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最後のリレーつばめの旅

2011(平成22)年1月9日(日) -その2-
久留米〜新八代〜鹿児島中央
3M (リレーつばめ3号)→5303A(つばめ3号)
工事が進む筑後船小屋駅付近を通過
大牟田駅を発車

久留米駅を発車して、しばらくすると、久大本線が分岐していきました。
未だ、九州を横断する路線には乗車したことがありませんので、いつかは乗車したいという思いです。

荒木駅、羽犬塚駅と、近距離列車の発着駅を通過していきます。
船小屋駅を通過すると、新幹線の高架橋が少し離れて行き、筑後船小屋駅が現れました。
すぐに、工事中の在来線、筑後船小屋駅を通過しました。
九州新幹線の全通後は、船小屋駅は廃止され、筑後船小屋駅に移転します。

しばらく車窓に農地が続いた後、車窓右手から、西日本鉄道の路線が合流すると、大牟田駅に到着しました。
大牟田駅には、大牟田駅を通るすべての特急列車が停車していますが、九州新幹線は大牟田駅を通らず、新設される新大牟田駅を通ることになります。
熊本行きや鹿児島中央行き(新八代行き)の特急列車が発着するのも、あとわずかです。
大牟田貨物駅のコンテナを見ながら、列車は大牟田駅を発車しました。

鹿児島本線は、地図上では、荒尾駅を過ぎると、有明海岸沿いを通っていますが、実際はほとんど海は見えず、再び内陸へと入っていきます。
玉名駅を通過してしばらくすると、九州新幹線の高架が直交していきます。
車窓には次第に山々が近づいてきます。
列車は、田原坂に差し掛かりました。

左上:工事が進む筑後船小屋駅付近を通過
(船小屋〜瀬高間にて)
右上:大牟田駅を発車
左下:新幹線と交差する
(肥後伊倉〜木葉間にて)
右下:山間を道路と並走する
(田原坂〜植木間にて)

新幹線と交差する
熊本駅に到着
熊本総合車両所の横を過ぎる

車内販売を当てにして、朝食は買っていなかったのですが、ようやく車内販売のワゴンがきましたので、悩んだ末に、中央軒の「肥前路弁当」を買い求めました。
早速頂くことにしましたが、ふたを開けると、おかずが盛りだくさんで、全部食べられるかなと心配しましたが、どのおかずも大変おいしく、車窓を楽しみながら全て頂きました。

田原坂を抜けると、車窓には熊本の町並みが広がりはじめました。
しばらくして、列車は、熊本駅に到着しました。
熊本駅では、博多方の有明編成の切り離し作業が行われます。
2分ほどの停車で、熊本駅を発車しました。
程なくして、車窓左手から、豊肥本線が分岐していきました。

しばらく九州新幹線の高架と並走しますが、途中、高架橋の向こうにN700系や800系の並ぶ、熊本総合車両所の横を通過しました。
宇土駅を通過すると、九新幹線の高架は、車窓右手に分かれて行きました。
車窓には、田圃や畑、ビニールハウスなど、農地が広がります。

左上:熊本駅に到着
右上:熊本総合車両所の横を過ぎる
(川尻〜宇土間にて)
左下:鹿児島本線から分岐する
右下:スロープを進む
(以上、千丁〜新八代間にて)

鹿児島本線から分岐する
スロープを進む
特急リレーつばめ3号(新八代方)
11,12番線ホームにて

やがて、「間もなく新八代駅到着」の車内放送が始まりました。
つばめ号との同一ホーム乗り換えの案内も、残りわずかです。

そして、いよいよ、リレーつばめ号のクライマックス、新幹線ホームへのスロープに差し掛かりました。
鹿児島本線が左に別れていくと、今度は車窓右手から、九州新幹線の高架が近づき、車窓左手からは、新八代駅の新幹線駅舎が近づいてきます。
そして、列車は、新八代駅11番線ホームに到着しました。

乗り換え時間は、どの列車も3分ですので、列車を下り、急いで特急「リレーつばめ3」号の姿を撮影しました。
新幹線ホームに停車する787系を撮影していると、「つばめ3」号発車のアナウンスがあったので、「つばめ3」号に乗り換えました。

先ほどまで乗車していた特急「リレーつばめ3」号が空いていましたので、案の定、「つばめ3」号も空いていました。
座席に着くと、程なくして、「つばめ3」号は、787系を見ながら、新八代駅を発車しました。

左上:特急リレーつばめ3号(新八代方)
右上:11,12番線ホームにて
左下:新八代駅を発車
(以上、新八代駅にて)

新八代駅を発車

八代の街並みを進む
水俣川を渡る

田圃の広がる田園地帯を過ぎると、車窓には八代市街が広がります。
トンネルを抜けると、球磨川に掛かる球磨橋梁を渡りました。
2007(平成19)年の 「寝台特急はやぶさ号と熊本・鹿児島の旅」 の途中に見た、懐かしい景色がわずかに見えました。

九州新幹線の先行開通区間は、ほとんどがトンネルです。
わずかな明かり区間の景色を楽しみました。

速達タイプの「つばめ3」号は、新水俣駅、出水駅と通過していきます。

しばらくして、トンネルを抜け、川内の街並みが広がると、唯一の停車駅、川内駅に到着しました。
九州新幹線が開通して、割と、川内〜鹿児島中央間の区間利用の需要が多いとの情報を得ていましたが、時間帯と曜日のせいでしょうか、乗車した車両には、川内駅からの乗客はありませんでした。

左上:八代の街並みを進む
(新八代〜新水俣間にて)
右上:水俣川を渡る
(新水俣〜出水間にて)
左下:米ノ津川を渡る
右下:川内市街が広がる
(以上、出水〜川内間にて)

米ノ津川を渡る
川内市街が広がる
鹿児島市街が広がる

川内駅を発車した列車は、しばらく川内の街並みを進みます。
それも束の間、再び、トンネル区間へと入りました。

割と長いトンネル区間から、トンネル区間と明かり区間が短い周期で続きはじめると、やがて、鹿児島中央駅到着のアナウンスが流れました。
車窓に、何となく見覚えのある、鹿児島の街並みが広がりました。
程なくして、列車はポイントを渡り、鹿児島中央駅の12番線に到着しました。

ホームに下り立ち、早速、鹿児島中央方の先頭車両を撮影しに行きました。
ホームの端ぎりぎりから、ようやく撮影することができました。
久しぶりの対面でしたが、丸みを帯びた800系の先頭車両には、他の列車にはない愛嬌を感じます。
九州新幹線の顔として誕生した800系ですが、間もなくその座をN700系へと譲り渡します。
それでもやはり、「JR九州らしさ」を全面に押し出した800系は、九州区間の足として活躍していくことでしょう。

名残を惜しみつつ、新幹線ホームを後にしました。
新幹線コンコースを抜け、改札を出ました。
久しぶりの鹿児島中央駅に賑わいを感じ、まずは、駅舎を撮影に、一旦外に出ました。
振り返ると、「あれ?」と、前回訪れたときは赤が基調の駅舎でしたが、黒が基調の駅舎に変わっていました。
その姿を撮影し、再び駅舎内へと戻りました。

この後の行程で、肥薩おれんじ鉄道に乗車するので、乗り降りに便利な「1日フリー乗車券」をみどりの窓口で購入しました。
次の列車までは、まだ時間があるので、「フレスタ鹿児島」で、何かいいお土産はないか見て回りました。

左上:鹿児島市街が広がる
(川内〜鹿児島中央間にて)
左中:つばめ3号(鹿児島中央方)
右中:11,12番線ホームにて
(以上、鹿児島中央駅にて)
左下:鹿児島中央駅(桜島口)

つばめ3号(鹿児島中央方)
11,12番線ホームにて
鹿児島中央駅(桜島口)



最後のリレーつばめの旅
2011(平成22)年1月9日 -その1-
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