このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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今月の表紙(2001年6月)
さきたま古墳群(さきたま風土記の丘)
さきたま古墳群は県名発祥の地です。行田市
(ぎょうだし)
にあり、五世紀の終わりから七世紀の初め頃までに作られた9基の大型古墳が群集しています。
古墳の中でも、丸墓山古墳
(まるはかやまこふん)
は日本最大の円墳
(えんふん)
です。また、二子山古墳
(ふたごやまこふん)
は武蔵の国
(むさしのくに)
で、最も大きな前方後円墳
(ぜんぽうこうえんふん)
です。
二子山古墳
長さ:138m 高さ:13m
丸墓山古墳
長さ:105m 高さ:18.9m
将軍山古墳
この古墳規模は全長90m、後円部の直径39m、前方部の幅68m、堀が二重にめぐらされた前方後円墳です。6世紀後半に造られたと推定されています。横穴式石室からは、多くの遺物が出土していますが、馬の冑
(かぶと)
、蛇行状鉄器
(だこうじょうてっき)
、銅椀
(どうわん)
などは類例の少ないものです。
石室の壁には千葉県富津市の海岸から運ばれた「房州石
(ぼうしゅういし)
」が使われ、天井には寄居
(よりい)
・長瀞
(ながとろ)
付近で採集される緑泥片岩
(りょくでいへんがん)
が使われているそうです。 当時の交易の広さを見ることができます。
将軍山古墳全景
「さきたま古墳群」の近くに三基の古墳があります。そのうちの一基が「八幡山古墳」です。この古墳は石室が露出しているので有名です。飛鳥にある「石舞台古墳」のようであります。
また、もう一基、「地蔵塚古墳」という古墳があり、この古墳では「線刻壁画」が発見されています。
いずれも一見の価値があるでしょう。
八幡山古墳全景
八幡山古墳石室内部
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