かに寝ている。
部屋の中が不思議な空気に包まれた。
沖田総司は床に横になったまま、ゆっくりと目を開けた。
少女が沖田総司を笑顔で覗き込む姿が見える。
沖田総司は、少女と同じ姿の夜の国の住人の“夢”という名前の少女だと直ぐに分かった。
沖田総司は床に横になったまま、夢に微笑んで話し出す。
「夢ちゃん。こんばんは。」
夢は沖田総司から笑顔のまま離れた。
沖田総司は床の上に体を起こすと、夢を微笑んで見た。
夢は沖田総司に笑顔で抱き付いた。
沖田総司の床の上に体を起こしたまま、顔を赤くして動きを止めた。
沖田総司は床の上で顔を赤くして動きを止めたまま、不思議な空気に包まれた。
夢は沖田総司を微笑んで抱きながら、不思議な空気に包まれた。
それから一瞬の後の事。
ここは、夜の国。
夜空には月と満天の星が輝いている。
草原が広がっている。
心地良い空気に包まれている。
沖田総司は顔を赤くして動きを止めながら、静かに現れた。
夢は沖田総司を微笑んで抱きながら、静かに現れた。
沖田総司と夢を包む不思議な空気が静かに消えた。
沖田総司と夢は、心地良い空気を感じた。
夢は沖田総司から笑顔のまま、ゆっくりと放れた。
沖田総司は顔を赤くしながら夢を見た。
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さんは相変わらず照れ屋さんですね。」
沖田総司は夢に顔を赤くしながら話し出す。
「夢ちゃんが抱き付くからだよ。」
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「確かに美鈴さんが総司さんに抱き付いても、総司さんの顔は赤くなりませんね。私と美鈴さんは同じ姿なのに、私が抱き付くと顔が赤くなるのは不思議ですね。」
沖田総司は夢に顔を赤くしながら話し出す。
「どれ程に姿が似ていても、鈴ちゃんと夢ちゃんは違うよ。」
夢は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は顔を赤くしながら夢を見た。
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「今夜の夜の国は“ホワイトデー”です。夜の国で楽しい“ホワイトデー”をお過ごしください。」
沖田総司は顔を赤くしながらも、夢に不思議そうに話し出す。
「“ほわいとでー”?」
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「“ホワイトデー”は、男性が女性から頂いた“バレンタインデー”の贈り物のお返しをする日です。総司さんは“バレンタインデー”をご存知でしたよね。」
沖田総司は夢を不思議そうに頷いた。
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さんは美鈴さんに“ホワイトデー”の贈り物を用意しますよね。」
沖田総司は夢に微笑んで話し出す。
「もちろん。」
夢は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は夢に僅かに慌てた様子で話し出す。
「夢ちゃんにはいつも世話になっているから、礼を兼ねて“ほわいとでー”の贈り物を用意するよ。」
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。」
沖田総司は夢を安心した表情で見た。
夢は沖田総司に微笑んで話し出す。
「斉藤さんと美鈴さんは、私の家に居ます。私は暫く出掛けます。三人で楽しんで過ごしてください。」
沖田総司は夢に微笑んで頷いた。
夢は微笑みながら、静かに居なくなった。
沖田総司は夜空を微笑んで見た。
夜空には月と満天の星が輝いている。
沖田総司は夜空を微笑んで見ながら、静かに居なくなった。
それから一瞬の後の事。
ここは、夢の家。
一室。
部屋の中は心地良い雰囲気に包まれている。
沖田総司は微笑みながら、静かに現れた。
斉藤一は普通の表情で、静かに現れた。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。こんばんは。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。鈴ちゃんに逢いたいです。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。“ほわいとでー”の贈り物は決まったのか?」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「考えている最中です。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「美鈴さんと一緒に“ほわいとでー”の贈り物を選ぶなら、早く逢った方が良いと思う。総司は美鈴さんと一緒に“ほわいとでー”の贈り物を選ぶ考えはないのだろ。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで頷いた。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「贈り物を決めてから美鈴さんに逢わないと、贈り物を渡せないまま帰る時間になるぞ。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「花か菓子に歌を添えて鈴ちゃんに贈りたいです。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「美鈴さんに贈る歌は決めたのか?」
沖田総司は斉藤一に苦笑しながら話し出す。
「私は歌に疎いので、斉藤さんに相談してから決めます。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「夜の国で贈る歌だから、夜が登場する歌が良いと思う。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「さすが斉藤さんです。鈴ちゃんの贈り物にする良い歌を教えてください。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「“みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ”」
沖田総司は斉藤一に考え込みながら話し出す。
「どこかで聞いた歌のように感じます。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「小倉百人一首に選ばれている歌だ。」
沖田総司は斉藤一を恥ずかしそうに見た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に恥ずかしそうに話し出す。
「鈴ちゃんに贈る花は椿にしたいと思いました。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「夢ちゃんにたくさん世話になっています。良い機会なので、“ほわいとでー”の贈り物を用意したいと考えています。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さんも賛成なのですね。夢ちゃんの贈り物には何を用意すれば良いでしょうか?」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「椿を贈ったらどうだ?」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「分かりました。」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。椿を探してきます。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。歌を書いてから椿を探しに行け。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「はい。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は歌を書く準備を微笑んで始めた。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
それから少し後の事。
ここは、一室。
沖田総司は歌を書き終えて椿を探しに出掛けているため居ない。
斉藤一は普通に居る。
少女は微笑みながら、静かに現れた。
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「総司は少し前まで部屋に居たが、用事が出来たので出掛けた。総司は戻るまでには少し時間が掛かると思う。」
少女は斉藤一を寂しそうに見た。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「総司の出掛けている場所に行くか?」
少女は斉藤一を見ながら、微笑んで首を横に振った。
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
沖田総司が白い椿を微笑んで持ちながら、静かに現れた。
白い椿の枝には、細い紙が結んである。
少女は沖田総司を笑顔で見た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は白い椿を持ちながら、少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。こんばんは。出掛けていたから逢うのが遅くなってごめんね。」
少女は沖田総司を見ながら、微笑んで首を横に振った。
沖田総司は少女に白い椿を差し出すと、微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。今夜の夜の国は“ほわいとでー”を楽しむ日なんだって。“ほわいとでー”は男性から女性に贈り物を渡す日なんだって。“ほわいと”は異国の言葉で“白”の意味だと知って、白い椿を贈り物にしたいと思って探していたんだ。」
少女は沖田総司から白い椿を受け取ると、微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「椿の枝に結んだ紙には歌が書いてあるんだ。歌も一緒に受け取ってくれると嬉しいな。」
少女は白い椿を持ちながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女は白い椿の枝に結んである紙を、微笑みながら丁寧に取った。
沖田総司は少女を微笑んで見ている。
少女は白い椿を持ちながら、紙に書いてある歌を微笑んで読んだ。
沖田総司は少女に微笑んで見ている。
少女は白い椿と紙を持ちながら、沖田総司を恥ずかしそうに見た。
沖田総司は少女に心配そうに話し出す。
「鈴ちゃん。白い椿か歌に問題があったのかな?」
少女は白い椿と紙を持ちながら、沖田総司を見て、恥ずかしそうに首を横に振った。
沖田総司は少女を心配そうに見た。
少女は白い椿と紙を持ちながら、沖田総司に恥ずかしそうに話し出す。
「白い椿とお歌は、京の町に持って行けませんが、夜の国に居る時は大切にします。」
沖田総司は少女を安心した様子で見た。
少女は白い椿と紙を持ちながら、沖田総司を恥ずかしそうに見た。
斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。
それから少し後の事。
ここは、一室。
机の上には白い椿を挿した花瓶が載っている。
沖田総司と斉藤一が居る。
沖田総司は斉藤一に不思議そうに話し出す。
「斉藤さん。鈴ちゃんに白い椿と歌を一緒に贈ってはいけなかったのでしょうか?」
斉藤一は沖田総司を見ながら、普通の表情で首を横に振った。
沖田総司は斉藤一を安心した表情で見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。花に意味を持たせる言葉を“花言葉”というそうだ。」
沖田総司は斉藤一を不思議そうに見た。
夢の穏やかな声が、沖田総司と斉藤一の後ろから聞こえてきた。
「白い椿の花言葉は、“申し分のない魅力。理想の愛。愛らしさ”です。美鈴さんに似合う花言葉ですね。」
斉藤一は夢を普通の表情で見た。
沖田総司は夢を僅かに驚いた様子で見た。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司と斉藤一を微笑んで見た。
沖田総司は夢に不思議そうに話し出す。
「夢ちゃん。帰ってきたの?」
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「美鈴さんが台所に居るので、少しの時間だけ部屋に来ました。」
沖田総司は夢を不思議そうに見た。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「ちなみに、赤い椿の花言葉は、“気取らぬ魅力。気取らない優美さ。慎み深い”です。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司は、美鈴さんには白い椿を贈って、夢さんには赤い椿を贈った。総司は椿の花言葉を既に知った状況で贈ったように感じる。」
沖田総司は斉藤一に動揺した様子で話し出す。
「私は本当に知りませんでした。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「信じるよ。」
沖田総司は斉藤一を安心した様子で見た。
斉藤一は夢に普通に話し出す。
「総司は美鈴さんに“みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ”の歌と白い椿を贈った。美鈴さんは恥ずかしそうにしていた。総司は夢さんに赤い椿を贈った。せっかくなので、夢さんが総司に説明した方が良いかと考えた。」
夢は赤い椿を持ちながら、斉藤一に微笑んで頷いた。
沖田総司は斉藤一と夢を不思議そうに見た。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「“みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ”の歌の“火”は、情愛を表しています。歌の意味は、“御垣守である衛士のたくかがり火が、夜は激しく燃えていても昼間は消えているように、私もあなたとの恋に夜は炎のように身をこがしては、昼間も消え入るようにもの思いに沈みこんでしまう、そんなことを繰り返しているばかりです。”となります。」
沖田総司は顔を赤くして夢を見た。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さんは、更に恋が燃え上がる夜の時間に、美鈴さんにこの歌と白い椿と贈りました。総司さんは美鈴さんに昼間も逢っています。白の椿の花言葉は、“申し分のない魅力。理想の愛。愛らしさ”です。美鈴さんは斉藤さんから白の椿の花言葉を既に聞いています。総司さんは昼間も灰にならずに美鈴さんをしっかりと想う気持ちを伝えた状況になりました。美鈴さんは、総司さんの話す雰囲気から、深い意味はないか、いつか想いを叶えて欲しい気持ちを表したと判断したと考えられます。」
沖田総司は顔を赤くして斉藤一を見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司が俺に贈る歌について質問をしたから、歌を教えただけだ。」
沖田総司は顔を赤くしながら、気を失って倒れそうになった。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で支えた。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司を驚いた表情で見た。
斉藤一は沖田総司を抱きながら、夢に普通に話し出す。
「気を失っただけだ。心配するな。」
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司を見て、斉藤一に微笑んで話し出す。
「総司さんは物凄い照れ屋さんですね。」
斉藤一は沖田総司を抱きながら、夢に普通の表情で頷いた。
夢は赤い椿を持ちながら、沖田総司を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司を抱きながら、夢に普通に話し出す。
「美鈴さんが部屋に戻る時間が近付いてきた。」
夢は赤い椿を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。
「私は暫く出掛けてきます。」
斉藤一は沖田総司を抱きながら、夢に普通の表情で頷いた。
夢は赤い椿を微笑んで持ちながら、静かに居なくなった。
それから暫く後の事。
ここは、一室。
沖田総司は床の中でゆっくりと目を開けた。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
少女は沖田総司を心配そうに見た。
沖田総司は床の上に体を起こすと、少女に苦笑しながら話し出す。
「眠ってしまった。もしかして疲れていたのかな?」
斉藤一は少女を見ると、普通に話し出す。
「総司は元気だ。心配するな。」
沖田総司は床の上に体を起こしたまま、少女に苦笑しながら話し出す。
「少し寝たら元気になった。」
少女は沖田総司を安心した様子で見た。
沖田総司は床の上に体を起こしたまま、少女を微笑んで見た。
少女は沖田総司を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。
それから少し後の事。
ここは、夢の家に在る一室。
沖田総司、斉藤一、少女が居る。
斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。
沖田総司は床に横になって、気持ち良さそうに眠っている。
少女は沖田総司の傍で横になって、微笑んで眠っている。
斉藤一は掛け布団を用意すると、沖田総司と少女に普通に掛けた。
「みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ」
沖田総司と少女は、歌のような燃え上がる想いではないが、夜も昼もお互いを大切に想いながら過ごしている。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語に登場する歌は、「小倉百人一首 第四十九番」、及び、「詞歌集」からです。
「みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものこそ思へ」
ひらがなの読み方は「みかきもり えしのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものこそおもへ」です。
作者は「大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)」です。
意味は「御垣守である衛士のたくかがり火が、夜は激しく燃えていても昼間は消えているように、私もあなたとの恋に夜は炎のように身をこがしては、昼間も消え入るようにもの思いに沈みこんでしまう、そんなことを繰り返しているばかりです。」となるそうです。
この歌は、恋情を「たく火」に喩えているそうです。
大中臣能宣は三十六歌仙に選ばれています。
今回の物語は夜の国が舞台です。
物語の最初の場面は当時の暦が基準になっていますが、夜の国の場面は現在の暦の3月14日を基準にして書きました。
現在の暦のホワイトデーの頃は、旧暦にすると「春」の頃になります。
「ホワイトデー」についてです。
2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈られた男性が、返礼のプレゼントをする日です。
バレンタインデーのチョコレートに対し、ホワイトデーには、キャンデー、マシュマロ、クッキー、ホワイトチョコレートなどをお返しするのが一般的になっています。
日本でバレンタインデーが定着するにしたがって、若い世代の間で、バレンタインデーのお返しをしようという風潮が生まれました。
これを受けたお菓子業界では、昭和50年代に入ってから、個々に独自の日を定めて、マシュマロやクッキーやキャンデーなどを「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになりました。
この動きをある団体がキャンデーの促進販売に結びつけ、「ホワイトデー」として催事化しました。
上記と同じ団体が、1978年に「キャンデーを贈る日」として制定しました。
2年の準備期間を経て1980年に第1回目のホワイトデーが開催されました。
「ホワイトデー」を3月14日に定めたといわれている理由についてです。
269年の2月14日に、兵士の自由結婚禁止政策にそむいて結婚しようとした男女を救うため、バレンタイン司教が殉職しました。
その一ヵ月後の3月14日に、その二人は改めて、二人の永遠の愛を誓い合ったといわれている事に由来しています。
「椿(つばき)」の花言葉についてです。
花言葉には同じ花に幾つかの解釈があるため、今回の説明とは違う解釈の時があります。
ご理解の上、お読みください。
「椿・赤色」は「気取らぬ魅力。気取らない優美さ。慎み深い。」で、「椿・白色」は「申し分のない魅力。理想の愛。愛らしさ。」となるそうです。
「春宵(しゅんしょう)」は「春の夜。春の宵。」という意味です。
「夢物語(ゆめものがたり)」は「見た夢の話し。夢語り。」という意味です。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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