TOYOHASHI SHIDEN
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旭川より車両導入

北の国より新入り車両
 戦後、豊橋市電は横浜市電に似せて明るいブルーの

時代があった。短期間ではあったが、豊鉄「青の時代」

として印象深い。昭和24年中学生だった私は、見なれ

ぬ車体を発見し胸がおどった。車両増強のため北海道

旭川市街軌道より購入した大形半綱製単車だった。

 豊鉄OBの大場仁雄さんがこんなエピソードを語っ

てくれた。車両は増やしたいが、新車を購入すること

ができない。その頃旭川市街軌道株式会社が路線縦少

により余った車両が多数出たため、4両買う.ことにな

り、国鉄貨車に積んで運んだ。途中国鉄労組の職場放

棄戦術や、台風などのため一時行方不明になり大騒ぎ

したが、国鉄大宮操車場でやっと見つけ出し、昭和23

年9月20日に豊橋駅までやって来た。旅の疲れで全面

赤サビの車体を丹誠こめて修復した。単車ながら幅も

広く、大きな窓明るい車内は収容力もあり、団体用と

して重宝がられた。

 前後に一本づつのポールと角ばった車体は、鉄道フ

ァン注目の的だった。新入り車両を200形とした。


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伊奈彦定のイラストでつづる車両たち | 豊橋鉄道市内線の軌道変遷略図 | 伊奈 彦定

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