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マレーシア鉄道の旅 第1回目
タイピン(Taiping)−ポートウェルド(Port Weld)線
2006年7月27日〜29日
(1)イポー駅
クアラ・ルンプールから北へ200キロ、イポーはペラ州の州都、中部マレーシアの中心地である。キンタ渓谷で錫が発見されてから人口の流入が始まり、現在、人口50万人の都会に発展した。
イポー鉄道駅は町の西側に位置し、白を基調としたコロニアル風の美しいたたずまいである。私が訪れた時は、内部の改装中であった。駅の中にはステーション・ホテルがある。
駅前正面からの駅舎。 駅前は緑鮮やかな庭園が 広がっている。 駅舎の白、空の青、木々の緑。 大変美しい駅である。 | 駅舎二階、 ステーションホテルの バルコニー。 改装中だったので、 少々ほこりっぽかった。 |
(2)クアラ・カンサー
イポーとタイピンの中間にある。かつて、ペラ州の州都であった。伝統的なマレー文化が残されている町である。
ウブディアモスク。 マレーシアで一番美しい モスクと言われている。 |
(3)タイピン駅・駅舎とその周辺
タイピン駅舎正面全景 | タイピン駅構内。 左側ホームがマレー鉄道南北線で、 右側ホーム奥がタイピン−ポートウェルド線だった。 線路は奥右のジャングルの中に 伸びていた。 |
(↑)転轍機 (↓)タイピン駅前の食堂 | (↑)タイピン−ポートウェルド線を 走っていた機関車の動輪 (↓)タイピン駅改札口 | |
タイピン駅標示と貨車 | 右奥がタイピン−ポートウェルド旧線である。動輪も見える。 |
(4)タイピンからポートウェルドへ(廃線の旅)
(→)ポートウエルドへ向かう旧線は 写真中央の小さい小屋の右側を走り、 中央のジャングルに向かって伸びている。 | ||
(←)これは現役のマレー鉄道南北線である。 左に曲がって進んでいるいるのが本線である。 直進はやがてジャングルに消えていく。 この線に、右手からポートウェルド行き旧線が 交差している。(人が立っているあたりが 交差点である) | ||
(→)ポートウェルド旧線は やがてジャングルの手前で消える。 このジャングルの中を通って、 汽車が走っていたという。 | ||
(←)朽ち果てた貨車の残骸。 錫の鉱石を運んでいたのだろう。 | ||
(→)給水塔。 給水塔の下に、線路が走っていただろう。 鉄路はたぶんない。 くず鉄としてきっと処分されたにちがいない。 | ||
(←)ポイント標示。かわいらしい印象だった。 | ||
(→)上記の朽ちた貨車がある地点から 反対に、タイピン駅舎をふり返る。 方角としては、北を向いている。 | ||
(←)廃線の上を牛の群れが歩いて行った。 | ||
(→)実はこのおじさんが案内してくれたのである。 私たちが駅員さんにポートウエルド旧線のことを聞いたので、 駅員さんが気を利かして、このおじさんを呼んでくれたのだ。 この人は、ポートウエルド旧線があったころ、 タイピン駅で働いていたという。 ここは駅から歩いて200mぐらい行ったジャングルである。 この先にターンテーブルが草に埋もれていた。 |
(4)ジャングルに埋まっていたターンテーブル
(↑)ジャングルに眠るターンテーブルの残骸 草に隠れていたのを、案内のおじさんが 草をどけてくれた。 (↓)左の木の葉の当たりが中心で、 奥の家のところが端である。 目見当で半径が8メートルぐらいか。 | (↑)ターンテーブルの中心の軸。 (↓)機関車が乗って回る線路。 | |
(5) ブキット・ラルート(マックスウェルズヒル)からタイピンの町を臨む
(↑)タイピンの北側にブキット・ラルートという高原リゾートがある。標高は1035メートル。道が非常に狭く急なので、一般の車は入れない。一時間おきに出発するジープで登る。猛スピードで駆け上がるので、非常に怖い。 この高原の上からタイピンの市街地が見える。 (↓)ブキット・ラルートからポートウエルド旧線が見えるというので行った。湖の左手に白い線が見えるのだが、これが旧線跡かもしれない。定かではない。 ブキット・ラルートはマックスウェルズヒルとも言う。 |
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