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タイ−14 ワット・ポー編
王宮からワット・ポーまでは徒歩で5分ほどの距離だ。
ワット・ポーは1788年にラーマ1世によって建立された。 WIKIPEDIA では、「ワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム」として紹介されている。
ワット・ポーの見所は、巨大な寝仏である。全身が金色の寝仏は長さ46m、高さ15mという大きさだ。アユタヤの ワット・ロカヤスタ と同じ格好である。どちらが大きいのかは分からないが、ワット・ポーの方が豪華なのは確かである。このページを書いている2008年1月現在、金が史上最高値(1グラム約3000円)を記録しており、今この仏像を作るにはかなりの資金が必要だ。
ところで、地球の歩き方を見る限り、ワット・ポーの寝仏は北枕ではないようだ。敷地の関係だろうか?
ワット・ポーの寝仏を見学するには裸足にならなければならない。降り続く雨のために濡れた靴と靴下を脱いで、見学後にまた履くというのはかなりの不快感である。裸足になるのは ウィマーンメーク宮殿 、 エメラルド仏寺院 についで3回目であり、正直に言ってうんざりした。
背面 前面
前面 背面
上の写真をご覧いただければ分かると思うが、寝仏の前には太い柱が並んでいる。確かご尊顔の前にも太い柱があり、非常に見にくかったと記憶している。下の写真は、手すりから身を乗り出して、かつ手を伸ばして撮ったものだ。
目が半開きになっているが、やはりこれは入滅を表現しているのだろうか。
ご尊顔
足の裏には仏教図が、螺鈿細工という貝殻を細かく刻んで埋め込む装飾法を用いて、描かれている。じっくり見たいところではあったが、とにかく人がごった返している。この写真を撮るにも時間を要した。
足の裏
上が左足
下が右足
濡れた靴下と靴を履いて外に出ると、4つの大きな仏塔が立っているのが目に入る。仏塔は前に3つ並んでおり、後ろに1つという配置になっている。前列左がラーマ3世、前列中央がラーマ1世、前列右がラーマ2世、後ろがラーマ4世の仏塔だ。
仏塔
境内には小さな仏塔も立っている。
小仏塔
寝仏と仏塔を見て安心してしまったこともあり、本堂が工事中で足場で囲われていたこともあり、かつ時間も無かったため、ご本尊を見るのを忘れてしまった。次回は参拝したいものだ。
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