TOYOHASHI SHIDEN
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

赤い屋根の豊橋駅

全国初の民衆駅誕生
 終戦直後の豊橋駅は一日約4万人の乗降客があった

が、焼け残った三角形の駅の壁は、戦災の悪夢を思い

川させることもあって、駅再建の声が出されていた。

駅復興期成同盟会は運輸省豊橋市民との共同出資に

よる民衆駅というかって例をみないユニークな案を提

出した。再建の他にも、用地の整備拡張、貨物専用駅

の新設、柳生川運河線貨物引込線などを関係筋へ陳情

した。その結果総工費の70%を地元で負担という全国

初の民衆駅となり昭和25年3月30日に竣工した。赤い

屋根とクリーム色の駅舎は、人々の心にも明るく映え、

大時計の下は恋人同志の約束場所や学生チームの集合

場所として親しまれた。

 昭和28年7月、浜松、名古屋間の電化が完成し特急

「はと」が停車するようになり、今日の新幹線停車駅

への入きな布石となった。昭和29年3月、創業30周年

記念を迎えた豊橋交通は、「記念乗車券」を発行、同年

7月社名を豊橋鉄道株式会社とした。

 かくして市電の似合う駅前風景は誕生した。


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伊奈彦定のイラストでつづる車両たち | 豊橋鉄道市内線の軌道変遷略図 | 伊奈 彦定

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