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台湾−22 好記担仔麺編
饒河街観光夜市の観光が終わったのは20時30分頃だったと記憶している。さすがに空腹感を覚えたので、夕食を取ることにした。
以前 も書いたが、中華料理を一人で食べるのは難しい。前日は一点豪華主義を取ったが、この日はいろいろな種類を食べようと思った。このようなときは、麺類に限る。饒河街観光夜市からタクシーで中心地に戻り、好記担仔麺に向かった。好記担仔麺に目を付けたのは、昨年の旅行でのこと。 士林夜市 で夕食を取り、ウィンザーでマッサージを受けた後で歩き、牛肉麺を食べてからホテルに戻る途中で、好記担仔麺の看板を見付けたのだ。昨年は書かなかったが、そのときに思ったのだ。好記担仔麺の方が美味しそうだと。後悔先に立たずとはよくいったものだ。
好記担仔麺は長春路と吉林路の交差点にある。店の外観を撮り忘れてしまったのは恐縮だが、看板に店名が大書されているので、簡単に見付ける事が出来る。
好記担仔麺は料理を指差して注文する形式なので、台湾語が出来なくても大丈夫である。美味しそうなものを指差せばよいのだ。自分で好きなものを組み合わせることが出来るのが、この店のいいところだ。「美味しんぼ」で究極のスープとして紹介されている仏跳牆(僧侶も我慢できずに塀を跳び越えて食べに来るというスープ。)が有ったが、ここは泣く泣く断念した。僕が選んだのは以下の通りである。
① 担仔麺
② 魯肉飯
③ 海老の炒め物
④ 空心菜(コンシンサイ)の炒め物
⑤ 台湾ビール
右上 : 海老の炒め物
左中 : 香菜
中心 : 空心菜
右中 : フィンガーボウル
左下 : 魯肉飯
右下 : 担仔麺
台湾料理の薬味として使われる香菜だが、これを嫌う日本人は結構多い。確かに匂いが強いのだが、この味が好きになってしまうと外せない。今回、おばちゃんが担仔麺と魯肉飯を持ってきてくれたのだが、この香菜が少ないのが僕は不満であった。せっかく台湾まで来たのだからおいしく食べようと思い、香菜を指差して「もっとほしい。」と言ったところ、「あなたこれ嫌いか。」と言っておばちゃんは持って帰ろうとした。慌てておばちゃんの手を抑える。「香菜をもっと持ってきて欲しい。」という僕の思いが通じるのに店員3人を要した。写真の中に香菜だけが乗っている小皿が写っているのは、このような理由による。
さて、魯肉飯と担仔麺は日本でも食べることができるのだが、海老の炒め物は食べたことが無い。指が汚れるのも構わずに手づかみで殻を外し、そのまま口に入れる。食べ終わったらフィンガーボウルで指を洗うのをお忘れなく。それにしても、この料理を日本のどこかで食べることができないものだろうか。
ここの料理は、海老に限らず、どれも絶品であった。これぞ至福のとき。台北に来てよかった、と感じた瞬間であった。
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