このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


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. カラオケ恐怖症(その5)
 僕は、会社で、とある委員長という役職に就いている。別に出世が早まることもなく、給料が上がるわけでもない。そのくせ、責任は重いというのがこの役職の何とも言えないところだ。
 昨日(2001年11月17日)、当社の日本各地の委員が本社に集合した。東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の各支部で男女合わせて30人程度の大所帯である。日中はもちろん真面目に会議を行った。委員長として普段の10倍くらいしゃべった気がする。夜は当然懇親会だ。その後は当然二次会だ。二次会はやっぱりカラオケだった。
 委員長としては、やはり何か歌わねばなるまい。僕は苦悩した。しかも、元気のいい若手男性総合職がDA PUMPを歌い、女子社員が浜崎あゆみなどを歌っている。31歳にもなるとまるで付いて行けない。誰か70年代フォークでも歌ってくれないか、委員長は「昴」あたりを朗々と歌い上げるべきだろうか、などと思っていたとき、画面に衝撃的な文字が表示された。

☆☆☆ 次の曲は ガラスの十代 です ☆☆☆

 同期入社の男性が気を利かして僕のために選曲してくれたのだ。彼とは何回もこの歌をデュエットした仲である。 カラオケ恐怖症(その4) でも書いたとおり、この歌のポイントは3点である。
1. 諸星を意識して、ネクタイを頭に巻く。
2. 2番で画面に出ない「光」の方の歌詞を歌う。
3. 振りつけも踊ったほうがよい。ただし、バック転などの無理はすべきではない。

 31歳にもなって、頭にネクタイを巻いて、委員長として「ガラスの十代」を熱唱した。しかも、僕はその後酔いつぶれてしまい、人の歌も聴かずに熟睡する始末。こんな奴が委員長で本当によいのだろうか、と各委員は不安を覚えたかもしれない。

 さて、酒の失敗とともに歌の失敗も多い僕だが、過去に失敗した曲ワースト10をここに紹介したい。歌が苦手な方がこの表を見て、「そうか、この歌はやめたほうがいいのか。」というように何らかの参考になったり、「この歌なら俺でも歌えるぞ。何だ、俺より下手な人がいるのか。」というように勇気付けられたりしたら、この表を作った意義があるというものだ。

順位歌手曲目コメント
X−JapanEndless Rainタイ人とカラオケに行ったときの会話。
「Do you know some Japanese singer?」
「Oh, X−Japan, please.」
質問した私が馬鹿でした。
光GENJIガラスの十代 カラオケ恐怖症(その4) 参照。
ただし、ウケたことも多い。
John LennonStarting Over赤坂の韓国パブで歌ったら、韓国人ホステスに「あなたこの歌やめたほうがいい。」と言われた。
NOA今を抱きしめて東南アジア出張でのデュエットと言えばこの曲。アジアのホステスはだいたい歌える。僕は歌えない。
サザンオールスターズMiss Brand−New Day カラオケ恐怖症(その2) 参照。サザンの曲を桑田佳祐以外の人が歌うのは禁止すべきである、と言うのが僕の持論。
子門 真人およげ!たいやきくん会社に入って最初のカラオケで、なぜかリクエストされた曲。ためしに歌ってみたら全然音程が合わなかった。
BeatlesHelp!僕が音程を外しても、誰もヘルプしてくれなかった。
ミスター・チルドレンシーソーゲームやはり無理をすべきではない、と歌い終わった後しみじみ思った。
槙原 敬之もう恋なんてしないもうこの歌なんて歌わない。
10藤谷 美和子と誰かデュエット曲(何でしたっけ?)何年か前、新人歓迎会で、新人女子社員にデュエット相手に指名されて歌った曲。その後彼女は二度と僕と歌おうとしない。


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