このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
猶見たし花に明行神のかほ
七尾市田鶴浜町に住吉神社がある。
住吉神社
御祭神は表筒男命・中筒男命・底筒男命・迦具土神。
本社はその創祀年代詳かならざるも治承年間の創祀なりと云う。天正7年長連龍能登半郡の領主として当地に移住するに及んで附近村落の中心地となって繁栄するに至った。
社殿の手前左手に芭蕉の句碑があった。
猶見たし花に明行神のかほ
出典は
『笈の小文』
。「
葛城山
」と前書きがある。
貞亨5年(1688年)の句。
『泊船集』
には以下のように詞書がある。
やまとの國を行脚して葛城山のふもとを過るによめの花はさかりにて峯々はかすみわたりたる明ほのゝけしきいとゝ艶なるに彼の神のみかたちあしゝと人の口さかなく世にいひつたへ侍れは
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