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23. 小沢一郎と毛沢東の比較論
2006年4月8日(金)、民主党代表戦で小沢一郎が菅直人を破り、民主党の党首に就任することとなった。ここで小沢一郎の経歴を確認してみたい。
1969 初当選 1989 自民党幹事長就任 1993 自民党を離党。新生党を結成し、細川政権を樹立。 1994 村山政権の成立により、野党に。新進党結成。 1997 新進党解党。 1998 自由党結成。 1999 自民党と自自連立政権を組み、与党に。 2000 連立から離脱。 2003 民主党と合併。
所属政党が、自民党→新生党→新進党→自由党→民主党となっている。自民党のいわゆる55年体制を壊し、新進党を壊した。2000年4月1日には自自連立政権から離脱し、そのためか翌日の4月2日に小渕首相が脳梗塞で倒れ、帰らぬ人となった。このとき、僕はちょうど南アフリカ出張中であり、出張先でYahoo!のニュースを読んだのを覚えている。
その後、小沢一郎は自由党も壊して、民主党の党首となった。民主党も壊してしまうのか、気になるところである。
小沢一郎はやはり「壊し屋」のイメージが強いが、世界に目を向ければ、もっとスケールの大きい「壊し屋」がいる。それは毛沢東である。ここで毛沢東の経歴も確認してみたい。
1921 共産党結成 1949 中華人民共和国建国。 1957 反右派闘争で、知識人50万人を投獄。 1958 大躍進政策の失敗で2,000万人以上が餓死。
責任を取って国家主席を辞任。1960 中ソ国境紛争。 1966 文化大革命勃発。死者は数百万人とも数千万人とも言われる。 1972 ニクソン訪中。日中国交正常化。 1976 死去。文化大革命終結。
見よ、このスケールの大きさを。自分が作った国を革命で倒そうというのだから恐ろしい。自分の国のみならず、 ポル=ポト にも影響を与え、カンボジアを破壊している。
さて、毛沢東は、あるアニメキャラと思想および行動が似ているのだが、皆様はお分かりになるだろうか。
その1がドラえもんのジャイアンである。毛沢東が音痴かどうかは知らないが、あの傍若無人なふるまい、暴力的な態度は類似していると思われる。
しかし、ジャイアンよりもさらに毛沢東と思想が似ているアニメキャラがいる。
それは、バカボンのパパである。皆様、 バカボンのパパ の決め台詞を思い出して欲しい。
「これでいいのだ。」
主題歌の歌詞にも使われている、このフレーズ。判断に理屈は無い。周囲の意見に耳を傾けたりしない。自分の意見が常に正しいというその信念にゆらぎはない。はっきりと断言する決断力には、ある種の爽快感を覚える。何を言っているのかわからない政治家よりもよっぽどましではないか。
小沢一郎には、決断力と実行力を発揮し、日本に二大政党制が根付くよう頑張って欲しい。もし失敗した場合、民主党は崩壊するであろう。
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