このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


涼しさや直に野松の枝の形

出典は 『笈日記』 (支考編)。

 元禄7年(1694年)閏5月11日、伊賀上野の雪芝亭で巻かれた歌仙の発句。

○此句ハ閏五月十一日ノ夜、雪芝庵ニ遊テ、庭ノ松ノ物好モナク植タルヲ(興ジラレ)シ也。かせん有。


  『芭蕉翁繪詞傳』 に「伊賀の雪芝が許におはせし時、庭に松植ゑさせけるを」とある。

 広岡雪芝は伊賀上野の人。通称は七郎右衛門。酒造業を営む。屋号は山田屋。別号「野松亭」は、この句による。

一 伊賀上野町山田屋市兵衛俳名雪芝 と云者有。是ハ翁の従弟にて、おりおり爰に居られし由。庭に手植の松あり。其時翁

涼しさや直に野松の枝の形
   はせを

如斯句興有故、今人是を野松と云。当時雪芝三代目俳名呉川、今其句軸となりて呉川か家珍とす。

『芭蕉翁正伝』 (竹二坊著)

群馬県片品村の 白根魚苑 、伊勢崎市の 国道354号沿い

 沼田市の 神明社 、高崎市の 群馬変電所東

神奈川県秦野市の 國榮稲荷神社 、寒川町の元 広田医院

長野県佐久市の 旧中山道沿い

新潟県新潟市の 松野尾角田山登山路 に句碑がある。

白根魚苑の句碑
   
神明社の句碑
   
群馬変電所東の句碑

   

   


國榮稲荷神社の句碑
   
元広田医院の句碑

   


旧中山道沿いの句碑



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