このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大野林用軌道 3

〜史跡に指定された軌道跡〜

 

 

 

県道35号線を越えるとすぐに、

 

大熊町史跡 軌道敷(トロッコ道)跡」。側面には「大熊町教育委員会」と記されている標柱が見えた。

 

軌道跡が町の史跡になっているという例はあまり聞いた事がない。

 

私が考える以上に大熊町にとって林用軌道の果たした役割は大きかった…と言う事だろうか。

 

 

 

 

 

 

 

史跡に認定された軌道跡は真っ直ぐに進む。

 

白線や標識も無い、道路の原風景である。

 

道幅は恐ろしいほど狭い。軽自動車ですら緊張を強いられる。

 

以前はこの画像の辺りに鉄橋があった筈なのだが、舗装張り替え工事が行われた際に撤去されてしまったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

いい風景だ…

 

数十年前にはこの場所をトロッコが駆け下りてきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気分のいい道は意外と短いもの。

 

薪材が積まれた民家の庭先で一旦軌道跡は途切れる。

 

奥には軌道跡らしきものは見出せない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

民家によって途切れた軌道跡は森に戻っていた。

 

休耕田1枚を隔てた向こうに細長い林が見える。

 

その林こそが軌道跡だ。

 

廃止後何年経ったのだろう。軌道跡は軌道が敷かれる以前の状態に戻ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

森になった軌道跡を眺めつつ、国道288号線を進む。

 

田んぼの向こう、不自然な盛土の様なものが見える。

 

カメラのズームを最大限に効かしてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正体は石垣であった。

 

軌道跡はここにきて石垣を築いて何をしようとしているのだろうか?

 

石垣の先を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石垣の先にはもう一つ石垣があった。

 

これは橋台なのだ。

 

現役当時はここに橋が架かり、野上川(熊川)を越えていたのだ。

 

石垣の先はどうであろうか?

 

(追記)ここには木橋が架かっていたそうである。(大熊町 T氏からの情報)

 

 

 

 

 

上の画像の裏側は木立に覆われた未舗装路だった。

 

定期的に訪れる人がいるようで轍はしっかりとしていた。

 

画像は東(大野駅方向)を向いて撮影したものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西に進むとコンクリート橋が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橋を渡った軌道跡はS字を描きながら高度を稼いでいく。

 

野上川の対岸に渡ってから勾配が急にきつくなってきた。

 

(追記:未舗装路、コンクリート橋、S字カーブは軌道廃止後に整備されたものとの事。)(大熊町 T氏からの情報)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

S字を上った所に先程と同じ標柱があった。

 

先程のものは県道から見られる位置にあるのだが、今回は全く人が訪れないような場所に寂しく立っている。

 

標柱自体の文言は同じものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軌道跡は僅かの間舗装路になる。

 

その途中にひっそりと本線と小塚支線の分岐点がある。

 

 

 

 

小塚支線へ

 

 

 

 

 

小塚支線を分岐した本線は野上川と並行するように進むが、木立に阻まれ川面は見えない。

 

道路わきに設置されているデリニエーターには「大熊町」と記されている。

 

町道と考えて良いのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(現在の)小塚林道を分岐した本線は役割を終わった…とばかりに未舗装路に変わる。

 

路面は素晴らしくマッディで滑りやすい。日によっては四駆で無いと走りにくいかもしれない。

 

このまま本線は野上川に近付いてくのかと思ったのだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和50年の航空写真では軌道跡のようなものが暫く続いていたのだが、ご覧のような激藪に行き当たってしまった。

 

これはお手上げだ。

 

この先、しばらくの間野上川沿いを調べてみた。

 

しかし、軌道跡は特定できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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