このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
観音のいらか見やりつ華の雲
高岡市戸出町に永安寺という寺がある。
海雲山永安寺
曹洞宗
の寺である。
本尊は千手観世音菩薩。
永安寺に甍塚があった。
観音のいらか見やりつ華の雲
出典は『末若葉』(
其角
編)。
貞亨3年(1686年)、芭蕉43歳の時の句。
芭蕉が病気で深川の
芭蕉庵
に寝ていた時に作ったという。
宝暦年中(1751〜63)、尾崎康工が町川の土堤に甍塚建立。
尾崎康工
は戸出村の俳人。別号八椿舎。近江の
義仲寺
に滞在した。晩年は故郷の戸出村に戻り六壁庵を結んだ。
宝暦14年(1764年)5月、
『
俳諧
百一集』
上梓。
安永8年(1779年)3月6日、79歳で没。
昭和24年(1949年)、国道156号線の拡張工事で永安寺境内に移建。
昭和33年(1958年)11月24日、戸出町文化財に指定。
昭和41年(1966年)2月10日、戸出町は高岡市に編入合併。
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