このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

香港−7 トラム編(その2)

 香港名物のトラム。 WIKIPEDIA によれば開業は1904年である。堅尼地城(Kennedy Town)とShau Kei Wan(漢字表記できません)の間をのんびりと走る。運賃は一律2香港ドル(約26円)という破格の安さである。平行して地下鉄が走っているのだが、地下鉄より安く、かつ停留所が多いので、こちらの方が便利と言える。
 
 香港に到着した日曜日に、 一時間観光 をした後に香港駐在員、同行社員と3人でトラムに乗って食事に出掛けた。銅鑼湾から乗り込み、行き先はハッピーバレーだ。ハッピーバレーは競馬場である。

ハッピーバレー行きのトラム信号待ちでは結構接近する。

内部



 ハッピーバレーのそばで食事をした後、ビクトリアピークに向かった。そこで飲み直した後、ピークトラムで山を下りた。 WIKIPEDIA によれば、全長1.3km、標高差363m、最大勾配27度である。 公式ホームページ によれば開業は1888年なので、トラムよりも早いということになる。ちなみにこの公式ホームページのトップページは実に美しいので、ぜひご覧いただきたい。
 下の写真は結構引いて撮ったつもりなのだが、入りきらずに上下が切れるというお粗末なアングルとなってしまった。

ピークトラム

 

 翌日、 スターフェリー・ハーバーツアー を終えた後、中環からホテルのある銅鑼湾までトラムで戻ることになった。

21時30分頃の中環

 中環から金鐘に行く途中にあるのが立法会のビルだ。

立法会のビル

 金鐘の手前にあるのが中銀大厦だ。なぜかこのビルは撮ってしまう。

中銀大厦

 実は、灣仔のあたりに思い出のビルが有る。当ホームページを作る契機となった 南アフリカ出張 はあるプロジェクトのためだったのだが、その際に小さな会社を香港に設立した。 出前一丁 のトラムを見て、香港の街中を激走したのも、この会社にて打合せが有ったためだ。プロジェクトが終了したため、その会社も整理した。それから7年4ヶ月の間、香港には一回も来る機会が無かった。
 
 トラムに乗った瞬間に、そのビルがトラムの線路沿いに有ったことを思い出した。進行方向右側にビルがあるのだが、中は結構混んでいて、僕は左側の一番前の席に座らざるを得なかった。
 灣仔を過ぎたあたりで、乗客越しに思い出のビルが見えた。ビルは外観がそれほど変わっていなかったため、すぐに見付かった。

 22時頃にホテルに着き、地下にあるバーで1人でビールを飲んだ。自分はこの7年4ヶ月の間、いったい何をしてきたのだろうか、と自問した。

地下のバー



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