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新撰組異聞 〜 梅初月 晩白柚を贈ったら 〜
〜 改訂版 〜
ここは、京の町。
梅の花が咲いている便りを、僅かずつ聞くようになってきた。
梅の花が見頃になった便りは、少し先になってから聞くようになると思う。
或る日の事。
沖田総司と少女が一緒に出掛けた時の事。
沖田総司が楽しい気持ちになって、少女の手を勢い良く引いた。
少女がよろけてしまった。
少女はよろけた時に足を捻挫したらしい。
少女は、当日は何事も無かった様子で、沖田総司と話しながら家に帰った。
少女は翌日に医者に診てもらう状況になった。
医者の診立ては、少女が無理をしたせいで、足の捻挫が悪化したかも知れない、だった。
沖田総司は少女に話し掛けながら確認をとった。
少女は沖田総司の責任だと言わない。
沖田総司は少女を心配しながらも、少女の話を信じると決めた。
沖田総司は暇があれば、少女を見舞っている。
沖田総司の都合が悪い時には、斉藤一が代わりに少女を見舞っている。
或る日の事。
ここは、屯所。
縁。
沖田総司が木箱を大事に抱えて、微笑んで歩いている。
斉藤一は普通に歩いている。
斉藤一は普通に止まった。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、微笑んで来た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。晩白柚です。肥後の特産です。斉藤さんに贈った果物です。覚えていますよね。」
斉藤一は木箱の中身を普通の表情で見た。
沖田総司は木箱を大事に持ち、斉藤一を笑顔で見た。
斉藤一は沖田総司を見ると、沖田総司に普通に話し出す。
「晩白柚の名前の果物。総司が俺への贈り物に用意したのに、総司がほとんど食べしまった果物。以上の内容で合っているだろ。」
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一に恥ずかしく話し出す。
「あの時は、晩白柚が美味しくて、気付いたら、一人で食べてしまいました。すいませんでした。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「晩白柚を一切れのみだが食べられた。総司のおかげで珍しい果物が食べられた。勉強になった。許してやる。」
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一を恥ずかしく見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司の持つ晩白柚。美鈴さんの見舞いに持って行くのだろ。」
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一に寂しい微笑みで話し出す。
「鈴ちゃんの見舞いには何時も花を用意しています。同じ花が続くと、つまらなく感じると考えました。鈴ちゃんに美味しい物を食べてもらって、鈴ちゃんに笑顔になって欲しいと思いました。晩白柚を思い出しました。」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一に心配して話し出す。
「斉藤さん。晩白柚は美味しいですよね。鈴ちゃんは喜びますよね。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。美鈴さんの見舞いに早く行け。」
沖田総司は木箱を大事に抱えて、斉藤一に微笑んで話し出す。
「行ってきます。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、微笑んで居なくなった。
少し後の事。
ここは、少女の家。
少女の部屋。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座っている。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、心配な様子で部屋を訪ねた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を少し驚いた表情で見た。
沖田総司は木箱を大事に抱えて、少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。こんにちは。今日も話しに来たよ。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さん。こんにちは。」
沖田総司は木箱を丁寧に横に置くと、少女を微笑んで見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。調子は良くなったかな?」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に申し訳なく話し出す。
「完治までには時間が掛かります。外出が出来るのは少し先になると思います。ご免なさい。」
沖田総司は少女に心配して話し出す。
「鈴ちゃん。気にしないで。無理もしないで。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に小さい声で話し出す。
「はい。」
沖田総司は少女の前に木箱を微笑んで置いた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司と木箱を不思議な様子で見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。見て。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、木箱の中身を不思議な様子で見た。
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を見ると、沖田総司に不思議な様子で話し出す。
「とても大きいです。果物ですか?」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「晩白柚という名前の果物だよ。大きい果物だよね。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に不思議な様子で話し出す。
「ばんぺいゆ?」
沖田総司は少女に微笑んで頷いた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、晩白柚を不思議な様子で見た。
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を見ると、沖田総司に申し訳なく話し出す。
「晩白柚が珍しくて、ずっと見てしまいました。総司さんと話していません。ご免なさい。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「私も晩白柚を初めて見た時は驚いたんだ。鈴ちゃんも同じ気持ちなんだね。安心した。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を不思議な様子で見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。晩白柚は、肥後の特産なんだ。晩白柚は、最初は食べないで香りを楽しむ、次は、食べて味を楽しむ、と言われているんだ。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さん。物知りです。凄いです。」
沖田総司は少女に恥ずかしく話し出す。
「私は、教えてもらった内容を話しているだけだよ。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は少女に恥ずかしく話し出す。
「鈴ちゃん。晩白柚を受け取って。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司を不思議な様子で見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「晩白柚を一緒に食べたいけれど、最初は部屋に置いて香りを楽しんでね。暫く経ったら、晩白柚を一緒に食べようね。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、沖田総司に微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。晩白柚は何処に置く?」
少女はひざ掛けを除けて、微笑んで立ち上がろうとした。
沖田総司は少女に僅かに慌てて話し出す。
「鈴ちゃん。無理しないで。座っていて。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「お気遣いありがとうございます。机の上に置きたいです。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「分かった。」
少女は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は机に晩白柚の入った木箱を微笑んで置いた。
少女は沖田総司と晩白柚を微笑んで見た。
翌日の事。
ここは、少女の家。
少女の部屋。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座っている。
机の上に、晩白柚が置いてある。
部屋の中は晩白柚の香りに包まれている。
斉藤一が部屋を普通に訪ねた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。こんにちは。」
斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「足を崩して座っているので、ひざ掛けを使っています。ご免なさい。」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「気にするな。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「総司さんから晩白柚を頂きました。良い香りです。」
斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「総司さんが次に来た時に、晩白柚を一緒に食べる約束をしました。」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「以前、総司と一緒に晩白柚を食べた。俺への贈り物として用意したのに、総司が一人でほとんど食べた。」
少女は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「美鈴さん。総司が一人でほとんど食べてしまう。気を付けろ。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「総司さんに楽しんで頂けるのならば、構いません。」
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一に微笑んで話し出す。
「香りが良いです。食べる時が楽しみです。」
斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、晩白柚を微笑んで見た。
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一を見ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。晩白柚をほとんど食べていないと話しました。晩白柚を一緒に食べませんか?」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「俺への気遣いは要らない。総司と美鈴さんで、楽しんで食べろ。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一を心配して見た。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「近い内に、晩白柚を食べられる機会がある。気にするな。」
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、斉藤一を安心して見た。
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座り、晩白柚を微笑んで見た。
斉藤一は少女を普通の表情で見ている。
数日後の事。
沖田総司と少女が、晩白柚を一緒に食べる日になる。
ここは、屯所。
沖田総司の居る部屋。
沖田総司は嬉しい様子で居る。
斉藤一は部屋に普通に入った。
沖田総司は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。俺の時のように一人で多く食べるな。」
沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。
「大丈夫です。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司は、何時も美味しいと話しながら、他人の分まで食べる。今回は大丈夫なのか?」
沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。
「ご忠告ありがとうございます。気を付けます。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。
「行ってきます!」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は部屋を笑顔で出て行った。
斉藤一は部屋を普通に出て行った。
少し後の事。
ここは、少女の家。
少女の部屋。
机には、木箱が置いてある。
木箱の中には、晩白柚が飾ってある。
部屋の中は、晩白柚の香りに包まれている。
少女はひざ掛けを掛けて足を崩して座っている。
沖田総司は部屋を微笑んで訪ねた。
少女はひざ掛けを避けて、微笑んで立ち上がろうとした。
沖田総司は少女に心配して話し出す。
「鈴ちゃん。座ったままで良いよ。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「お気遣いありがとうございます。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さん。こんにちは。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。こんにちは。」
少女は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「今日は晩白柚を食べる日だね。楽しみだね。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「はい。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「良い香りだね。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「はい。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。晩白柚はとても良い香りだよね。とても良い香りの中に長く居るよね。晩白柚を食べたいと思わなかった?」
少女は微笑んで沖田総司に話し出す。
「総司さんと一緒に食べる日を楽しみに待っていました。大丈夫でした。」
沖田総司は少女を笑顔で見た。
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さん。晩白柚を食べますか?」
沖田総司は少女に微笑んで頷いた。
少女は木箱を微笑んで取ろうとした。
沖田総司は少女に心配して話し出す。
「鈴ちゃん。私が持っていくよ。無理しないで。」
少女は沖田総司に申し訳なく話し出す。
「総司さんはお客様です。」
沖田総司は少女に心配して話し出す。
「鈴ちゃんは怪我の療養中だよ。荷物を持たせられないよ。私が箱を持っていくよ。無理しないで。一緒に行こう。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「分かりました。お願いします。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女も沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は木箱を微笑んで持った。
沖田総司は木箱を持ち、部屋を微笑んで出て行った。
少女は部屋を微笑んで出て行った。
少し後の事。
ここは、少女の家。
少女の部屋。
沖田総司は切った晩白柚の載った皿を持ち、部屋の中に微笑んで入った。
少女は部屋の中に微笑んで入った。
沖田総司は晩白柚の載った皿を机に微笑んで置いた。
少女は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は晩白柚を微笑んで見た。
少女も晩白柚を微笑んで見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。晩白柚。先に食べて。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「いただきます。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「いただきます。」
少女は晩白柚を微笑んで取った。
沖田総司も晩白柚を微笑んで取った。
少女は晩白柚を微笑んで食べ始めた。
沖田総司は晩白柚を笑顔で美味しく食べ始めた。
少女は晩白柚を微笑んで食べている。
沖田総司は晩白柚を食べながら、少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。美味しいね。」
少女は晩白柚を食べながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「美味しいです。ありがとうございます。」
沖田総司は晩白柚を食べながら、少女を微笑んで見た。
少女も晩白柚を食べながら、沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は晩白柚を食べ終わると、晩白柚を笑顔で取った。
少女は晩白柚を微笑んで食べている。
沖田総司は少女を見ると、晩白柚をゆっくりと笑顔で食べ始めた。
少女は晩白柚を食べ終わると、晩白柚を微笑んで取った。
沖田総司は晩白柚を食べ終わると、少女を微笑んで見た。
少女は晩白柚を持ち、沖田総司に不思議な様子で話し出す。
「総司さん。食べないのですか?」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃんのために晩白柚を用意したんだ。鈴ちゃんに晩白柚をたくさん食べて欲しいんだ。」
少女は晩白柚を持ち、沖田総司に微笑んで話し出す。
「お気遣いありがとうございます。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女は晩白柚を微笑んで食べ始めた。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃん。美味しい?」
少女は晩白柚を食べながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「美味しいです。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女は食べ終わると、沖田総司に微笑んで話し出す。
「総司さん。晩白柚がたくさん残っています。」
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「一つもらうね。」
沖田総司は晩白柚を食べながら、少女を微笑んで見た。
少女は晩白柚を取ると、沖田総司を微笑んで見た。
切った晩白柚が少しずつ無くなっていく。
沖田総司は晩白柚が美味しいために、次々に食べた。
少女は晩白柚が美味しいために、たくさん食べた。
晩白柚を盛った皿は、早い時間で空になった。
すっぱいけれど甘い晩白柚だった。
沖田総司と少女は、晩白柚を食べる次の機会の訪れる日が待ち遠しいと思った。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の改訂版です。
改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上、ご了承願います。
こからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
「晩白柚(ばいぺいゆ)」についてです。
ザボンの一種だそうです。
熊本県八代地方の特産です。
熊本県なので「肥後の国」と物語の中では話しています。
原産地は、マレー半島だそうです。
日本に着たのは、昭和になってからのようです。
実の色は、淡い黄色というか淡い黄緑色です。
柑橘類では最大級の大きさになるそうです。
「柑橘の王様」などと呼ばれているそうです。
直径は、20〜25cmくらいあります。
重さは、1.5〜2.5Kgくらいになります。
現在の暦で、11月〜12月頃に出荷をしているそうです。
この物語の設定時期とは少しずれています。
同じ時期に晩白柚のジュースを飲んだ事があります。
実物の晩白柚を見たのも、現在の暦で1月の下旬でした。
現在の暦で1月下旬〜2月上旬に食べていても良いかなと考えて食べる場面が登場します。
この物語の中では、偶然に遅くまで残っていた晩白柚を贈ってもらったと想像してください。
晩白柚ジュースの味は、柑橘類なのですっぱいですが、爽やかというか、すっきりとした飲み心地でした。
美味しかったです。
実際に晩白柚を見ると、大きいため不思議というか驚きます。
新撰組の隊士達が生きている間には、見られなかった果物だと思います。
この物語の補足です。
「新撰組異聞 短編 晩白柚を贈ったら」の物語に、「晩白柚」が登場します。
この物語にも晩白柚が登場します。
今回、晩白柚の物語を再び書きたいと考えて書きました。
今までにもありえない設定の物語を書いています。
気にせずに読んでください。
「新撰組異聞 短編 晩白柚を贈ったら」の中では、沖田総司さんが斉藤一さんに晩白柚を贈っています。
この物語の中で、沖田総司さんと斉藤一さんが晩白柚について話す場面が有ります。
「新撰組異聞 短編 晩白柚を贈ったら」の出来事が基になっています。
この物語は、沖田総司さんが鈴ちゃんに晩白柚を贈っています。
鈴ちゃんの怪我の話が登場します。
「雪月花 新撰組異聞 編 中編 梅初月 花ぞ昔の香ににほいける」に登場する出来事が基になっています。
この物語は、「雪月花 新撰組異聞 編 中編 梅初月 花ぞ昔の香ににほいける」の間に入る時間設定です。
鈴ちゃんが怪我をしている最中に、このような出来事があったと想像しながら読んでください。
この三つの物語の時間設定を全て合わせると微妙な誤差が生じます。
物語は繋がっている事としてイメージしてください。
「梅初月」についてです。
幾つか読み方があります。
この物語では、「うめのはつづき」の読み方にしました。
「陰暦十二月の異称」です。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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