このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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牧水歌碑

名古屋市立宮中学校
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名古屋市熱田区白鳥町に名古屋市立宮中学校がある。


宮中学校の校門を入ると、右の木立の中に牧水の歌碑があった。


うす紅に葉はいち早く萌えいでて咲かむとすなり山ざくら花

出典は第14歌集『山桜の歌』。

大正11年(1922年)、湯ヶ島温泉で詠まれた歌である。

山ざくら

三月末より四月初めにかけ天城山の北麓なる湯ヶ島温泉に遊ぶ。附近の渓より山に山桜甚だ多し、日毎に詠みいでたるを此処にまとめつ

うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花

昭和11年(1936年)、建立。

 延岡市 城山公園 の「なつかしき城山の鐘」の歌碑に次いで、全国で4番目の 牧水碑 である。

牧水歌碑と宮中学校

 牧水は、明治41年(1908年)以後、この地にあった法持寺(月笑軒)を数回訪れ、短歌会にも出席した。

 その縁により、牧水亡きあと、昭和11年に門人たちの手によって、牧水自筆の書を転写して、この歌碑が建てられた。昭和20年(1945年)の熱田空襲により同寺は全焼したが、奇跡的にもこの碑は焼け残り、戦後、本校の開校に伴い、現在地に移された。

 なお、この歌は本校校歌の中によみこまれている。

宮中学校の運動場付近に 芭蕉の句碑 があった。


何とはなしに何やら床し菫草

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