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台湾−14 士林夜市編
野柳で自分でも予想以上に興奮して時間を費やしてしまったため、基隆を経由して台北に戻ってきたら19時を回っていた。しかし、ここで気を抜くわけにはいかない。今日は台北最後の夜である。この後は新光摩天展望台に昇り、士林夜市に行き、疲れをマッサージで癒し、最後は担仔麺で締めるという予定になっている。いつもながら、ハードスケジュールだ。
まず、台北駅から新光摩天展望台に行った。ビルの高さは244.15m、地上51階、地下7階という巨大さである。地下1階からエレベーターに乗って、46階の展望台まではわずか30秒である。展望台からの台北市街の夜景は絶景である、と言いたいところではあるが、横浜のランドマークタワーや東京ドームホテル最上階のバー、香港のビクトリアピーク、上海の 東方明珠塔 と比較すると、残念ながら絶景というほどではない。函館や神戸の夜景は見たことがないのだが、さらに綺麗なのだろうか?
台北は早く街が出来たため、古い中層ビルが多く残っており、超高層ビルというのは、ここ新光摩天展望台一つのみである。(国父紀念館のそばで建築中の高層ビルを見掛けた。)そのため、夜景を見たところで、他に目立つ建物があるわけではない。超高層ビル群や、タワーの一つでも建っていれば見応え有る夜景になると思うのだが。
新光摩天展望台はあっさりと下りて、士林夜市に向かう。MRTの剣潭駅から歩いてすぐのところに入口がある。隣の士林駅ではないので注意したい。メインストリートの大東路に入ったところ、人が多すぎて前に進めない。九フンの基山街も混雑していたが、それ以上である。下の写真を見れば分かると思うが、道路の真中で堂々と洋服を売っている屋台がある。このような屋台が交通を阻害しているのは明らかだが、これが夜市の味というものでもあり、文句を言うのはナンセンスというものだ。
ごった返す大東路
お腹も空いたところで屋台街で食事を取ろうと思ったが、その屋台街がなかなか見付からない。 前回 も苦労した記憶があったため、見過ごしたのかと思ったのだが、どうしても見付からない。諦めかけて駅に戻ったところ、駅の脇に屋台街が移設されているのを発見した。
屋台街 やはり、ごった返している。
中に入ってみたところ、やはり人でごった返していた。右側の写真だと暗く見えるかもしれないが、実際にはかなり明るい。ただ、区画整理がされてしまい、以前のようなごみごみした雰囲気がなくなってしまったような気がする。やや見にくいが、左側の写真の看板を見ると、「臨時」とのことなので、各店はまた夜市の中に戻るのだろう。あの雰囲気をもう一度味わいたいところだ。
屋台街で夕食を取った後、ウィンザー(温莎堡視廰理容名店)でマッサージを受け、担仔麺で有名な台南大胖担仔麺店に行ったところが閉まっていたので、別の店に行って牛肉麺で締めくくった。
1年半ぶりの台湾は台北に行く時間しかなかったが、十分満足行くものであった。まだまだ台湾には見所が残っているので、また訪問したいところだ。
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