このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
すゝしさは指圖に見ゆるすまひかな
栃木市万町の蔵の街大通り(旧日光例弊使街道)沿いに好古壱番館がある。
好古壱番館
呉服店を改装した手打蕎麦屋。
敷地内には蔵を改造した博物館
「あだち好古館」
がある。
入館料は400円。館内は撮影禁止。
「あだち好古館」奥庭の木陰に芭蕉の句碑があった。
すゝしさは指圖に見ゆるすまひかな
出典は
『笈日記』
(尾張部)。
「
閑居をおもひ立ける人のもとに行て
」と前書きがある。
「
閑居をおもひ立ける人
」は名古屋の門人
岡田野水
。「指圖」は設計。
元禄7年(1694年)、芭蕉51歳の句。
野水隠居所支度の折ふし
涼しさを飛騨の工が指図かな
涼しさの指図に見ゆる住まゐかな
句作二色之内、越人相談候而住居の方をとり申候。飛騨のたくみまさり可申候[哉]。
杉山杉風
宛書簡(元禄7年閏5月21日)
野水閑居をおもひ立けるに
涼しさは柱にミゆる住ゐ哉
涼しさを飛騨の内匠かさし圖哉
此兩句之内いつれに決したるか
『蕉翁句集』
(土芳編)
晃南石江山書。
芭蕉の句碑
に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください