このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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セーンセップ運河・乗合ボート探訪


 先日、セーンセップ運河を走る乗合船に乗りました。いままで、短い区間は数回乗ったことがあったのですが、全路線を乗ったのは今回が初めてです。全長約20キロ。バンコクの中心部をほぼ東西に横断しています。水は汚れていますが、交通渋滞もなく、ノンビリした雰囲気で、大変けっこうでありました。
 現在は「裏街道」みたいになってしまいましたが、その昔は「大動脈」だったに違いありません。両岸には、かつてはこの運河に船で出入りしていたのかと思わせるような邸宅が散見されました。また、ジム・トンプソンの家もこの運河沿いにあります。かつてはこの運河で絹織物を洗っていたと言うことです。ともあれ、一日日帰り旅行としては、お手軽でよろしいかと思い
ます

 



 

 セーンセップ運河線は二つの路線に分かれています。バンファー橋からプラトゥーナム市場までが「西線」、プラトゥーナム市場からミンブリーまでが「東線」です。(この西線、東線というのは私が勝手につけた名前です。正式な名前は知りません。)
 船は バンファー橋 を出発し、狭い水路を走ります。両岸には人道が設置されていて、洗濯物、植木、簡易休み部屋などが水路に向かって張り出しています。途中に、ジムトンプソンの家もあります。昔はこの運河の水で織物を洗っていたということです。終点はプラトゥーナム市場船着き場です。
 東線は プラトゥーナム市場船着き場 が始発です。いくつかの橋をくぐり、しばらく行くと、右手に緑色の モスク が見えてきます。そこには 渡し船 もあります。スクンヴィット通りソイ39番のどんづまりのどころです。そしてソイ55の下を抜けると、 クロントンの水門 に出ます。水門を少し行ったところで、運河は二つに分かれ、船は左に曲がって、北上します。





  

 鉄道、ラマ九世通り、高速道路の下を走ります。そして、 ラムカムヘーン大学 の前に出ます。学生さんがたくさん歩いているのが見えます。このあたりまで来ると、ちょっと郊外に来たかなという感じです。
 さらに、
モスクが三つ四つ続き、渡し船 をやりすごすと、やがて、左側に大きな ショッピングセンター が見えてきます。インペリアル・デパートメントという名前だそうです。
 そこから渡し場を一つ過ぎると、 終点:ミンブリー です。ここには古い寺院があります。
 全長約20キロ。通しで乗ると約1時間の船旅が楽しめます。



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