このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


行春にわかの浦にて追付たり

出典は 『笈の小文』

貞亨5年(1688年)3月、芭蕉45歳の句。

   ゆく春に和哥の浦にて追付たり

「春は根に鳥ハ古巣にかへるなり春のとまりやいつく成らん」この歌を轉したるへし。誠に和哥の浦は山色遠含空海先見日の膽望にして、玉津嶋の端籬清く春を惜むへきの地なり。されは追付たりのことはちからありて、浦山の風色に光をもたせたる所妙といふへし


東京都青梅市の 金刀比羅神社

和歌山県和歌山市の 紀三井寺和歌の浦 に句碑がある。

  『諸国翁墳記』 に「行春塚 紀州名艸郡紀三井山 桃花門中建 行春を和歌の浦にて追付たり」とある。

金刀比羅神社の句碑


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