このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

連句碑


「どこまでも」の連句碑

水相にたり三またの夏

岐阜市折立に地蔵寺という寺がある。


地蔵寺境内に「どこまでも」の連句碑がある。


どこまでも武蔵野の月影涼し
   寸木

水相にたり三またの夏
   芭蕉

 貞亨5年(1688年)6月17日、芭蕉は 荷兮越人 、落梧らと黒野の神山寸木を訪れて連句。表6句のうち、立句と脇句である。

どこまでも武蔵野の月影涼し
   寸木

 水相にたり三またの夏
   芭蕉

海老喰ひにむれゐる鳥の名を問て
   荷兮

 ゑぼし着ぬ日のさらに楽也
   越人

懐を明てうけたる山ざくら
   落梧

 蝶狂ひ落欄干のまへ
   秋芳

元文元年(1736年)6月、二春建立。

岐阜県で最も古い芭蕉の句碑であろう。

二春は神山寸木の長男正孝。

昭和39年(1964年)に発見され、翌年現在地に移された。

寸木の句
  亡人
二親のきれほど梅に悔けり
   寸木


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