このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シニアのためのアンダルシア地方 

ハエンのオリーブ、コルドバのひまわり、地中海の白い村・・・
いずれもがアンダルシアの代名詞、

アンダルシアに吹く「地中海のそよ風」はアンダルシア通を魅了します !!



写真はハエン県のオリーブ畑、視界の限り延々と広がり、背景にはカソルラ、セグラ山脈が遠望。

◇アンダルシア地方各県ごとのご案内は 下欄からアクセス

アンダルシア地方の概説


[地名由来]

 アンダルシアとは「ヴァンダル族の地」という意。ヴァンダル族とはゲルマンの一族でヨーロッパ北方に居住し、古代ローマ帝国の弱体化につれ、最初にイベリア半島にまで南下してきた部族です。一時この地に住み着きましたが、後に南下してきた西ゴート族に押し出され、アフリカに渡っていったとのことです。
[面積] 87,268k㎡
[人口] 約 644万人

[地理・気候]
 スペイン17州のうち面積は2番目、人口が第一番のアンダルシア地方です。イベリア半島の最南端に位置し、ヨーロッパで最もアフリカ大陸に近い地方。半島中央部を覆うメセタ大高原南縁が陥没した低地地方で、地中海との境界にはベティカ山脈が障壁をなしています。
 この山脈南側の帯状海岸地帯がアンダルシア地方の太陽海岸(コスタ・デル・ソル)で、旧来の港町、マラガなどに加え、新興リゾート地マルベーリャなどが急激な勢いで開発され続けています。アンダルシア地方の観光の目玉のひとつ、白い村の多くはベティカ山脈の南山麓、太陽海岸側に点在し、斜面に群がる石灰の白壁が地中海の陽光に映えます。
 山脈の北側にはカソルラ山脈を源流とするグアダルキビル川(※)が西方の大西洋方面へ向かい横断しております。その流水の堆積土によって形成されたのが肥沃でなだらかなアンダルシア平野、カンピーニャです。グアダルキビル川の歴史的重要性はセビリアが近世ヨーロッパの代表的積出港であったこと、中世イスラム支配時代には、さらに上流の遡ったところにあるコルドバが、イスラム西カリフ王朝の首都であったことからもうかがうことができます。
 アンダルシア平野の気候はスペインのフライパンと呼ばれ、夏の直射日光下の気温は45℃にも昇る過酷な乾燥地帯です。アンダルシア地方の重要な観光資源であるフラメンコ・闘牛などに象徴されるこの地方の特異性は、この過酷な気候とヨーロッパとアフリカの境界に位置するという地形的条件に負っています。

※「グアダルキビル」とはアラブの言葉で「偉大なる川」の意味、8世紀から15世紀にこの地を支配していた砂漠の民イスラム教徒にとって、このとうとうと流れる大きな川は、まさに偉大なるグアディ(川)であったようです。

[歴史・文化]
 上述のようにアンダルシア地方を特異にしているのは、ヨーロッパのキリスト教文化圏と北アフリカのイスラム圏の中間に位置している地理的要件によります。8世紀から15世までイスラム教王国の支配下にあったため、建築のみならず、農業、人種、言語、生活習慣など多方面にわたってイスラムの影響が残されています。世界中から観光客を集めているコルドバ、グラナダの観光資源の大半はイスラム建築によるもの。
 近世に入り、キリスト教支配の復活(アラゴン王国フェルナンド王とカスティーリャ王国イサベル女王の結婚による共同統治))と時を同じくして、コロンブスが新大陸航路を発見、莫大な富をスペイン本国に持ち帰るようになりましたが、その積み下ろし港としてセビリアがヨーロッパで最も繁栄する都市に躍進することになりました。その繁栄ぶりは歴史的建築、街並みだけでなく、ドン・ファンやカルメンなどの小説やオペラなどによってもうかがい知るこができます。

[観光のポイント]
 アンダルシア地方の観光地はアルプハラス、ロンダ近辺の白い村巡り、冬でも比較的暖かい太陽海岸でのリゾート、イスラム教とリスト教文が融合したコルドバセビリアグラナダの観光都市、エンターテイメントとしてはフラメンコ、闘牛など。日本人にはあまり知られていないが春の山地風景も緑と花に満たされて、驚くほど美しいアンダルシア地方です。

アンダルシア地方の古都や小さな町をご紹介

 〜各県ごとの概説からそれぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます〜    
☆☆☆セビリア県 県都セビリアはスペインの代表的観光都市。
  ☆☆☆セビリア(県都)   ☆☆カルモナ   ☆ドニャーナ国立公園   ☆オスナ


☆☆☆コルドバ県 パティオとメスキータのコルドバ市(県都)が魅力。 
  ☆☆☆コルドバ(県都)   ☆メディナ・アサハラ   ☆アルモドバル

☆☆☆グラナダ県
グラナダのアルハンブラ宮殿とアルプハラスの白い村などが見もの。  
   ☆☆☆クラナダ(県都)   ☆☆ラス・アルプハラス   ロハ


☆ハエン県  広大なオリーブ畑、ウベダ、バエサのルネサンス建築も。
   ☆☆ハエン(県都)   ☆カソルラ   ☆☆ウベダ   ☆☆バエサ


☆☆マラガ県  太陽海岸とミハス、ロンダ、春の景色も隠れた魅力。
  ☆☆マラガ(県都)   ☆☆ミハス   ☆☆☆ロンダ   ☆アンテケラ   ☆☆ネルハ   ☆☆マルベーリャ   ☆フエンヒローラ            
  ☆プエルトバヌス   ☆ベナルマデナ   ☆トレモリノス

☆カディス県   グアダルキビル河口域と白い村巡りなどが楽しめます。
  ☆カディス(県都) ☆☆へレス・デ・ラ・ フロンテーラ   ☆☆アルコス・デ・ラ・フロンテーラ     ☆☆ グラサレーマ   アルへシラス
  ☆サンルーカル・デ・バルメーダ(ドニャーナ国立公園)  


ウエルバ県  将来のリゾート海岸候補地。

アルメリア県
 最もアフリカに近い乾燥気候の県。
アンダルシア地方(太陽海岸) 2006年12月8日の天気予報
晴れから小雨へと変わりやすい天気 最高17度 / 最低13度
シニアが味わうスペインの旅
アンダルシア地方の古都と小さな街

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