このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


市人にいて是うらむ雪の笠

館林市代官町の民家に芭蕉の句碑があるというので、探してみた。


道を隔てると代宿町で紛らわしいが、何とか探し当てた。


上に富士の絵が描かれていて、「一徳」と書かれている。

先祖に「一徳」という富士講の先達がいたそうだ。

その下に「角行霊神・食行霊神」とある。

角行は長谷川角行東覚、富士講の開祖。

食行は伊藤食行身禄、富士講中興の祖。

碑の裏に芭蕉の句が刻まれている。

市人にいて是うらん雪の笠

出典は 『三冊子』

貞亨元年(1684年)、抱月亭の発句である。

『野ざらし紀行』 に「市人よ此笠うらふ雪の傘」とある。

『笈日記』 (支考編)に「市人にいで是うらん笠の雪」とある。

館林市には他に3基の芭蕉句碑があるが、民家にあるのはこれだけである。

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