このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


父母のしきりに戀し雉子の聲

沼田市上発知町に迦葉山がある。


迦葉山山門


山門の先に赤い欄干の橋がある。


橋を渡ると、左手に芭蕉の句碑があった。


父母のしきりに戀し雉子の聲

出典は 『笈の小文』

貞亨5年(1688年)春、芭蕉が 杜国 と高野山を訪れて詠んだ句。

 元禄元年芭蕉が高野山での吟。霊山というところにちなんでか、今は沼田市に入った迦葉山の亀石坂にある。一碑参道の並木は伐られる道は崩されるでお山は戦争のような騒ぎ、坊さんあぶないからそっちへ退いてナとつき飛ばされて、危うく材木の陰に避難したが、今もって谷川の方を向いたままじっと考え込んでいるから、まともからでは虫眼鏡で捜してもわからない存在。径二尺厚さ六寸の丸盆を立てたかっこう。“母樹林のしきりに恋し樹々の聲”

『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)

貞享5年(1688年)9月30日、元禄に改元。

『はせをつか』 (楓幻亜編)に収録されている。

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