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新撰組異聞 〜 真夏の夜の夢 〜


〜 第三版 〜


今は、夏。


ここは、京の町。


暑い日が続いている。


朝から雨が静かに降り続いている。


屯所。


沖田総司の部屋。


蚊帳が吊ってある。


沖田総司は、蚊帳の中で、床の中で、静かに寝ている。


不思議な空気が部屋の中を包んだ。


沖田総司は床の中で、ゆっくりと目を開けた。


少女が沖田総司の顔を笑顔で覗き込んでいる。


沖田総司は床の中で、少女に驚いて話し出す。

「鈴ちゃん?! 何故ここに居るの?!」

少女は沖田総司の顔を覗き込んで、沖田総司に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。総司さんが、とても大切な友達と表現する、“美鈴さん”、の愛称ですね。」

沖田総司は床の中で、少女を困惑して見た。

少女は沖田総司の顔を覗き込んで、沖田総司に微笑んで話し出す。

「私は“夜の国の住人”の“夢”と申します。」


“夜の国の住人”の“夢”の名前を持つ少女は、少女と同じ容姿になる。


沖田総司は床の中で、夢に不思議な様子で話し出す。

「夢ちゃん?」

夢は沖田総司の顔をから離れると、沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は床の上に体を起こすと、夢を不思議な様子で見た。

夢は沖田総司に困惑して話し出す。

「総司さん。夜の国に、蚊帳を切る妖怪が現れました。夜の国の全ての蚊帳が切られて使えなくなると、夜の国の住人がこちらに来られなくなります。夜の国の住人がこちらに来られなくなると、昼の国の住人がこちらに居る状況が続きます。明るい夜になってしまいます。みなさんが寝られなくなってしまいます。みなさんが夢を見られなくなります。」

沖田総司は床の上に体を起こし、夢を困惑して考え込んで見た。

夢は沖田総司に真剣な表情で話し出す。

「私と総司さんの大切な美鈴さんは、同じ容姿です。総司さんは美鈴さんを強く想っています。以上の理由から、私は総司さんとこちらで話しが出来ます。更に以上の理由から、私が夜の国の代表で来ました。」

沖田総司は床の上に体を起こし、夢を赤面して見た。

夢は沖田総司に真剣な表情で話し出す。

「総司さん。私達を助けてください。蚊帳を切る妖怪の退治をお願いします。」

沖田総司は床の上に体を起こし、夢に真剣な表情で話し出す。

「分かりました。夜の国に行きます。詳細は、夜の国で教えてください。」

夢は沖田総司に抱き付くと、沖田総司に嬉しく話し出す。

「総司さん! ありがとうございます!」

沖田総司は床の上に体を起こし、夢を赤面して見た。


夢は沖田総司に嬉しく抱き付いて、不思議な空気に包まれた。

沖田総司は床の上に体を起こし、赤面して、不思議な空気に包まれた。


夢は沖田総司に嬉しく抱き付いて、静かに居なくなった。

沖田総司は床の上に体を起こし、赤面して、静かに居なくなった。


一瞬の後の事。


ここは、夜の国。


夜空には、月と満天の星が輝いている。


草原。


心地好い空気に包まれている。


月の輝きと満天の星の輝きを受けた草原が広がっている。


夢は沖田総司に嬉しく抱き付いて、静かに現れた。

沖田総司は赤面して、静かに現れた。


夢は沖田総司から離れると、沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。夜の国に到着しました。」

沖田総司は辺りを赤面して不思議な様子で見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「夜の国は不思議な出来事がたくさん起きます。“さくら”さんが深く考えないで欲しいと話しています。」

沖田総司は夢を見ると、夢に不思議な様子で話し出す。

「さくらさん? どなたですか?」

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「秘密です。」

沖田総司は夢を不思議な様子で見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。説明が遅れました。今の居る場所は涼しくて気持ち良いと感じると思います。私達が居る場所と私達が感じる状況は、総司さんの理想の夏の夜です。」

沖田総司は辺りを微笑んで見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。私が住む家で続きを話しましょう。」

沖田総司は夢を見ると、夢に微笑んで頷いた。

夢は沖田総司の手を微笑んで握った。

沖田総司は夢を驚いて見た。


一瞬の後の事。


夢の家。


一室。


心地好い空気に包まれている。


夢は沖田総司の手を握って、静かに現れた。

沖田総司は驚いた表情で、静かに現れた。


夢は沖田総司の手を放すと、沖田総司に微笑んで話し出す。

「私の家に到着しました。」

沖田総司は夢に不思議な様子で話し出す。

「家に来た方法が分かりません。家に来た方法を教えてください。」

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。夜の国の不思議な出来事について幾回も質問すると、さくらさんが総司さんにいろいろな内容を話す場面を作りますよ。」

沖田総司は夢に赤面して話し出す。

「分かりました。今の質問は取り下げます。」

夢は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は夢を赤面して見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。蚊帳切り退治は二人で実行します。総司さんと共に蚊帳きり退治を実行する人物が部屋に来ます。少しお待ちください。」

沖田総司は夢を不思議な様子で見た。


夢は微笑んで、静かに居なくなった。


沖田総司は軽く息をはいた。


夢は湯飲みを乗せたお盆を持ち、微笑んで、静かに現れた。


沖田総司は夢を微笑んで見た。

夢はお盆を傍に置いて、沖田総司の前に湯飲みを置くと、沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。冷たい麦茶です。」

沖田総司は夢に微笑んで話し出す。

「ありがとうございます。」

夢は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は湯飲みを持つと、麦茶を美味しく飲んだ。

夢は沖田総司を微笑んで見ている。

沖田総司は湯飲みを傍に置くと、夢に微笑んで話し出す。

「ご馳走様でした。」

夢は沖田総司に微笑んで軽く礼をした。


斉藤一が普通の表情で、静かに現れた。


斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「珍しい所で会ったな。」

沖田総司は斉藤一に驚いて話し出す。

「斉藤さんも夜の国に来ていたのですか?!」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「就寝中に、変わった姿の人物に起こされた。仕方がないから、夜の国に来た。」

沖田総司は斉藤一に不思議な様子で話し出す。

「斉藤さん。変わった姿の人物に呼ばれて夜の国に来たのですか?」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

夢は斉藤一の前に湯飲みを置くと、斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。冷たい麦茶です。」

斉藤一は夢に軽く礼をして、湯飲みを普通に取った。

夢は斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は麦茶を普通の表情で飲んだ。

夢は斉藤一を微笑んで見ている。

斉藤一は湯飲みを傍に普通に置いた。

夢は沖田総司と斉藤一に真剣な表情で話し出す。

「蚊帳切りは、蚊帳の在る場所と蚊帳の在る周辺のみに現れます。蚊帳切りは、蚊帳切り退治用の刀でなければ退治できません。蚊帳切り退治用の刀は、必要な時のみ現れます。」

沖田総司は夢に真剣な表情で頷いた。

斉藤一は夢に普通の表情で頷いた。


二振りの刀が、静かに現れた。


沖田総司は刀を真剣な表情で見た。

斉藤一は刀を普通の表情で見た。

夢は刀を持つと、沖田総司に刀を真剣な表情で渡した。

沖田総司は夢から刀を受け取ると、刀を腰に真剣な表情で差した。

夢は刀を持つと、斉藤一に刀を真剣な表情で渡した。

斉藤一は夢から刀を受け取ると、刀を腰に普通の表情で差した。

夢は沖田総司と斉藤一に真剣な表情で話し出す。

「夜の国の住人のみで蚊帳切り退治を実行しなければならないのに、様々な事情から蚊帳切り退治が出来なくなりました。ご迷惑をお掛けします。よろしくお願いします。」

沖田総司は夢に真剣な表情で頷いた。

斉藤一は夢に普通の表情で頷いた。

沖田総司は部屋の外を真剣な表情で見た。


月が綺麗に輝いている。


沖田総司は目を閉じると、月に真剣な表情で呟いた。

「夜の国の蚊帳切りを退治します。夜の国の蚊帳の有る場所に行きたいです。」

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。


二振りの刀が淡く光った。


月が強く綺麗に輝いた。


沖田総司は真剣な表情で、静かに居なくなった。

斉藤一は普通の表情で、静かに居なくなった。


一瞬の後の事。


一軒の大きな家。


庭。


月が綺麗に輝く姿が見える。


沖田総司は真剣な表情で、静かに現れた。

斉藤一は普通の表情で、静かに現れた。


沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。

「望む場所に直ぐに来る状況に慣れません。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「慣れた。」

沖田総司は斉藤一を苦笑して見た。

斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に不思議な様子で話し出す。

「人の気配を感じません。」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に不思議な様子で話し出す。

「腰に差した蚊帳切り退治用の刀が見えません。蚊帳切りは近くに居ないのでしょうか?」

斉藤一は辺りを普通の表情で見た。


沖田総司の足元と斉藤一の足元に、ざりがに姿の妖怪がたくさん現れた。


二振りの刀が、淡く輝いて静かに現れた。


沖田総司は刀を抜くと、ざりがに姿の妖怪を見て、斉藤一に不思議な様子で話し出す。

「斉藤さん。“妖怪 蚊帳切り”の姿と少し違いますね。」

斉藤一は刀を抜くと、ざりがに姿の妖怪を見て、沖田総司に普通に話し出す。

「夜の国は不思議な出来事が普通に起きる場所だ。蚊帳切りの姿が突然に変わる可能性は充分に考えられる。」

沖田総司は刀を持ち、斉藤一を納得した様子で見た。

斉藤一はざりがに姿の妖怪を刀で普通の表情で突いていく。

沖田総司はざりがに姿の妖怪を刀で真剣な表情で突いていく。


ざりがに姿の妖怪は、次々に姿を現す。


沖田総司はざりがに姿の妖怪を刀で突き、斉藤一に真剣な表情で話し出す。

「退治した数の妖怪が直ぐに現れます。妖怪の数が減りません。」

斉藤一はざりがに姿の妖怪を刀で突き、沖田総司に普通の表情で頷いた。


ざりがに姿の妖怪が同じ場所へ一斉に動き始めた。


沖田総司はざりがに姿の妖怪を刀で突き、斉藤一に真剣な表情で話し出す。

「ざりがに姿の妖怪が、同じ部屋に入っていきます。蚊帳切りが居る可能性があります。」

斉藤一はざりがに姿の妖怪を刀で突き、沖田総司に普通の表情で頷いた。


沖田総司はざりがに姿の妖怪を突き、真剣な表情で静かに歩き出した。

斉藤一はざりがに姿の妖怪を刀で突き、普通の表情で静かに歩き出した。


僅かに後の事。


一軒の大きな家。


部屋の前に在る縁。


沖田総司は刀を持ち、真剣な表情で静かに来た。

斉藤一は刀を持ち、普通の表情で静かに来た。


沖田総司は刀を腰に差すと、隙間から部屋の中を真剣な表情で見た。

斉藤一は刀を腰に差すと、隙間から部屋の中を普通の表情で見た。


芹沢鴨が一人で酒を豪快に飲んでいる。


沖田総司は芹沢鴨を驚いた表情で見た。

斉藤一は沖田総司と芹沢鴨を普通の表情で見た。

沖田総司は芹沢鴨を見て、斉藤一に普通の表情で静かな声で話し出す。

「蚊帳切りは、芹沢さんの姿です。蚊帳切りの剣術が、芹沢さんの剣の剣術と同等ならば、相当に強いです。普通の人物には退治できません。」

斉藤一は芹沢鴨を見ながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。


芹沢鴨は酒を飲むのを止めると、部屋の外に向かって不機嫌に話し出す。

「誰だ?! 部屋の外で何をしている?!」


沖田総司は真剣な表情で静かに素早く居なくなった。

斉藤一は普通の表情で静かに素早く居なくなった。


僅かに後の事。


一軒の大きな家。


庭。


月が綺麗に輝く姿が見える。


沖田総司は真剣な表情で静かに素早く来た。

斉藤一は普通の表情で静かに素早く来た。


沖田総司は刀を構えると、辺りを真剣な表情で見た。

斉藤一は刀を構えると、辺りを普通の表情で見た。


芹沢鴨は刀を持ち、睨みながら来た。


沖田総司は刀を構えて、芹沢鴨を真剣な表情で見た。

斉藤一は刀を構えて、芹沢鴨を普通の表情で見た。

芹沢鴨は沖田総司に厳しい表情で刀を振り下ろした。

沖田総司は刀を構えて、芹沢鴨の刀を真剣な表情で素早く避けた。

芹沢鴨は斉藤一に厳しい表情で刀を振り下ろした。

斉藤一は刀を構えて、芹沢鴨の刀を普通の表情で素早く離れた。

芹沢鴨は刀を構えて、沖田総司と斉藤一を厳しい表情で見た。


沖田総司は刀を構えて、真剣な表情で後ろに大きく下がった。

斉藤一は刀を構えて、普通の表情で後ろに大きく下がった。


芹沢鴨は刀を構えて、沖田総司と斉藤一を睨んで見た。


沖田総司は刀を構えて、芹沢鴨を見て、斉藤一に困惑して小さい声で話し出す。

「芹沢さんの姿で斬りたくないです。」

斉藤一は刀を構えて、芹沢鴨を見て、沖田総司に普通の表情で小さい声で話し出す。

「総司。状況を変えるために、蚊帳切りを芹沢さんか別な物に想像しろ。」

沖田総司は刀を構えて、芹沢鴨を見て、斉藤一に困惑して小さい声で話し出す。

「斉藤さん。私の代わりに想像してください。」

斉藤一は刀を構えて、芹沢鴨を見て、沖田総司に普通の表情で小さい声で話し出す。

「夜の国は、俺の思いより総司の思いが強く反映されるらしい。総司が別な物を想像しろ。」

沖田総司は刀を構えて、芹沢鴨を見て、慌てて考え込んだ。


蚊帳切りが、芹沢鴨の姿から近藤勇の姿に変わった。


沖田総司は刀を構えて、近藤勇を驚いて見た。

斉藤一は刀を構えて、近藤勇を見て、沖田総司に普通の表情で話し出す。

「総司。状況が更に悪化したな。」

沖田総司は刀を構えて、近藤勇と斉藤一を困惑して見た。

斉藤一は刀を構えて、沖田総司に普通に話し出す。

「俺が蚊帳切りの仲間を減らす。総司は蚊帳切りの退治に専念しろ。ただし、俺の姿に変えて斬るな。俺の姿で斬った時は、後で何が起こるか分かっているな。」

沖田総司は刀を構えて、近藤勇を見て、斉藤一に慌てて話し出す。

「斉藤さんの姿は絶対に想像しません!」

斉藤一は刀を構えて、近藤勇と沖田総司を普通の表情で見た。


近藤勇は沖田総司に厳しい表情で刀を突いた。

沖田総司は刀を構えて、近藤勇の突きを真剣な表情で素早く避けた。

近藤勇が沖田総司に厳しい表情で斬りかかった。

沖田総司は刀を構えて、近藤勇の刀を真剣な表情で素早く避けた。

近藤勇は刀を構えて、沖田総司と斉藤一を厳しい表情で見た。

沖田総司は刀を構えて、近藤勇を真剣な表情で考えながら見た。


蚊帳切りは、近藤勇の姿から巨大なざりがに姿に変わった。


ざりがに姿の蚊帳切りは、沖田総司と斉藤一と間合いを保ち、沖田総司と斉藤一を警戒して見た。


沖田総司は刀を構えて、蚊帳切りと間合いを保ち、蚊帳切りを真剣な表情で見た。

沖田総司は刀を構えて、蚊帳切りを見て、真剣な表情で呟いた。

「悩まずに退治できる姿に変化した。」


蚊帳切りは沖田総司に勢い良く突進を始めた。


沖田総司は突きの構えを取ると、蚊帳切りを真剣な表情で見た。


蚊帳切りは沖田総司に勢い良く突進してきた。

沖田総司は、掛け声と共に蚊帳切りに刀を突き、真剣な表情で素早く少しずつ前へ動く。


蚊帳切りが突然に消えた。


一瞬の後の事。


夢の家。


一室。


夢は微笑んで居る。


沖田総司は不思議な様子で、静かに現れた。

斉藤一は普通の表情で、静かに現れた。


沖田総司は夢を不思議な様子で見た。

斉藤一は沖田総司と夢を普通の表情で見た。

夢は沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「総司さん。斉藤さん。蚊帳切り退治が終わりました。安心して暮らせます。本当にありがとうございます。」

沖田総司は夢に微笑んで頷いた。

斉藤一は夢に普通の表情で頷いた。

夢は沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「実は、近い内に結婚をします。」

沖田総司は夢に微笑んで話し出す。

「おめでとうございます。」

夢は沖田総司に恥ずかしく話し出す。

「幼い頃から、想い続ける男性がいます。想い続ける男性と結婚する夢を抱いていました。先日、想い続ける男性が、私を好きだと告白しました。物凄く嬉しかったです。」

斉藤一は沖田総司と夢を普通の表情で見た。

沖田総司は夢を微笑んで見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。美鈴さんを早く幸せにしてください。」

沖田総司は夢を赤面して見た。

夢は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。照れないでください。美鈴さんを早く幸せにしてください。」

沖田総司は夢を赤面して見ている。

夢は斉藤一を笑んで見た。

斉藤一は夢に普通の表情で頷いた。

夢は沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「今夜は本当にありがとうございました。次は楽しい出来事の時に逢いたいです。」

沖田総司は夢に赤面して微笑んで頷いた。

斉藤一は夢に普通の表情で頷いた。

夢は沖田総司と斉藤一に微笑んで礼をした。


不思議な時間が過ぎた。


ここは、京の町。


朝日が空をゆっくりと染め始めている。


屯所。


沖田総司の部屋。


沖田総司は床の中で静かに気持ち良く寝ている。


朝日が部屋の中を僅かに照らした。


沖田総司は床の中でゆっくりと目を開けた。

沖田総司は床の中で、部屋の中を不思議な様子で見た。


部屋の中は朝日で僅かに明るくなっている。


沖田総司は床から起きると、不思議な様子で呟いた。

「楽しくて、嬉しくて、時折だけど緊張感がある、不思議な夢を見た気がする。」

沖田総司は障子を不思議な様子で開けた。


青空が広がっていく様子が見える。


沖田総司は空を見ると、微笑んで呟いた。

「今日も良い天気だな。今日は鈴ちゃんと逢える日だ。嬉しいな。」


沖田総司の部屋の外から、斉藤一の気配を感じた。


沖田総司は部屋の外を笑顔で見た。


斉藤一が縁に普通の表情で居る。


沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「斉藤さん! おはようございます!」


斉藤一は沖田総司を見ると、普通の表情で頷いた。


沖田総司は部屋の外へ元気良く出て行った。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語は既に掲載している物語の再改訂版です。

改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。

改訂前の物語を掲載するのは止めました。

以上、ご了承願います。

ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。

蚊帳を切る妖怪についてです。

「妖怪 蚊帳切り」の名前でいるそうです。

ザリガニのような姿をしているそうです。

それ以上の内容は分かりませんでした。

「麦茶」についてです。

江戸時代には既にあった飲み物です。

江戸時代は「麦湯」の名前だったそうです。

「麦湯」がお店で売り出されていたそうです。

当時から夏の風物詩となっていたそうです。

寛政から天保年間(1830〜1844年)の頃に、夏に「麦湯」を飲んでいた記録があるそうです。

「麦茶」は脚気の予防対策として伝わっていたそうです。

「麦湯」が夏の飲み物として愛されるようになったのは、五月〜六月に刈り入れされた直後の新麦を焙じた香りや味が香ばしかった事、美味しかった事、が始まりだったそうです。

初夏の別名に「麦秋」があります。

麦が秋の稲刈りの後に作付けされて、初夏に収穫されていた事に由来しているそうです。

「麦茶」は食物繊維やミネラルを多く含んでいます。

香ばしさを生み出す香りの成分には、血液をサラサラにする作用もあるそうです。

効能を含めた詳細は、各自でご確認ください。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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