TOYOHASHI SHIDEN
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

三八市のにぎわいと市電

市電の親しみ
 路面電車の親しみは町中に溶け込んだ庶民性にある。

買い物、映画見物、銭湯など大正から昭和初期にかけ

ての一連の風物詩の中を走ってきた。そんな中にあっ

て今も残る風物詩として「朝市」がある。前畑電停か

ら5分ほど歩くと「三八市」だ。三と八のつく日に開

かれる。新川電停のほど近くでは「四九市」がある。

近隣の農家が収穫したての季節の果物や野菜、花な

どを売る。衣料品や日用品などの店も並ぶ露店だ。そ

の人々の向こうに一瞬市電が見える。

 昭和40年代は買い物客であふれ、市電を利用する人

々も多かったが、今は近くの常連ばかりになった。市

電も町の変遷と共にその生き方を変えていく。明治23

年、第3回内国勧業博覧会が東京上野で開かれ、この

時、東京電灯会社がアメリカからの車両2両を会場で

走らせたのがきっかけとなり、明治28年、京都にわが

国最初の路面電車が開設された。名古屋が明治31年、

東京が明治33年である。親しまれる庶民の足としての

「市電」の歴史は古い。


NEXT
伊奈彦定のイラストでつづる車両たち | 豊橋鉄道市内線の軌道変遷略図 | 伊奈 彦定

HOME


とよはし市電を愛する会
www.toyohasisiden.com

とよはし市電を愛する会
© 1997 Hikosada Ina and Amita Internet. All rights reserved.
Republication and redissemination is expressly prohibited without
the prior written consent of the author and artist, Hikosada Ina.
Copyright 2008-2009 Toyohashi Shiden wo Aisurukai , Kazuhiko NAKANO & Kaz Laboratory All Rights reserved.

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください