このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
今月の表紙
浅草・鷲(おおとり)神社 酉の市
神社の境内は「おすなおすな」の大混雑。
夕方の5時過ぎには、境内の入り口で入場規制が行われました。
皆、商売繁盛、家内安全を祈念して、
熊手を買っていきます。
「にほんごのひろば・主人」の家は商家でありました。
毎年暮れになると酉の市で熊手を買っていました。
私たちは「酉の市」ではなく、「おかめ市」と言っていました。
確か、12月25日だったように記憶しています。
町の中央にある「氷川神社」の祭礼で、子供達にとっては、
夏の祭とともに、とても楽しみな一日でありました。
*
昼は子供たちだけで遊びに行き、
バナナのたたき売り、瀬戸物のたたき売り、ガマの油売りの口上を
飽かず聞いていたものです。
夜になると家族全員で「おかめ」を買いに行きます。
買った「おかめ」は家まで担いで帰ります。
大きいのを持って帰るのが、非常に誇らしくありました。
*
年末はどこの商家でも大掃除をします。
その時に古い「おかめ」を新しいものと取り替えます。
すると、子供達は古い「おかめ」の各パーツをめぐって
激しい争奪戦を始めるのであります。
最も価値の高いものは、まんなかの「おかめ」と両脇にある「鯛」、
それに何枚かの「小判」であります。
これは年上のものが山分けします。
年少のものはゴミやかすに甘んじるのです。
兄弟の上下関係は厳しいものがありました。
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ここは浅草の花屋敷です。
なんともクラシックな遊園地であります。
それでも、若いカップルや子供連れがたくさん来ていたのには、驚きました。
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