川線の車両2両がおめみえした。市民にとってクリス

マスプレゼントという感じであった。

　夏に東京より購入一晩がかりでトレーラーで輸送、

さっそく改造修理にとりかかった。軌道幅も異なるの

で台車の改造、乗降口の改造、冷房化など約4.5ケ月

かけて乗りやすく美しい車体にした。全て含めて費用

は一両あたり2000万円ほどかかったとのことである。

12月24日午前10時の発車式には、市長はじめ多数の来

賓を迎えてテープカットが行われた。豊橋少年少女合

唱団による「電車唱歌(都電の歌)」と「豊橋市電唱

歌」が式を盛り上げた。

　この車両はスマートなため、当初都電のカラーのま

まのデザインであったが、一般公募デザインで1位に

なった水谷由美さんの「メリーゴーラウンド」を描い

て走ったり、最近では楽しく美しい広告をというスポ

ンサーのポリシーのもと、カラフルで子どもたちのア

イドルになるような市電に生まれかわっている。