このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
長嘯の墓も廻るか鉢敲
富山市梅沢町に真興寺という寺がある。
花岡山真興寺
高野山真言宗
の寺である。
山門を入ると、左手に芭蕉の句碑があった。
先師芭蕉翁之塚
長嘯の墓も廻るか鉢敲
出典は
『いつを昔』
(其角編)
元禄2年(1689年)12月24日、芭蕉は去来と
落柿舎
で鉢叩きを聞く。
長嘯は豊臣秀吉の正室ねねの甥、小浜城主木下若狭守勝俊。
鉢敲は鉦や瓢箪を叩き、念仏や和讃を唱え、念仏踊りを行なって、布施を求めること。冬の季語。
『諸国翁墳記』
に「
廻 塚 越中富山
ニ
アリ 連中建
」とある。
『富山市の文学碑と拓本』には「宝暦(1751)以前の建立といわれ、越中最古の芭蕉句碑である。」とある。
氷見市教育委員会は氷見市常願寺の
有磯塚
を「県内の芭蕉の関係碑としては最も古いもの」とする。
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