このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
海士の屋は小海老にましるいとゝかな
横須賀市
長井の民家
で荒井観音堂にも芭蕉の句碑があると聞いて、行ってみた。
石段を上がると、蘇鉄に隠れて荒井観音堂があった。
鈴木山長慶寺荒井観音堂
三浦三十三観音第31番札所だそうだ。
観音堂の手前左に芭蕉の句碑があった。
海士の屋は小海老にましるいとゝかな
出典は
『猿蓑』
(去来・凡兆共編)。
元禄3年(1690年)9月、近江堅田の
本福寺
で詠まれた句。芭蕉47歳の時である。
本福寺第十一世住職は芭蕉の弟子三上千那。
千那は貞亨2年(1685年)春、芭蕉
『野ざらし紀行』
の旅の途次入門。
「いとど」は昆虫カマドウマの別名。羽根がないので鳴かない。エビコオロギ。
寛政5年(1793年)9月、芭蕉百回忌に潮声窟呉雪建立。
呉雪は三浦郡長井村の人。鈴木氏。通称丈吉。諱は重奉。別号笠窓。
文政8年(1825年)10月6日、歿。享年64才。
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