このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

マカオ−7 マカオの世界遺産編(その1)

 2011年4月23日(土)。前日の グランド・リスボア での惨敗を振り払い、観光に出掛けた。

 マカオは、世界遺産の街だ。マカオ歴史市街地区は22の歴史的建造物と8か所の広場の全30か所から構成される。もちろん セナド広場 と民政総署も世界遺産である。一日あれば、全て歩いて回れる範囲内にあるのだが、残念ながら我々の観光時間は半日であった。

1.セナド広場2.民政総署

 宿泊していたホテル・リスボアから新馬路を歩いて10分足らずでセナド広場に着く。広場から出ている公民新市南街を入ってすぐの所にあるのが、三街会館(関帝廟)だ。旅名人ブックスによれば、会館の開設時期は不明ながら少なくとも300年以上は経過しているとのこと。1792年に修復したという記録が一番古いそうだ。

3.三街会館(関帝廟)

 三街会館からセナド広場に戻る。その一角に建つのが仁慈堂だ。創建は1569年。現在の建物は18世紀に建てられ、19世紀に改修されたとのこと。アジア最古の慈善団体とのことだ。2階は博物館になっている。

4.仁慈堂

 セナド広場から板樟街に入って5分ほどのところにあるのが大堂(カテドラル)と大堂前広場であり、両方世界遺産になっている。マカオ司教区が設立されたのは、1576年頃。この地に教会が建てられたとのこと。現在の建物は1937年の建設だ。

5.大堂前広場6.大堂

 大堂から徒歩数分のところにあるのが、盧家大家だ。1889年に建てられた、清朝時代の中国様式の建物だ。周囲はポルトガル風の建物ばかりであり、マカオの文化共存を示している。持主は盧華紹という貿易商で、マカオの賭博場を整理・集約する形で独占した人物とのことだ。

7.盧家大家

 盧家大家から歩いて数分で聖ドミニコ教会だ。ここの教会と、教会前広場が世界遺産になっている。ドミニコ会が1587年にメキシコ経由で派遣した宣教師が創建した教会とのこと。現在の教会は1828年に再建されたものだ。
 右下の写真を見れば分かる通り、民政総署が見える。つまり、直進すれば数分のところを30分以上かけて歩いたことになる。

8.聖ドミニコ教会9.教会前広場

 この聖ドミニコ教会から歩いて10分ほどで、セント・ポール天主堂跡だ。
 




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