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〜 雪月花 新撰組異聞外伝 編 〜


〜 夏初月の頃 春過ぎて夏来たるらし 〜


〜 改訂版 〜


登場人物

近藤勇、土方歳三、沖田惣次郎、

山口一、相馬勝



「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」

「万葉集 第一巻 二十八番」より

作者:持統天皇(じとうてんのう)



今は初夏。



ここは、多摩。



暑さはほとんど感じない。



過ごしやすい日が続いている。



今日は青空が広がっている。



ここは、試衛館。



少し経つと稽古が始まる。



縁。



沖田惣次郎は笑顔で居る。



沖田惣次郎は空を笑顔で見た。

沖田惣次郎は空を見て、気持ち良く笑顔で背伸びをした。



柔らかい小物が縁に落ちる音が聞こえた。



沖田惣次郎は縁を不思議な様子で見た。



沖田惣次郎の懐に仕舞ってあるお守りが、沖田惣次郎の足元に落ちている。



沖田惣次郎はお守りを不思議な様子で拾った。



若い塾生が普通に歩いている。



沖田惣次郎はお守りを持ち、若い塾生を微笑んで見た。



若い塾生は不思議な様子で止まった。



沖田惣次郎はお守りを持ち、若い塾生に微笑んで話し出す。

「稽古の間、お守りを預かってくれるかな?」

若い塾生は沖田惣次郎に慌てて話し出す。

「稽古の準備中です! 遠慮させてください!」

沖田惣次郎は塾生に微笑んで話し出す。

「良い心掛けだね。稽古が楽しみだな。」

若い塾生は沖田惣次郎を恐怖の表情で見た。

沖田惣次郎は若い塾生を不思議な様子で見た。



若い塾生は慌てて走り出した。



僅かに後の事。



ここは、試衛館。



庭。



数人の塾生が普通に居る。



若い塾生は慌てて走ってきた。



数人の塾生が若い塾生を不思議な様子で見た。

若い塾生は年上の塾生に息を切らして話し出す。

「沖田さんがお守りを預かって欲しいと頼みました。沖田さんのお守りを預かって、万が一の出来事が起きたら困ります。稽古の準備中と話して、慌てて走って去りました。」

数人の塾生は若い塾生を考え込んで見た。



僅かに後の事。



ここは、試衛館。



縁。



沖田惣次郎はお守りを持ち、考え込んで居る。



土方歳三が不思議な様子で来た。



土方歳三は沖田惣次郎に不思議な様子で話し出す。

「惣次郎。何か遭ったのか?」

沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三に不思議な様子で話し出す。

「塾生にお守りを預かって欲しいと頼みました。塾生は稽古の準備だと話して慌てて居なくなりました。」

土方歳三は沖田惣次郎を普通の表情で観た。

沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三を見ると、土方歳三に微笑んで話し出す。

「土方さん。稽古の間、お守りを預かってください。」

土方歳三は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「俺も稽古の準備中だ。俺もお守りを預かるのは遠慮する。」

沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三を僅かに困惑して見た。

土方歳三は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「惣次郎のお守りは、惣次郎が最も信頼する人物に預けろ。」

沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三を僅かに困惑して見ている。

土方歳三は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「惣次郎。俺も稽古の準備を続ける。後で逢おう。」

沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三を僅かに困惑して見ている。



土方歳三は微笑んで歩き出した。



沖田惣次郎はお守りを持ち、土方歳三を困惑して見ている。



土方歳三の姿は見えなくなった。



沖田惣次郎はお守りを持ち、お守りを僅かに困惑して見た。



近藤勇が微笑んで来た。



近藤勇は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「惣次郎。何か遭ったのか?」

沖田惣次郎はお守りを持ち、近藤勇を見ると、近藤勇に微笑んで話し出す。

「近藤さん。稽古の間、お守りを預かってください。」

近藤勇は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「惣次郎は稽古の度にお守りを外しているな。」

沖田惣次郎はお守りを持ち、近藤勇に微笑んで話し出す。

「お守りを身に着けて稽古をすると、稽古に集中できないからです。」

近藤勇は沖田惣次郎に微笑んで話し出す。

「惣次郎は稽古以外にもお守りを外す機会が多いな。」

沖田惣次郎はお守りを持ち、近藤勇に微笑んで話し出す。

「親から頂いたお守りです。お守りを失くしたら困るので、一日の間に気になって幾度も確認します。考えた結果、お守りを身に着ける時間を少なくしました。」

近藤勇は沖田惣次郎を僅かに苦笑して見た。

沖田惣次郎はお守りを持ち、近藤勇に微笑んで話し出す。

「私は近藤さんを信頼しています。近藤さんは強くて立派です。近藤さんならば、お守りを安心して預けられます。近藤さん。よろしくお願いします。」

近藤勇は沖田惣次郎に僅かに苦笑して頷いた。

沖田惣次郎は近藤勇にお守りを差し出すと、近藤勇に笑顔で話し出す。

「近藤さん! ありがとうございます!」

近藤勇は沖田惣次郎からお守りを僅かに苦笑して受け取った。

沖田惣次郎は近藤勇に微笑んで話し出す。

「近藤さん。お守りの預かる期間を、稽古の間から当分の間に変更します。よろしくお願いします。」

近藤勇はお守りを持ち、沖田惣次郎に僅かに苦笑して話し出す。

「惣次郎。お守りは身に着けてご利益を享けるものだと思う。」

沖田惣次郎は近藤勇に微笑んで話し出す。

「近藤さんがお守りを預かっています。私は近藤さんを通じてご利益を享けます。大丈夫です。」

近藤勇はお守りを持ち、沖田惣次郎を僅かに苦笑して見た。

沖田惣次郎は近藤勇に微笑んで話し出す。

「近藤さん。私も稽古の準備を進めます。」

近藤勇はお守りを持ち、沖田惣次郎を僅かに苦笑して見た。

沖田惣次郎は近藤勇に微笑んで軽く礼をした。



沖田惣次郎は微笑んで走り出した。



近藤勇はお守りを持ち、お守りを見ると、微笑んで呟いた。

「私が暫く預からせて頂きます。惣次郎が末永く元気に明るく過ごせるように、私の傍でお守りください。」



幾つかの月が過ぎた。



今は初夏。



ここは、江戸。



暑さを感じない。

過ごしやすい日が続く。



今日は綺麗な青空が広がっている。



今は昼前。



ここは、一軒の飯屋の前。



山口一は普通に来た。



山口一は辺りを普通の表情で見た。



昼前で開店前のため、飯屋に来る人物は居ない。



山口一は飯屋の中に普通に入って行った。



直後の事。



ここは、飯屋の中。



山口一は飯屋の中に普通に入ってきた。



客の姿は無い。



店の主人が微笑んで現れた。



店の主人は山口一に微笑んで話し出す。

「お客さん。申し訳ありませんが、少し経つと開店します。少お待ちください。」

山口一は店の主人に普通に話し出す。

「仕事中に悪いが、借金を早く返してくれ。」

店の主人は山口一を恐怖の表情で見た。

山口一は店の主人を普通の表情で見た。

店の主人は慌てて土下座をした。

山口一は店の主人を普通の表情で見ている。

店の主人は土下座をして、山口一に懇願する。

「少しだけ待ってください!」

山口一は店の主人に普通に話し出す。

「今の言葉は既に幾度も話しているのだろ。」

店の主人は土下座をして、山口一に懇願して話し出す。

「少し経つと開店の時間です! 改めて話しをする時間を作ってください!」

山口一は店の主人に普通に話し出す。

「開店前に訪れても、閉店後に訪れても、待って欲しいと話すのだろ。もしかして、開店中に来て欲しいのか?」

店の主人は土下座をして、山口一に懇願して話し出す。

「毎日のように訪れるため、店の儲けが減っています! 普段どおりに営業させてください!」

山口一は店の主人に普通に話し出す。

「店の儲けが減ると返済額が減る。店の儲けを減らさないために、開店前に来た。苦労話を聞くために開店前に来た訳ではない。」

店の主人は土下座をして、山口一に懇願して話し出す。

「少しだけ待ってください!」

山口一は刀を普通の表情で抜いた。

店の主人は土下座をして、山口一を恐怖の表情で見た。

山口一は店の主人の目の前に刃先を向けて普通の表情で構えた。

店の主人は土下座をして、山口一を恐怖の表情で見ている。

山口一は店の主人の目の前に更に刃先を近付けて普通の表情で構えた。

店の主人は土下座をして、山口一に怯えて話し出す。

「お侍さん! 申し訳ありません! 許してください! 全額を直ぐに返済したいのですが、無理です!」

山口一は店の主人の目の前に刃先を向けて構えて、店の主人に普通に話し出す。

「今の状況で返済できる最高額を用意しろ。」



店の主人は怯えて居なくなった。



山口一は刀を普通の表情で持った。



店の主人はお金を持ち、怯えて戻ってきた。



山口一は刀を鞘に戻すと、店の主人を普通の表情で見た。

店の主人は山口一に怯えてお金を差し出した。

山口一は店の主人からお金を普通の表情で受け取った。

店の主人は山口一に怯えて話し出す。

「残りの借金は必ず返します! 少し待ってください!」

山口一はお金を懐に普通に仕舞った。

店の主人は山口一を怯えて見た。

山口一は店の主人に普通に話し出す。

「次回は一番にお金の有る閉店後に来る。」

店の主人は山口一に怯えて深く頭を下げた。



山口一は店を普通に出て行った。



直後の事。



ここは、店の前。



山口一は店から普通に出てきた。



山口一は空を普通の表情で見た。



青く澄んだ空が広がっている。



山口一は刀の鞘を普通の表情で見た。



山口一の腰元に身に付けているお守りに目が留まった。



山口一はお守りを普通の表情で見た。



辺りに爽やかな風が吹いた。



山口一は普通に歩き出した。



暫く後の事。



ここは、山口一の住む家。



玄関。



山口一は普通に帰ってきた。



山口一の姉の相馬勝が、微笑んで現れた。



相馬勝は祝言を挙げて、山口勝から相馬勝へと名前が変わった。

相馬勝は、祝言を挙げた以降は、相馬の家で暮らしている。



山口一は相馬勝を普通の表情で見た。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「少し会わない間に、雰囲気がかなり変わったわね。」

山口一は相馬勝を普通の表情で見ている。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「俊明様が山口の家の近くに出掛ける用事が出来たの。俊明様は私も途中まで同行して良いと話したの。俊明様の用事が終わるまで、山口の家で待っているの。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「俊明様の用事の終わる時間が分からないから、出掛ける時間は無いの。一。庭で話しましょう。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。



山口一は家の中に普通に入って行った。

相馬勝は家の中に微笑んで入って行った。



少し後の事。



ここは、山口一の住む家。



庭。



相馬勝は微笑んで居る。

山口一は普通に居る。



相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「一は道場で稽古を受けているの?」

山口一は相馬勝に普通の表情で首を横に振った。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「一は強くなりたいと話していたわよね。一は本当の意味で強くなりたいのよね。稽古を受けなくて良いの?」

山口一は相馬勝を普通の表情で見た。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「何が起きても武術の鍛錬は忘れないでね。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝は空を微笑んで見た。



白い雲が青空の中をゆっくりと動いている。



相馬勝は山口一を見ると、山口一に微笑んで話し出す。

「春の季節を過ごしていると思っていたのに、夏の季節に移っていたのね。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝は山口一に微笑んで話し出す。

「今の頃に合う歌があるわ。歌を詠んでも良いかしら?」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝は空を見ると、微笑んで話し出す。

「“春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山”」

山口一は相馬勝を普通の表情で見た。

相馬勝は山口一を見ると、山口一に微笑んで話し出す。

「庭から香具山は見えないけれど、今の頃に合う歌よね。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝は山口一を微笑んで見た。

山口一は腰からお守りを普通の表情で外した。

相馬勝は山口一を不思議な様子で見た。

山口一は相馬勝にお守りを差し出すと、相馬勝に普通に話し出す。

「姉さん。お守りを預かってくれ。」

相馬勝は山口一に不思議な様子で話し出す。

「私にお守りを預けたら、一を守るご利益が届かなくなるかも知れないわよ。」

山口一は相馬勝にお守りを差し出して、相馬勝に普通に話し出す。

「俺の身は、俺が守る。お守りも、ご利益も、要らない。姉さんならば、お守りを安心して預けられる。俺を守るご利益が、姉さんを守るご利益に変わる可能性がある。俺は安心して過ごせる。」

相馬勝は山口一からお守りを受け取ると、山口一に微笑んで話し出す。

「一のお守りは、私が大切に預かるわ。でも、一。お守りを必ず取りに来てね。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。



爽やかな風が吹いた。



相馬勝はお守りを持ち、風を微笑んで受けた。

山口一は相馬勝を普通の表情で見た。



玄関から訪問する者が来た音が聞こえた。



相馬勝はお守りを持ち、山口一に微笑んで話し出す。

「俊明様が迎えに来たみたい。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。

相馬勝はお守りを懐に仕舞うと、山口一に微笑んで話し出す。

「体に気を付けてね。無理はしないでね。」

山口一は相馬勝に普通の表情で頷いた。



相馬勝は嬉しい様子で歩き出した。



山口一は相馬勝を普通の表情で見た。



相馬勝の姿は見えなくなった。



山口一は空を普通の表情で見た。



青空が広がっている。



絹のように綺麗な白い雲が、青空の中ゆっくりと動いて去っていく。



山口一は青空を見ながら、普通の表情で呟いた。

「“春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山”」



山口一は普通に居なくなった。



直後の事。



ここは、多摩。



青空が広がっている。



ここは、試衛館。



縁。



近藤勇は微笑んで居る。

土方歳三も微笑んで居る。



土方歳三は青空を見ると、微笑んで呟いた。

「“春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山”」

近藤勇が土方歳三に微笑んで話し出す。

「歳。小倉百人一首に撰ばれた歌ではなく、万葉集に掲載された歌を詠んだのか。」

土方歳三は近藤勇を見ると、微笑んで頷いた。

近藤勇は懐からお守りを出すと、お守りを微笑んで見た。

土方歳三はお守りを不思議な様子で見た。

近藤勇はお守りを持ち、土方歳三に微笑んで話し出す。

「総司が、お守りを失くすと困るから、私にお守り暫く預かって欲しいと頼んだ。」

土方歳三は近藤勇に微笑んで話し出す。

「総司は近藤さんを信じて尊敬している。近藤さんがお守りを預かる度に、お守りを預かる期間が延びている。今回は、近藤さんが総司にお守りを返すまで、お守りを預かり続ける状況になるかも知れない。」

近藤勇はお守りを持ち、土方歳三を微笑んで見た。

土方歳三は近藤勇に微笑んで話し出す。

「今回の近藤さんがお守りを預かる期間は幾日になるのかな?」

近藤勇はお守りを持ち、土方歳三に微笑んで話し出す。

「歳の話す状況になる可能性が高いと思うが、今回も暫く様子を見る。」

土方歳三は近藤勇を微笑んで見た。

近藤勇はお守りを持ち、土方歳三を微笑んで見た。

土方歳三は近藤勇を微笑んで見た。



「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」

春が終わり、夏が訪れている。

綺麗な青空と綺麗な白い雲が見られる。

白い雲が風に乗って青空の中をゆっくりと動く姿が見られる。

白い雲が白い絹の衣に見える時がある。

白い雲は一日の間に様々な姿を見せている。




*      *      *      *      *      *




ここからは、後書きになります。

この物語に登場する歌は「万葉集 第一巻 二十八番」

「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」

ひらがなの読み方は「はるすぎて なつきたるらし しろたえの ころもほしたり あめのかぐやま」

作者は「持統天皇(じとうてんのう)」

歌の意味は「春が過ぎて、夏が来たらしい。白妙(しろたえ)の衣が香具山(かぐやま)の方に見える。」となるそうです。

原文は「春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山」

この歌は読み方が違いますが、「小倉百人一首 第二番」、及び、「新古今集」にも撰ばれています。

ある程度の年齢になった山口一さんが、京に来る前に何をしていたのかについては、いろいろな説があります。

京に来る直前に江戸に居たのは、かなり正しい説のようです。

山口一さんは京に来る前に何か遭って、浪人生活などをしていたようです。

京に来る前に何をしていかは、はっきりと分かりません。

「新撰組異聞」関連では、山口一さんは、借金の取立てをして過ごす期間がある設定です。

山口一さんは借金の取立てをして過ごしていたとしても、時代劇で見られるような乱暴な言動をするように思えませんでした。

山口一さんは仕事をするためにいろいろな言動を取りながらも、余り危害を加えず、仕事もしっかりと遂行する設定にしました。

山口一さんのお姉さんの勝さんは、相馬俊明さんと祝言を挙げています。

この物語の時間設定は、祝言を挙げた後で、相馬勝さんと名乗る頃としました。

桜とお守りが登場する物語を考えて、「雪月花 新撰組異聞 編 花より他に知る人もなし」を考えました。

その物語の中で、沖田総司さんがお守りに話す場面があります。

その場面などから、この物語を考えました。

お守りは今の時代を生きる人達よりも、更に大切な物だったと思います。

そのため、時代や歴史を扱う、ドラマ、小説、マンガなどにも登場していると思います。

この物語は、沖田総司さんのお守りの他に、山口一さん(後の“斉藤一”さん)のお守りも登場する場面を考えました。

「夏初月(なつはづき)」は「陰暦四月の異称」です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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