このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
「芭蕉句碑」
はかれたる身にはきぬたのひゝき哉
日野町別所の国道307号沿いにレストラン「芭蕉」がある。
レストラン「芭蕉」の先に忠魂碑がある。
忠魂碑の手前に「芭蕉」の句碑があった。
はかれたる身にはきぬたのひゝき哉
出典は
『芭蕉盥』
。
擣 衣
あふみ路を通り侍る比、日野山の
ほとりにて、胡麻といふものに上
の絹とられて
剥れたる身には砧のひゞきかな
翁
天明7年(1787年)、
『半化坊発句集』
刊。
神無月廿日あまり、故翁の湖東行
脚の跡を慕ひ、日野山の辺を過る
に、剥れたる身には砧の響哉 と
聞へ
(え)
しも今はむかしにて、目出
度御代のしるしなるにや。山も岡と
なり、林も畑とかはりて、しら波
の煩ひもなき折から、紫英亭にい
たりて、暫く時雨をはらす。
剥れざる身に冬しらぬ舎り哉
天明8年(1788年)冬、建立。
『
俳諧
一葉集』
は「寛文延寶天和年中」とするが、
存疑
句である。
以前はレストラン「芭蕉」の前にあったが、道路の拡張で現在地に移転した。
「芭蕉句碑」
に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください